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今日覚えたい発音

発音を良くするには?

様々な方法がありますが、簡単に普段から実践できて、ボクがおすすめする方法はこれです。

日本語で話すときも、もちろんフランス語で話すときも、すべてのフランス語の単語を「全身全霊を込めて、できる限りの正しいフランス語の発音でいう」です。

まず、フランス語の授業中に先生に、例えば

D'habitude, vous prenez le car ou un taxi pour vous déplacer de l'aéroport Charles-de-Gaulle à votre hôtel ?
と聞かれたとしましょう。

質問された瞬間に(おそらく声に出して)
Charles-de-Gaulle 空港からでしょ…

ストップ!
これです。
いまカタカナで空港名を言いましたね。どうして!?

パリの話をしているからこそ、日本語で話しているときもフランス語の発音で言ってみるのです。そうでもしないと、なかなかカタカナで定着してしまっている音は、フランス語を使う時にでさえ、上手に自然なフランス語の音に変わってくれないのです。

ぼくは思うのです。
音に関しては、大人はそんなに器用じゃない…

3回頑張って読んで、正しい発音がやっと言えるというのは、2回目までは間違ったフランス語の音ということですよね。
3回目で言えるのならば、脳内(口内?)には正しい発音があるのです。
一度目からそれが使えると「発音が上手な人」とお褒めの言葉をいただくのです。

un grand hôtel の grand を
形容詞 beau に変える
次に、それを複数形にする
次に、形容詞を vieux の単数形にする
次に、形容詞は変えずに、名詞を églises にする

ペンを持ってしまえば、つい書いてしまいます。
書かないで「音を中心に」学習してこそ、少しずつでも「話すためのフランス語」に近づくのです。

あのタルト屋さんを話題にする時には、いつもフランス語で発音する。
フランス大統領も当然、日本語の会話内であってもフランス語の発音で言ってみる。
「おどけたネコ」というネット書店日本を注文するときでも、「さあ LES CHATS PITRES に注文しようかな」と独りごちてみる。

普段のちょっとした努力、いや違いますね、自己完結というか自己満足が、明日のフランス語を作るのです。

あなたの体は最近食べたものでできている。
あなたのフランス語の音は、聞いたもの、口に出したものでできているのです。

間違った音を発音すれば、体と同じく、どんどん音が不健康になっていく気がします。

まずは、いかなる場合でも "Paris" と発音してみるところから始めませんか?これなら難しい行動ではないし、頻度も高いし、なによりも周囲も大した違和感を感じないはずです。

ご参考まで

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