ど田舎から上京して来た僕が地下アイドルのマネジャーになった話①

この記事の続きです。

マネジャーEとF

芸能事務所での初仕事(スカウト)を終えた翌日AさんからLINEが届いた

【今週の日曜10時に渋谷来れる?】

AさんからのLINEはいつも内容は書いてないが、恐らく仕事の依頼だと思い、
行けますと答えた

その後、集合場所だけ送られて来て、仕事の説明はないまま当日を迎えた

当日集合場所に到着してすぐ、Aさんから電話があった

【もう着いてる？中にいるから2階に来て】

2階に向かうとAさんとＢくんが待っていた
その他に僕の知らない人が2人いて、Aさんが2人を紹介してくれた

【EとFはウチの事務所のマネージャーをしてる。これから現場で一緒になることも多いだろうから、わからないことがあったら2人にいろいろ教えてもらってくれ。】

Eさんは20代後半の男性でスキンヘッドとメガネが特徴的だった

Fさんは20代後半の背の高い女性だった

僕も自己紹介をして少し話してみると2人ともめちゃくちゃコミュ力が高く、トークも面白かった

その後Aさんが今日の仕事の説明を始めた

【今日はうちでマネジメントしている地下アイドルのライブがあるから手伝ってもらう。ここがライブ会場だ】

地下アイドルとは

地下アイドルって何だ？？
僕の頭に？が並ぶ
すると横にいたＢくんが聞いた

【地下アイドルって何ですか】

【地下アイドルっていうのはライブ活動をメインに行なっているアイドルのことだよ。逆にメジャーデビューしてテレビ出演や知名度のあるアイドルは地上アイドルだね。地下アイドルは知名度も低く、存在自体を知らない人も多いよ。私もこの仕事をするまで知らなかったから。】

Fさんが丁寧に説明してくれた

すると僕たちの横を女の子が通り過ぎようとしていた

ふと顔を見るとめちゃくちゃ可愛かった

竹下通りでスカウトしていたら間違いなく声をかけるだろう

この子が地下アイドルなのか？と考えていると女の子がAさんたちに気づいて声をかけて来た

【お疲れ様です！おっ、今日はAさんもEさんもFさんも皆いるんですね〜】

【今日も相変わらず可愛いね〜】

女の子に向かってニヤニヤしながらEさんが言った

【Eさん、きも〜い】

女の子が笑いながらそう言うと、
Aさんが僕とＢくんに女の子を紹介してくれた

高校生アイドルD子

【ウチの事務所に所属してるD子だ。さっき説明したウチのアイドルグループのメンバーとして活動している。D子はグループ内でも人気メンバーの1人だ。】

この子がD子！？

以前スカウトしてた時にAさんから名前は聞いていたが、実際会ってみるとめちゃくちゃ可愛い

【可愛いでしょ！？私が渋谷でスカウトしたの！まだ高校生でちょっと生意気だけどね！】

Fさんが嬉しそうに教えてくれた

その後Aさんがグループについて説明してくれた

【グループ名はパピコ。8人組でウチの事務所所属の子は3人で残りの5人は他の事務所に所属してる。今月デビューしたばかりで、メジャーデビューを目標にしてる】

説明が終わるとD子は控え室へ戻って行った

パピコの顔面レベル

その後しばらくAさんたちと雑談をしながら過ごしていると、パピコの出番が近づいて来た

【もうそろそろ出番か。ちょっと様子見に行くか】

Aさんがそう言うとみんなでパピコのいる控え室へ向かった

ドアを開けると女の子8人が準備をしていた。その中にD子もいる
その時、初めてパピコを見たが全員可愛かった
僕が見る限り半分以上がAランクだった
地下アイドルってこんなに顔面レベルが高いのかと驚いた

【お疲れ様です！】

Aさんたちに気づいたパピコは元気に挨拶をした
後からEさんに聞いたがAさんはパピコのプロデューサーらしい

【今日も頑張ろうね〜】

Fさんがメンバーに明るく声をかけて控え室を後にした
その後すぐパピコの出番がやって来た

ど田舎から上京して来た僕が地下アイドルのマネジャーになった話②へ続く

この記事がよかったら、是非スキ、フォローお願いします。