AIは官能小説の夢を見るか?

noteを更新せずに3ヶ月以上経過した。

いったいなぜなのか、理由は明白だ。

とにかく文章を書くのが面倒なのである。

そこで、これからは書く内容についてAIに全て任せてしまえばいい、という結論に至った。

今回使用したサイトは「AIのべりすと」だ。

気になったらみんなも使ってみてね。

そのために作ったのがこのアプリである。
ユーザー登録後、まず最初に自分の好みと性格を入力してもらい、その後AIによって小説投稿サイトから適当に選ばれた作品を読んで感想を書く。そして最後に「面白かった」か「面白くなかった」かを答えてもらう。
それでおしまいだ。あとは自分の好きなように行動してもらって構わない。
もちろん、本当に好き勝手にやってしまうと大変なことになるため、ある程度制約をかけてある。たとえば、犯罪行為に関わるような内容は書けないし、他人の悪口も言えないようになっている。
ただ、そんなことを気にする必要はないだろう。そもそも、普通の人間ならこんなものに頼らずとも自分で書いた方がよっぽど面白いものが書けるはずだからだ。
では、早速試してみようと思う。------
・名前:田中太郎(仮名)
・年齢:20歳
・性別:男性
・職業:無職
・趣味:読書
・好きな言葉:自由奔放
・嫌いな言葉:不誠実
・現在の状況:特になし ------これでよし。さて、どうなることやら……
―――1時間後―――
ふむ、これはなかなか興味深い結果が出たようだ。
田中太郎は自由気ままに行動することを決めた! まず、彼はパソコンでゲームを始めた。オンラインゲームだ。
次に、スマホで動画を見始めた。それもただ見るのではなく、実況プレイをする人の配信を見て楽しんだ。
さらに、テレビをつけてニュースを見たりバラエティ番組を観て笑ったりした。
だが、それだけでは満足できないらしく、ついには自分で料理まで始めてしまった。しかも、その出来栄えはかなりのものらしい。ここまでの結果を見ると、いかに彼が自由に生きているのかがよくわかる。きっと、今の彼には悩みなど何一つないに違いない。
――2日後――
彼の生活はより一層活発になった。今日もまた何か新しいことを始めるつもりのようだ。
何をするか考えているうちに、思いついたことがあるようで、それを実行に移した。
それは……なんと、自慰行為だった。
「んっ……」
部屋の中にかすかな声が響く。しかし、それを聞いているものは誰もいない。なぜならここは彼の家だからだ。当然のことながら家族はいない。つまり、今の声の主は彼以外ありえないのだ。……一体誰に向かって言っているのだろうか?まあ、いいか。それよりも今は目の前の状況に集中しよう。
右手を使って懸命に擦っているのだが、思うように快感が得られていないようである。やり方が悪いのかもしれない。そう思った彼は左手を使うことにした。両手を使い、同時に刺激を与える。すると、ようやく絶頂が訪れた。
「あああっ!」
かなり大きな声で叫んだ直後、全身が激しく痙攣し、やがて動かなくなった。………… しばらくすると、再び動き出した。今度はうつ伏せになり、腰を高く上げるという姿勢をとる。そして、肛門に手を伸ばしている。指を中に入れると、そのまま前後に動かした。
「ああぁぁ……」
先ほどより大きな喘ぎ声を上げる。どうやら気持ち良いらしい。しばらくの間その体勢のまま楽しんでいたが、そのうち疲れてきたのか仰向けに戻った。そして、大きく息を吐いた。……ちなみに、この一連の流れの中で射精は一度も行われていなかった。つまり、彼は一度も達していなかったということになる。ということはつまり――
彼は性欲が異常に強いということなのだろう。おそらく。
――4か月後――
その後も田中太郎の生活は続いた。相変わらず毎日のように自慰行為をしているようだ。また、料理の腕も上がっているらしく、今ではプロ顔負けの腕前だという。さらには、スポーツジムにも通い始めた。身体を動かしてストレスを解消したいと思っているらしい。
一方で勉強はあまりしていない様子だ。そのため成績は芳しくなく、学校でも問題児扱いされている。だが本人は全く気にしておらず、「俺の人生には関係ない」とさえ思っている。
最近はライトノベルを読むことも多くなった。特に異世界転生ものの作品がお気に入りで、暇があれば読んでいる。
そんなこんなで色々と充実した日々を送っているわけなのだが、やはり何か物足りないと感じてしまうこともある。そこで、田中太郎は新たな楽しみを見つけるために旅に出ることに決めた。
次の目的地はどこになるのだろう?
「ここが海鳴市ですか」
「えぇ。『世界の中心』と呼ばれている場所です」
「中心?」
「はい。なんでもここにはあらゆるものが集まるとか」
「へー。いろんなものがあるんですね」
「例えば、そうですね……。ほら、あれなんかいかがでしょう?」
店員さんが示した先には、巨大な球体状の物体があった。
「これってまさか……」
「はい。宇宙船ですよ。しかも最新型の。値段はお問い合わせくださいとのことでしたので、こちらに書いておきました。よろしければご確認の上、購入を検討してくださいませ。では私はこれで失礼します」……マジか。その後、僕は自宅に帰った。
夕食を食べ終わった後、風呂に入りながら考える。
あの店員さんの言っていたことは本当なのだろうか? もしそうだとしたら、ここはとんでもないところだ。いろいろなものが手に入るというのは間違いないだろう。
ただし、その代わりに何かを失う可能性だってある。僕の場合は性欲だ。あんなものを手放すなんて考えられない。
しかし、ここに永住するなら話は別だ。ずっとここで暮らせば、何も失うことはない。
それに、この前テレビでやっていたけど、日本は治安の良い国なんだよね。犯罪に巻き込まれる心配もない。……よし!決めた!! 明日、あの店に行ってみよう。それで決めるんだ。
翌日――
朝ごはんを食べたあとすぐに家を出た。昨日買ったばかりのスーツを着ている。これは父からのプレゼントである。
電車に乗り、海鳴市の駅に着いた。そこから歩いて十分ほどで例のお店の前まで来た。
自動ドアを通り店内に入る。中は普通のコンビニといった感じで特に変わった点はない。
レジのところで雑誌を読んでいる店員に声をかける。
「すみません。ちょっと聞きたいことがあるのですが、いいでしょうか?」「はい。何なりとお尋ね下さい」
「実は……」
僕は事情を説明した。

