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映画『search/サーチ』 没入感半端ない100%パソコン画面展開

100%すべてパソコン画面の中で展開する映画とあって、最初はなんか仕事してるような気分になって疲れるなと思ったけど…いやいやいやこれは凄いわ。没入感半端ないって。

パソコンと言っても大半がSNSなんだけど、SNSって基本一人で見るもんじゃないですか?プライベートな空間。というのも没入感の理由。それ以外にも、行方不明の娘の手がかりがほぼ無い中で、ネット不慣れな父が、気合いで操作しながら真相を探っていく過程を観客も経験する。素人探偵、素人プロファイリング。少しづつ手掛かりを得ながら、同時に少しずつ気づかなかった娘の内面を父が知っていくという流れ。そりゃ引き込まれるよ。

大胆な映像もさることながら、脚本がグッド。子を最も愛してるはずの親ほど、見えてないところがある。信じるべきところを心配が先立ち疑ってしまう。最もケアしなければいけない所を避けてしまう。そういう盲点のような所をキュッと掴んでる。はいすいませんでした。

何よりエンターテイメントとしての完成度高し。これは見応えありありあり。

ちなみに監督はまだ二十代らしい。で、なんとグーグルで働いていたらしい。でも父親が「お前ほんとは映画撮りたいんだろ?やれよ」と背中を押したとか。一流企業入った子供にこんなん言えますか?

#サーチ #search #映画 #映画鑑賞 #親子 #SNS

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