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自己紹介|気づいたらもう、29歳です

こんにちは。

この度、働いている会社が求人を出すので、
\こんな人が働いているよ~~/という
自己紹介noteを綴っていきます!

大阪生まれ、鶴橋育ち。
大学は京都、卒業後に上京。
デザイナー7年目、デザインを生業としている株式会社SLOWに勤めて5年目に突入しました。


まずはSLOWに入るまでの道のりから。

誕生〜高校卒業まで
(だいたい本が友達)

小さいころから本を読むのが大好きで、特にミステリーをむさぼるように読んでいました。はやみねかおるシリーズにどっぷりはまり→江戸川乱歩の世界に耽溺し→森博嗣の理系ミステリーに打ちのめされる読書人生を歩んできました。
絵を描いたり工作するのもすきで、将来の夢を思い出してみると魔女→作家→漫画家→なんかつくってる人になれたらいいな〜と、一貫性があるのやらないのやらで、今はデザインしたり文章を書いたりと、思い描いた将来にふわっとかぶっています。

特に意思もなく美大にはいる

高校生までは朝鮮学校に通っていて、進路も朝鮮大学どーん!って感じだったので、気づいたら高校3年生の秋。小学生の頃はふつうに朝鮮大学に通うんだろうな〜と思っていたけど、寮生活はなかなか過酷そうだし、在日ノリにあまり馴染めていなかったこともあり、ものづくり系の専門学校にでも行くかな〜と在籍していた美術部の先生に相談。すると美術部OBの人が今はなき京都造形芸術大学・情報デザイン学科・先端アートコースに通っていて、めちゃおもしろいという情報を提供してくれました。
特にこれといった意思がなかった私は、特に何も調べずにそこを受験することに。しかしもう高3の秋だったので、AO入試もとっくに終わっており、推薦入試を受験。なんの準備もしてなかったので普通に落ちました。(あほすぎる)冬休みを利用して短期集中の予備校に通い、なんとか一般入試に合格。晴れて美大生になりました。

いろんなことを吸収しようと
もがいた美大時代


現代美術家の名和晃平さんのSANDWICHプロジェクトに1年間参加して、鹿にビーズを貼ったり新しい作品が生まれる瞬間を目の当たりにしたり、美術館での展示設営をやったり。他にも学校のギャラリーの運営に携わったりと、学科の課題よりも外のプロジェクトに精を出していました。3年生からはシルクスクリーンにおもしろさを見出して、だいたい印刷工房で過ごしていた気がします。
そして就職活動。これまでデザインのデの字も出ていないのですが、なんというか、実はデザインに苦手意識を持っていました。デザインは、シュッとした人たちが、シュッとしたものつくる世界という偏見を持っていて、わたしには関係のない世界だと。でも、アーティストには死んでもなれないし、就職活動をするには具体的な職業を求めないと厳しい。まさかのデザイナーか…?と思いながら就職活動スタート。
美大のデザイン学科は、電◯・博◯堂のアートディレクター職こそ最高峰!という価値観。う〜ん広告にはあんまり興味がないな…どうしようか…と悩んでいる時に鈴木成一さんのお仕事を紹介している本と出会いました。
なんと!!エディトリアルデザインっていうジャンルがあるんだ!!これだ!!!!
と、本が好きなわたしにとっては、このうえない職業との出会いでした。

しかし、しかしですよ。ブックデザインやエディトリアルデザインをやってる人は少ない分狭き門で、新卒の採用をしていないところがほとんど。とりあえず気になるところに電話したりメールで問い合わせするもばっさり断られることの繰り返し。そんな中、なんとか粘って履歴書とポートフォリオを送った会社(ほぼ送りつけた)から3ヶ月後くらいに連絡があり、面接を経て、内定をいただきました。

極貧の新卒時代

東京にあるちいさなブックデザインの会社では、装丁デザインをしたり、イラストレーターさんとのワークショップをしたりといろんな経験を積んでいきました。装丁はブツとして手元にずっと残るのもいいし、人から人の手に渡りながらいろんな記憶が詰まっていくものに携われるのって、すごく素敵だなとしみじみ感じながらお仕事をしていました。
しかし、大阪から上京してはじめての一人暮らし。生活費も奨学金返済もお給料でまかなっていかないといけず、まじで極貧生活を営んでいました。食費は週に2500円。え?わたしの1日分やん?と友達に言われ、まくらを濡らす日も。給料前は小麦粉を水で溶かして焼く生活。自販機のおつり返却口をあさったことはありますか?  わたしはあります。
そんなこんなでお金〜〜!を口癖にしながら2年経ったころ、雑誌もやってみたいな〜と思い、SLOWに転職しました。

SLOWに入社するも
1週間で辞めようかと逡巡

今では笑い話なんですが、SLOWに入社するも、うーんなんか違うかも?やっぱり雑誌より装丁がやりたいかも?とモヤモヤとした思いを抱えていて、1週間くらいで辞め…よう…かしら…と、転職サイトをのぞいていたりしていました。(これだからゆとりはって言われるやつ)
まあ試用期間が終わる頃に面談があるはずだからその時にこのモヤモヤを相談してみようと、ドキドキしながらその日を待っていました。そして試用期間終了日、いまかいまかと面談を待ちながら仕事をしていると弊社社長から「今日から正社員だね!よろしく!」と握手を求められ、ぬるっと正社員になっていました。え〜〜〜意思確認なし〜〜〜!?と思いつつ自分から声をかける勇気を持てず、そこまでの強い意思もなく、そのままSLOWで働くことに。
しかし!まじで!そのまま!働き続けて!よかったと!思っています!!!!!(本当です)

*私以降に入ってきた人たちの正社員面談はしっかりやっているのを見ているのでご心配なく。なんでなかったんだろう?


