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今日覚えたい表現

明日は雪が降るかも。

フランス語で書いてみてください。
ではどうぞ!


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では、確認です。

まず副詞を使って書くことができます。
その時に使う副詞は peut-être が適切です。
probablement や sans doute は「おそらく、多分」という可能性が高いというニュアンスを持っていますので、「かも」という日本語から感じるイメージには合わず、この場合は適切ではありません。

多くの他の副詞と同じく、peut-être の厳密な位置は決まっていません。
多少のニュアンスや表現の雰囲気は変わりますが、誤解を恐れずに言えばどこにおいても同じことが伝わります。

明日のことだし、今と全く関係ない未来の天気の話なので、単純未来形を使う必要があります。(明日は近いから「近接未来形だ!」と思った方は、何度も登場している「近接未来形と単純未来形の違い」に触れた過去の記事を探して読み返してください)

Peut–être il neigera.
Il neigera peut-être.
Peut-être qu'il neigera. ←なんの que かわからないですが、おそらく口調を整えるために自然に挿入されるような気がしています)

他は「かも」という可能性を伝える表現を利用します。

Il risque de neiger demin.
risquer de… という表現があり「〜する可能性がある」ということを伝えられるのです。
プチ・ロワイヤル仏和辞典によると「危険性とは関係なく,可能性について用いる」だそうですが、le Petit Robert によると「possibiité dangereuse ou fâcheuse(危険であったり困ったことの可能性)」と書いてあります。
ぼくはフランス語の辞書を信用して、良くないことが起こる可能性があるときにのみに使います。
雪が降るって、一般的には良くないことでしょうからね。ただ、子どもたちはその日が来るのをワクワクしながら待っている可能性が高いので、使わないほうが無難でしょう。

可能性を伝える動詞といえば pouvoir がその代表です。
Tu peux venir demain ?
- Non, je ne peux pas. J'ai un truc à faire.
来る可能性はないのです。

Il peut neiger demain.
(もう一段階確信度を下げると)
Il pourrait neiger demain.

もちろん、
Il est / C'est possible qu'il neige demain.
のようなダイレクトに「可能性がある」というフレーズを利用することもできますが、長くなるので「雪が降る」レベルの発言では重いと感じてしまいます。

ご参考まで

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