李 家泓

僕は台湾人です。小学校から高校まで台湾のオルタナティブスクールを通っていた。大学は生態…

李 家泓

僕は台湾人です。小学校から高校まで台湾のオルタナティブスクールを通っていた。大学は生態学専攻し、副業は整体師、ボイトレで声帯のトレーニングをやっている。 今は地域おこし協力隊として、三重県尾鷲市でゼロカーボンシティーの中のオルタナティブスクールの立ち上げの仕事をやっている。

最近の記事

【 クラウドトーク 005: もしやり直せば】

もし機会があれば、もう一度オルタナティブの学校に行く、または自分の子供を送るか? 僕自身はもちろんそうしたい。僕はオルタナティブ教育から多くを学び、現在の自分に成長できたからだ。しかし、子供を送るとなると、お金の問題が出てくる。僕は今のところ、そんな学費を負担できる未来が想像できない(正直、子供を養うことさえ難しいかもしれない)。でも、僕がオルタナティブの親になれば、たとえ子供を送れなくても、せめて自分自身がその教育を受けることができるかもしれない。 現在の教育環境は非常

    • 【クラウドトーク 004:君は社会化されたのか?】

      前回の「自己疑問」から発展し、今週は「社会化」、または社会への適応について話し合った。体制外で育った僕たちにとって、まるで「社会外」で育ったようなもので、狼の子供ほどではないが、確かに多くの「違い」に直面することが多い。 僕は森林小学校を卒業後、1日だけ公立の中学校に通った。 子供の頃、包み靴を履くことに慣れていなかったので、「包み靴を履く」という規則のために特別に靴を買った。学校に着くと、主任が僕をクラス担任に紹介し、「ねね、森林小学校の子だぞ」と耳打ちした。 ????

      • クラウドトーク 003 教育はエコーチェンバーを広げること

        前回の議論が脱線気味だったので、今回は最初からテーマを広げすぎてしまい、自分でも何を話すべきかわからなくなった。やはり、予感があると現実がそれに応える。 まず、教育とは何かについて話し、その後に現れる矛盾や衝突について触れた。特に環境教育では「相手が環境保護に積極的になること」を目指すため、「洗脳/扇動/誘導/嘘」などの手段の正当性に直面する必要がある。そして、オルタナティブ教育では、理想と現実、理念と道徳の葛藤がある。例えば、「自由」と「放任」の境界、「全員をケアすること

        • クラウドトーク 002 どんな子供を育てたい?

          どんな子供を育てたい?例えば、森林小学校では「思考できる子供を育てる」と言っているし、全人中学では「自由な人を育てる」とも言えるだろう。最近、私自身の教育理念について一時的にまとめた結論は「自分で考え、行動できる人を育てる」ということだ。この考え方は、自分が通ってた教育の理念とほぼ同じだと思う。 話題はすぐに日本の現状に移ってしまった。日本の教育現状とオルタナティブ教育はどのようなもので、私たちが学校を運営する理念は何なのかなど、以下は私個人の観察に基づく理解だけなんで、よ

        【 クラウドトーク 005: もしやり直せば】

          クラウドトーク会 001 楽しい子供時代

          初回のトーク会が無事に終わった。参加してくれた皆さん、ありがとう。最高人数は一時的に八人で、ちょうどいい感じの人数だった。時間は一時間だったけど、結構深い話までできた。後の飲み会は夜遅くまで続いたみたいだけど、夜は寝る派だから参加しなかった。 昨日の議論には、他に二人の主要メンバーがいた。一人は森小の先輩で、もう一人は人本キャンプで六年間リーダーを務め、宜蘭人文で二年間教えていた友人だ。また、意見を共有してくれたのは、東華大学の同級生二人だ。残りは耳だけの参加者と入ってしま

          クラウドトーク会 001 楽しい子供時代

          クラウドトーク 000 始めに

          僕は台湾人で、小学校から高校まで台湾のオルタナティブスクールを通ってたし、母校含め、週一回程度で自然観察の授業も3年間やっていた。今はこれらの経験活かして、三重県尾鷲市でオルタナティブスクールの立ち上げの仕事をやっています。 僕の経験はなかなか珍しいと思い、本にまとめようと思っているし、今の仕事にももっと昔からの教育経験をまとめた方がいいと思っているので、もっと教育の話しをしたいと思っています。 自分で頑張って考えるより、人と会話する方がもっと深く、広く行けると思うし、こ

          クラウドトーク 000 始めに