![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40717481/rectangle_large_type_2_71fe250ac0f8729fdddd1d946c088109.jpg?width=800)
Moonboat 月のふね.2(1.2)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40717852/picture_pc_06ae300beb6d74e7a346a661d1f1d7cc.jpg?width=800)
「ソラソラ野原、お散歩タロちゃん、あたまにこっつん。」
「やあ、いん石だ。いん石がおっこちてきたよ。ぼく、一度ひろってみたかったんだ。いん石さん、どこから来たの?とおくのとおくの、知らないお星さまだね。」
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40717903/picture_pc_f5a6cdb9f2f3c21cb24cf5691a881ba4.jpg?width=800)
・・川はいつも友だちだった 旅に出る日を夢みたその時 旅ははじまっていたんだね はてない先も今もすべて 光の中に♪・・
「タロちゃんのたなに、いん石さんは並んでる?」
「そうね、きっとね。とうめいの箱に入って、名ふだつきで。」
『 いん石.
ソラソラ野原 クリの木近く
宇宙の とおくから.
夏の おわりの 夕方 』
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40717979/picture_pc_6053c8cf3b2446dd8cfa967d42ab4174.jpg?width=800)
「ヨローズさん、ステキだったわ。」
「ありがとうございます、サトちゃん。今日はなんだか歌ってて、遠くの遠くへ行った気分です。」
「そうなの、遠くへ行ったのよ。」
「リーアさん、きっとそうですね。きらきらレモン色の川を。
そうそう、今日はオマケもあるんですよ。はい。」
「わあ、小さなお月さま。」
「ラウさんに作ってもらってたんです、名前入りですよ。さあお二人とも、どうぞ。」
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40718086/picture_pc_4a8362ccfd964af666cce88a26fda7f6.jpg?width=800)
「サトちゃん、お月さま、こんな近くて小さいよ。」
「空のお月さまは、大きくて、遠くて、小さいのね。なんだかフシギ。」
「リーアさん、私もジャムをいただいていいですか。」
「どうぞどうぞ、ヨローズさん。」
「それではいっしょにマメ茶でも。」
「うん、いっしょにね。お月さまもいっしょにね☆」
たくさんの物語を作っていこうと思っています🙂💖電子書籍販売準備中。大切に使わせていただきます🌐🎀