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メンタルの病気はこうやってなる。うつ、強迫性障害の経験談を語ります。その6


そしてここからがうつ症状のピークでした。
筋トレどころか食欲も全くなく、毎晩明け方近くまで眠れず、何をしても全く楽しくありません。流石にこれはまずいと思い。
藁にもすがる思いで、家から近かった精神科にかかりました。

その時は先生と病院のカウンセラーの方から、まずは仕事をやめて、休むことに専念した方がいいと言われ、軽いうつの治療薬を処方してもらい、アルバイトをやめて自宅で療養することにしました。

その頃貯金はほとんど無かったので、父親に病気であることを伝えて、生活費を工面してもらいました。

ここからはもう今ではほとんど記憶が無いぐらい地獄のような毎日が続きます。
何をするのもしんどくて、横になっても眠れず。お風呂に入るのも一苦労でした。
何度か自殺も考えたこともあります。

こんな生活をなんとか3ヶ月ほど続けた頃、あまりにもよくならない僕の様子をみて、父親が地元で1番大きな大学病院に行くように勧めてきました。

その時薬をもらっていた病院から紹介状を書いていただき、大学病院の診察を受けました。

そこでは2人の先生に1時間以上問診をしてもらい、そこで出た結果に驚きました。
言い渡された診断は「うつ病」ではなく
「強迫性障害」からくる、うつ状態というものでした。最初に通った病院でも同じように先生に症状も伝えていたし、「強迫性障害」という病気もこの時まで聞いたことがなかったので、頭が混乱してしまいました。

そして「ASDと」「ADHD」の特性があることも知らされます。

薬での治療と休養で1年ぐらいかければ良くなっていくだろうと、言われて少し自分の中では安心しました。

その時処方されたのがパキシルという薬で強迫性障害とうつ症状を抑える薬です。

今になって思うのですが、この薬、自分にはあまりあって無かったと思います。

確かに辛い気分や不安は和らぐのですが、逆に楽しい気持ちや嬉しい気持ちもなくなり、感情の起伏がないような状態になりました。

しかしその時は病院の先生を信じて毎日しっかり忘れずに飲んでいました。
だけども症状は一向に良くならず、それどころか元の元気だった頃からどんどん遠ざかっていきます。そして自分でも色々病気のとこを本やネットで調べていくうちに、薬を勝手にやめて病院にも行かなくなってしまいます。

※精神疾患の治療薬は自己判断で断薬するのは危険です⚠️

そして自己判断でやめてしまったので薬の離脱症状で苦しみました。自分の場合は減薬をしている時にやめたのでそこまで酷い症状は出ませんでしたが、めまいと頭痛、頭が一日中ボーッとするといった症状がでました。

そこから1ヶ月ほど離脱症状に苦しみますが、なんとか耐え抜き、さまざまな病気を治すための工夫をしたおかげか、かなり症状がよくなり、社会復帰を考え始めます。ここまでが治療を開始して1年半ほどのことでした。

その7に続く...

次回が最終回、病気になってから今現在までの話になります。



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