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今日覚えたい文法

an と année はどう違うの?

結論を先に書きます:
ほとんど一緒です。

使い方を見てみましょう。
(今日は50歳の箇所だけを扱います。その他の箇所に関する訳は後日です)

「あの人は50歳くらいじゃないかなぁ。」

「くらい」って à peu près か environ だから、50 ans と組み合わせればいいんだよね。先生、できました。

Il doit avoir à peu près 50 ans.
はい大正解です!では帰っていいですよ。でも、もう少し勉強していきませんか?à peu près のような無駄に長い副詞句を使わなくても「シュッとした」フランス語を書けるのです。

"une cinquantaine de" という表現があるのです。
「約50の〜」という解釈になります。

J'ai écrit une cinquantaine de carte de Noël cette année.
今年は50通ほどのクリスマスカードを書いた。

これを利用して見ましょう。では書いてみてください。

えっと、de の後に母音で始まる名詞が置かれると d' になるって口を酸っぱくするほど言われているから、間違えないようにして…
先生できました!!

Il doit avoir une cinquantaine d'ans. 
です!

ザンネン!
僕と何年付き合っているのですか?「やってみて」という時には、いつも落とし穴を掘ってあるのですよ。ホホホ!!

an の前には「数字」しか置くことができません。純粋な数字ですよ。
0, 1, 2, 50, 100, 500, 1000, 2022…
最大の数字は 999.999 までです。

この後は un million de となるために、フランス語としては純粋な数字ではなく「数を表す単位」と考えるのです。

Il y a un million d'années, où le Japon n'existait pas, il y a eu…
100万年前、日本がまだ存在していなかった時代に…

une cinquantaine de も数字ではなく「数を表す単位」の表現なので、an ではなく année を使う必要があるのです。

Il doit avoir une cinquantaine d'années.
このほうがネイティブっぽいフランス語に感じます。

「数字」と「数」
似ているけど違う、違うけど似ている、でも少し違う…

ご参考まで



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