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⭐︎被爆者の子孫です

⭐︎被爆者の子孫です

みなさんこんにちは、りんごいくらです。
前回は一回目ということで、自己紹介の記事を書きました。
https://note.com/leal_orchid6630/n/n9d25d070ec5f

今回は、21歳の私が大学病院の血液内科の外来に通院した時の主治医との話を書こうかと思います。
ぜひ最後まで、お付き合いください。

私は20歳で白血病を罹患し、5ヶ月間入院し抗がん剤治療を受けて無事に退院できました。
そして退院後でも処方薬による通院化学療法は続いていまして、通院した時の私は主治医のN先生に質問しました。
「私が白血病になった理由は、私の祖父は長崎被爆者なので自分が祖父の孫だからだ、と思っています。そうなんでしょうか?」

N先生は、
「それは違うよ。自分の父親も被爆者よ。
被爆が原因やったら、あなただけではなく自分も白血病になっとるはず、けれど自分は白血病になっていないよ。
やけん被爆者の子供や孫が白血病を患うことは、関係ないよ。」
とお答えになりました。

・・・
↑以上が、大学病院血液内科の診察室の会話でした。

ふーんそうなのね。
患者の私とN先生は長崎被爆者の子孫として繋がっているんだ、わかってくれるんだろう。被爆者の子孫は白血病にはならない!
この気持ちは白血病を罹患した21歳から34歳になった今でもずっとありまして、
私は今まで12年間これからもN先生をずっと信頼しています。

当時りんごいくらが入院した時の先生は准教授でして、25歳で初めて再発した時の先生は教授に出世しておりました⭐︎👏

ちゃんちゃん

補足 主治医のお話に出ていた被ばく二世に関する研究結果です。

染色体異常の大半は新しく生じたものではなく、どちらかの親がもともと異常を持っていて、それが子供に遺伝したものであることが明らかとなりました。こうしたことから、親の被ばくにより、生殖細胞に新たに安定型染色体異常が生じ、二世に伝わるといった影響は、原爆被爆者では認められないことが分かりました。
引用:環境省_被爆二世における染色体異常
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-03-06-02.html


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