転換となった、冊子づくりのお仕事

SLOWに入ってからは、書ききれないくらいのいろんな出来事があったんですが、これまで特に意思を持っていなかった私が、お仕事を自分ごととして捉えられるようになったターニングポイントについてお話したいと思います。
それは吉祥寺の商業施設での料理ワークショップをまとめた16ページほどの冊子をつくるお仕事。
ただワークショップをまとめるだけではなく、講師として参加いただいたお店の人たちにインタビューをしていこう!という企画から考え、構成から編集までまるっと担うことに。まずはアポどりのために電話をかけまくり、お店に出向いてインタビューをして、原稿も描いていく。なにもかもがはじめての経験で、絶対にいいものにしたい!という思いが強すぎて、社長と衝突して号泣することも。ひたすらに原稿を書き、デザインをする日々。
普段であれば素材が降ってくるのを待っているデザインのお仕事。その素材をつくるところから経験できたことで、すべての仕事にはたくさんの人の思いが詰まっているんだなと、身を持って実感できるようになりました。
文字量増やしたい!画像もっと大きくした!という編集さんの気持ち、痛いほどわかる。。

冊子が出来上がった時はとてもとても愛おしい気持ちになり、めちゃくちゃ苦しかったけどこのお仕事ができて本当によかったなと思いました。
この時期のことが自分の中で大切なお守りとなり、大変な時も踏ん張れるようになりました。
さらにこのお仕事をきっかけに文章を描く業務も社内で増えていき、コピーを書いたり、リード文を書いたり、原稿を書いたりと、もともと文章を書くことがすきだったこともあり、まじでご褒美!!と思いながら仕事に取り組んでいます。

SLOWってこんなところだよ


ここからはSLOWのPRタイムにはいりますね。

圧倒的量をこなすことによって、
デザインの力がぐんぐん伸びる。


実務に勝る経験なし。いろんなジャンルのお仕事があるので、脳みそのいろんなところを使いながら、デザインをしていきます。ソフトがあまり使えない状態でも、デザインをするうえでの考え方や視点さえ磨かれていれば、技術不足はさほど問題ありません。
自分の頭の中のイメージとアウトプットの出来のギャップに苦しむこともありますが、それは経験が解決してくれます。(わたしもまだまだ途上です)

お前は何を考えているのか?という対話によって、
思考の深みが増していく


SLOWをつくった弊社社長はド直感ド直球な人で、常に我々に問いかけてきます。
禅問答か?いうやりとりをおこなっていく中で、ものごとの本質について考える力がついたり、自分は何をおもしろいと思い、何がよいと思い、何がすきなのかを常に自問自答していくようになります。
思考の深みが増すと物事を見る解像度があがっていき、それがデザインの幅を広げることへと繋がっていきます。

異分野のお仕事が、
デザインを豊かにしていく。


SLOWでは、紙のデザインだけではなく、webやイベントのお仕事もだんだん増えてきました。さらには企画から考えて編集もしたり、コピーライティングもしたり。最近ではワークセッションのお仕事も。
そしておもしろいことに、デザインとは別のお仕事をして、またデザインに戻ってくると、不思議とデザインの力が上達しているんですね。
それはいろんな視点を知ったり、いつもと違う脳みその使い方をすることで、デザインをする上でのアプローチの方法が増えていき、結果としてより人に届くものになっているからではと思うのです。
デザインを軸にしながらもいろんなことをやっていくことで、それがまたデザインに還元されていく。素敵やん。


SLOWをさらにひろげていく
ロバート下北沢という存在。

いろんなお仕事が増えていく中で、SLOWにとってのひとつ挑戦がはじまりました。
それは今年の7月にOPENしたSLOWが運営しているロバート下北沢
会社移転の際に、旧事務所を改装して誕生したコワーキングスペースです。コワーキングスペースと銘打ってますが、目指すところはいろんな人が集まる場所。ふら~っと行ったら誰かしらがいて、話をするのもいいし、仕事をするのもいいし、読書をするのもいい。ちょっとした立ち話から企画が浮かんだり、ご縁がつながったり。それは、場所があってこそです。
新しく人と会う機会が少ない今の世の中で、場所が持つ意味というのは、これからずっと増していくのかもしれません。
いろんなことの実験の場所として、ロバート下北沢はいつでもだれでもウェルカム。そこで出会った人たちと、SLOWで何か一緒にできれば、きっと楽しいんだろうなと思います。
ぜひ遊びにきてください!

ロバート下北沢noteで、インタビュー記事など担当しています!
ぜひご覧ください◎


SLOWがこれから目指すところ

デザインは、目に見えないことを形にすることだと思います。
それは人の考えだったり、思いだったり、コミュニケーションだったり。
それらを形にするために、SLOWが大切にするのはクライアントとの対話
何を伝えたいのか、ゴールはどこにあるのか、ただ作るだけじゃなくてその先のことも見据えながら、コミュニケーションをとり理解を深めていきます。
側だけを取り繕っても、人に届かないとそれはデザインとはいえません。発信する人の気持ちがちゃんと受け取る人に届くようになっているものがいいデザインだよな~と、つくづく感じます。

これからもデザインを軸にしつつ、さらに幅広い視点からクライアントの問題に取り組み、世に届けるお手伝いをしていきたい思っています。
同じ思いの人が、SLOWに入ってきたら素敵だな〜。

詳しい採用については下記より!


なんかモヤモヤした想いを抱えている人だったり、人のために何かしたいと思っている人はぜひSLOWに来てその想いをぶつけてください!
気軽にお話ししましょ~~~。


他のSLOWメンバーも自己紹介noteを書いているので、ぜひぜひ読んでみてください。




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