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ボカロ紹介 20231126


日曜日もいろいろと忙しい。


11/26の天気。

冬型の気圧配置が弱まり、北日本や北陸の雪や雨は落ち着く見込みです。朝は路面凍結に注意してください。西日本や東海は穏やかに晴れますが、関東は雲が優勢で所々でにわか雨がありそうです。


11/25のボカロ紹介と日記はこちら。



<ペンの日>

11/26は、「ペンの日」

1935年11月26日に、小説家で詩人でもあった島崎藤村(しまざき・とうそん)氏が初代会長を務めた日本ペンクラブが創立されたことにちなんで、同会が記念日に制定しております。

英語表記のPENは、文字を書く道具としてのペンを表すとともに

P
poets(詩人)
playwrights(劇作家)

E
essay(随筆)
essayists(評論家)
editors(編集者)

N
novelists(小説家)


をそれぞれ表してもいます。


<お絵かきAI>

ペンで執筆するミクさん
ペンで執筆するリンちゃん
ペンで執筆するミクさん
ペンで執筆するリンちゃん
ペンで執筆するミクさん
ペンで執筆するリンちゃん
ペンで執筆するミクさん
ペンで執筆するリンちゃん
ペンで執筆するミクさん
ペンで執筆するリンちゃん

ペンで執筆するミクさん・リンちゃんを描いてもらいました。

かなり手指の描写がいい加減ですが、まともなのを選んでこれです。実際には4~5倍の枚数を候補から除外しているのです。数うちゃ当たる方式。

プロンプトは、「バストショット」「書斎」「机に向かって座り、ペンで執筆する」としています。

服装は特に指定していません。

ネガティブ・プロンプトは「奇形の手」「歪んだ手」「途切れた手」などと指定しています。


<ボカロ曲紹介>

反芻の印象 / ふる feat. 初音ミク

ニコ動版:2011/10/23、YouTube版:2017/7/9 ふるさん

がらんどうの客室の窓 紺の空に流れるひつじ雲
どうせすぐに見えなくなる それは誰が望んだ成れの果て

主人のいない吊り革はゆらゆらと
誰がために列車は常世を走る
踏まれて散らばる 切符のお値打ちは行方知れず

紡がれない墨染めホーム 瑠璃の空に消え行くひつじ雲
僅かに照らす 灯台の光

それは お前が 望んだ成れの果て

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を題材にしている、壮大なオーケストラ風に鳴り響く宇宙を駆ける列車の曲。これが、ふるさんの初投稿と言うのだから、当時期待の新人と騒がれたのも良く分かります。

ふるさんは、2011~2017年までボカロ曲を投稿していたボカロP。寡作ながら、荘重な構成と難解韜晦な歌詞は玄妙で、心に残って忘れられない作品を残してくれています。

代表作は、明るいのに皮肉な諧謔に満ちた「ひよこと天秤」と、シベリア鉄道を題材にした「モスクワを擁して」
個人的には「有漏の町」「宴芸」が大好きです。

(参考)

ひよこと天秤 / ふる feat. 初音ミク

ニコ動版:2012/2/27、YouTube版:2017/6/17 ふるさん

一匁の分銅に押し潰され 命の時間を看取る
嬲り殺す 鳥目の世界 足掻き叫べど
菊頂の羽根を揺らす事も出来ず
雀の涙の傾きを吹聴してはまた灰を散らして

押し寄せる鶸色の漣に文句も言えずに
止まぬ猟銃 白黒つけろ 腐る果実齧り付き
忌々しい屑鳥を撃て

命の通わぬ窓に群れ
振り払った蚕がまた呻きをあげる前に
掌で蠢くその卵と共に死に晒せ

モスクワを擁して / ふる feat. 初音ミク

ニコ動版:2014/2/15、YouTube版:2017/6/14 ふるさん

無口な音が根を張り蒸気は朝に煙る
「同志、刮目せよ!」と夜を渡る
明日の幸福の成れの果て

白樺の鼓動は氷雪に血と水脈を張り巡らせて行く
深雪の底に春を信じて灯す燐寸が荷を照らしては
喉を焼くウォッカの熱は今 雪解けを挑発する

お伽の終着駅ウラジオストクの海原
「我々の声は届いたか!」と弔いの咆哮よ響け

有漏の町 / ふる feat. 初音ミク

ニコ動版:2012/8/20、YouTube版:2017/6/11 ふるさん

水面揺らす鱒のうろつきに
影を重ね憐れみの餌を一欠片
胸の中に押し込めた手紙は
まだ貴方の手元にありますか

花壇を踏み荒らし川を泥で濁す
あてにならない約束手放した
去り際の夕べに戦ぐ勿忘草
その色に救いも求めずに

曇天の空の涕涙に道はぬかるみ
飛沫を上げ押し流す
椅子を蹴り倒す気概も無いくせに
首に縄をかけるのはもう何度目だろうか

枯れ果てた目の奥で揺らめいた希望の灯

宴芸 / ふる feat. 初音ミク

ニコ動版:2013/6/4、YouTube版:2017/6/12 ふるさん

沸き立て まやかしの Aficionados
砂上の誇り 溶かせ Puerta grande の火よ

孤愁の Tablao その咆哮の果て 理不尽な宴芸に幕下りず
朽ち果てた手摺りに背を預け空仰ぐ
"No todo lo que reluce es oro."

宴に酔わせて Vino de Jerez  宵の劣情に溺れるまで
薄氷の愛を踏み抜いて堕ちて行け 耳を劈くは Escobilla

響け Paso doble  鼓動を掻き消すように
鮮血の空を背負って 栄誉の影を討て
響け Alegrias 呼吸も忘れ去って
倒れこんだ土こそ Andalucía(アンダルシア)

※ふるさんの1st Album「土葬ヶ丘」収録曲。



今日こそは仕事に呼ばれませんように。



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