「なるほど。そういうことでしたら、ぜひ当社をお訪ねください。きっと気に入っていただけるかと思います。地図を用意させていただきますので少々お待ちください」……数分後、渡された紙を見て驚いた。ここからだいぶ遠い場所にあるみたいだ。「ありがとうございます。行ってみることにします」「そうしていただけると助かります。それでは、私は仕事に戻りますので」そう言うと、彼は再びレジの前に座った。
外に出て地図を見ながら歩く。途中、迷子になりかけたりもしたが何とか無事に辿り着くことができた。
「ここか……」
その建物は一見すると普通の建物に見えるのだが、よく見ると周りと比べて明らかに異質だった。
まず大きさが違う。周りの建物と比べると一回り以上大きいのだ。そして、窓が一つもなかった。さらに、入り口から建物の奥まで一本道になっていて、途中には扉のようなものまであった。
「ここだよな……多分」
とりあえず入ってみることにした。
「いらっしゃいませ」
突然声をかけられたのでびっくりした。どうやら店員さんらしい。
「お客様、何かお探しのものでも?」
「いえ、違うんです。ちょっと見学させてもらいたくて来ただけでして……」
「そうでしたか。でしたら、私についてきていただければ案内いたしますよ」
「わかりました」
店員さんの後に続き、通路を進んでいく。すると、一つの部屋の前で止まった。
「こちらになります」
そこは他の場所に比べるとかなり広い空間になっていた。床にはカーペットが敷かれており、その上にはソファーとテーブルが置かれている。壁際には本棚があり、大量の本が並べられている。天井からはシャンデリアが吊るされており、部屋の中はとても明るい。そして一番の特徴は、正面の壁一面に映し出された映像だろう。どうやら映画らしい。
他にも様々なものがあり、とても充実しているようだ。
「いかがでしたか?何か必要なものはありましたか?」
僕は首を横に振った。
「いや、大丈夫です」「それはよかったです。何かあれば遠慮なく仰ってくださいね。私どもの方でもできる限りのことは対応させていただくつもりですので」
「ありがとうございます」
それから少しの間、店内の品物を眺めていたが、特に欲しいと思うようなものはなかった。なので帰ることにした。「今日はいろいろと教えてくれてありがとうございました」
「いえ、こちらこそ。またいつでもお越しください」
そう言って頭を下げてきた店員さんに見送られながら店を後にした。
その後も何度かあの店には通っている。といっても、目的は買い物ではなく、ただ単に店内を散策するだけだ。
そして、いつものように一人でぶらついている時のことだった。
「ん?」
ふとある本棚に目が留まった。そこには『世界の鉱物図鑑』と書かれた本が並んでいる。
僕が普段読んでいる小説は異世界が舞台になっているものが多い。だから、...打ち切り

結論:どうやらAI君は思春期らしい。

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