【文献要約】ゴールベースシナリオ/生徒役機能/コミュニケーションロボット

注意事項:僕が論文を読み進めながら勝手に感じたことをそのまま書きなぐっていきます。僕の偏った思考過程を楽しみたい方は是非お読みください。

引用文献

宮川 直也・大川 茂樹(2015)生徒役機能を有するeラーニングのためのコミュニケーションロボットの開発『情報処理学会第77回全国大会講演論文集』687-688.

『生徒役機能を有するeラーニングのためのコミュニケーションロボットの開発』

要約


・eラーニングは学習者が都合のよい時間に学習できるメリットがあるが、その性質上、行動主義または認知主義な学習になりやすい点と、一部の学習者の学習意欲を維持するのが難しいと言われている。学習者のテストの点数を向上させるには有用であるが、学習した内容を他に応用させることが難しい。

-これ本当にその通り、僕もeラーニング(LMS)を活用しているけど、授業構成が行動主義、認知主義になってるなと感じる。応用に力を入れた教材にしているつもりではあるけど。本当に悩ましい。

・eラーニングシステムに生徒役となるコミュニケーションロボットを用いる方法を提案し、構成主義的なeラーニングの開発を目指す。また、開発したeラーニングが学習者の学習効果及び学習意欲を向上させるか検証する。

-おー。急にコミュニケーションロボットが出てきてびっくりした。もう一度読み直してみると「はじめに」に書いてあった。対話型コミュニケーションロボットのための技術が進歩してきているけど、普及はしていないと。対話におけるタスクの少なさがあるので、eラーニングとコラボさせようということかな。中々面白い取り組みだ。

・システムが学習者から知識を伝達される「教わる立場」を採用している。この学習システムを(LSAS)と命名した。他人に教えることにより教えた本人もその過程で学習しているLearning in Teachingというという考え方にもとづいている。

-この教えながら学ぶという視点は面白い。ロボット導入はまだできないけど、学習者どおし、例えば上級生と下級生でこの学習システムは構築することができそう。

・GBSをもとに対話型コミュニケーションロボットを使用した対話シナリオを作成した。

-いや、すごいな。ロボットってここまでできるのか。僕もこの辺りの開発に携わってみたいな。教育にこの部分を入れられたら相当面白くなるのではないだろうか。もしかしたら、「教えるというシナリオ」をつくればいけるかな?

・LSASで学習した群と学習用HTMLのみを用いて学習をする群に分けた。両方ともテストの得点を向上させたが、両群に大きな違いはなかった。学習分野への興味を持った被検者はHTML群よりLSAS群のほうが上回った。

-点数はほとんど変わらないけど、学習意欲が向上しているみたい。今後の学習を追っていくことで、この科目の効果が分かるかもしれない。

・ロボットに説明を行う行為自体を嫌う被検者もみられた。

-なるほど。それは少なからず、いるかもしれません。でも、なぜ嫌なのかな。ロボットだから?そもそも覚えた方が早いと思っているから?対話自体を嫌うから?考えるとキリがないけれどもこの部分はしっかり考えたほうが良いな。

僕の勝手な所感

ロボットって本当にすごいな。ロボットまでは作れなくても似たようなシナリオは作れるよね。うちでいけば、学生が作業療法士、シナリオで学生に教えるというものを作るといいのかな。自分に教えるように作ってみるというのはとても面白いしてんかもしれない。


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