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一流の人事コンサルタントって!?

コンサルタントって聞くと、皆さんはどんな印象を持っているでしょうか?

私の場合、中学・高校時代に三国志にはまり、ひたすら読破してたら、軍師ってかっこいいなと思った人間なので、どちらかというとポジティブな印象が先行しています。

ただ、人によっては怪しいイメージやうさん臭いと思っている人も多いのではないでしょうか。


ということで、今回の本題です!

私が思う、一流の「人事系コンサルタント」の条件について、普段から思っていることを整理してみました。あくまで、私が思うかっこいい!!です。

仕事柄、いろんなコンサルタントの知り合いいますが、人事系コンサルタントは他の分野のコンサルタントと違う点があると感じています。

例えば、戦略系コンサルタントやマーケティングのコンサルタントはコンテンツが必要になります。つまり、その分野における高い専門性を活用して成果を出すことが必須です。成果がでなければ、コンサルタントにフィーを払う価値ってなしなわけです。

人材系コンサルタントはどうかというと、もちろん専門性も成果も必要です。ただ、時間軸が他のコンサルタントとは違っていて、本当に組織をよくしようとすると、最低2年以上は必要になります。

皆さんも自分の組織をイメージしていただくと分かりやすいですが、人って論理だけでは動かないんですよね。感情があるし、納得が必要。そもそも、変化が嫌いな人がほとんです。

だから、すごい人が関わってもすぐに変化は起きないことがほとんどですし、変化をが起き始めてからもそれなりに時間がかかります。

標準的に言えば、3年、いや5年必要なケースもあります。逆に言うと、短期で出る成果は、あくまで一時的なものであることも多く、組織に本質的な何かを醸成できることはありません。


つまり、人事系コンサルタントが一流かどうかを把握しようと思ったら、クライアント企業と何年継続できてるかをみるのが手っ取り早い。

10年以上のつきあいがあるクライアント企業が数社でもあれば、かなり信頼できる。5年以上でそれなりだと思っています。

短期的な関係しかないコンサルタントって、短期的な成果しか追いかけれません。長期的な成果を目指しても、継続的にフォローができないから。そもそも短期間でしか価値が出せないコンテンツしか持っていない可能性すらあります。

コアとなる強みがないコンサルタントだと、そもそも10年も続きません。10年あると、組織はいろんな状況に直面します。業績がいい時とそうでない時では組織は全く別のものになります。また、組織は生き物ですからいろんなことが起こります。だからこそ、10年の間に、顧客企業以上に成長し、引き出しも増やしていくことが求められます。新たな分野が強みになるくらいの成長がない人は、やはり10年は続きません。

ちなみに強みはそれぞれの得意分野があればよいですが、分野としては3つ以上が必要です。2つ以下では10年のサポートをできることは稀です。

私の場合も、3つの分野で認められるようになってからは、自然とクライアントとの関係は深くなる一方です。

キャリア論で有名な藤原和博氏(教育実践家)も、100万分の1の人材になることが今後大事だと言っています。特定の分野で100万分の1になるのはオリンピック選手になるくらい難しいので、3つの分野でそれぞれ100分の1の人材なることで、100万分の1の人材になろうとおっしゃっています。100分の1×100分の1×100分の1で100万分の1になります。

参考までに、私の場合は、コンサルタントの初期段階は次の3つがコアになりました。

①研修講師(教育分野)

②コーチング(経営者サポート)

③人事制度の構築(人事評価分野)

現在はここに経営支援(ビジネス支援)が入ることで、クライアントの価値創出をビジネスの面からも、組織開発の面からも支援できるので、そりゃ成果も出やすいし、自分も楽しい!

どんな組み合わせが良いかは、また改めて記事にしていきます。ここにもポイントはもちろんありますからね。

【本日のまとめ】                          人事系コンサルタントとして、一流と認められる私なりの条件は2つ。(1)10年以上つきあいが持てる顧客をつくりにいくこと       (2)専門性を3つは持つこと


が大切だというお話でした!









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