映画『クリード2』
見事!!あの『ロッキー』シリーズと地続き作品だからこそできる、情念の密度が半端ない力作。
どんな巨匠も快作も、単品では太刀打ちできない濃密度。
特にアラフォー世代以上にとっては、作品を前に、自分の人生を走馬灯のように想起させられるような、そんな問いかけを持っている。ロッキーにも、主人公のクリードにも、対戦相手のドラゴにも家族との葛藤があり、それぞれが合わせ鏡になっている。そして自分への問いかけに勝利した者が、試合にも、人生にも勝利できる。
老いたロッキーの存在感が抜群。(一瞬アルパチーノかと) 何気にクリードの母が名演技ですよ、これ。映像も音楽もイケてる。
話の筋は観ていて読める。読めるんだけど、そんなのどうでも良くなる。試合の幕切れ時のシーンは…ああ…!
もっとなんか言いたいけど取り急ぎ。
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