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32歳、老い

最近、足をつることが増えた。
それも、ふくらはぎではない。足の裏である。どうかすると、足の指だけつることもある。
実を言うと、足だけでなく全身をつるのだ。
この間、ストレートネック改善のためのストレッチをしていた際に首の筋肉もつった。「筋肉」という言葉を入れないとえらいことになってしまう。
ひどいときには背中をつることもある。歩行中にである。そんなときに限って、目の前にはタイプな女性がいたりもする。ちょっとだけ痛みも引いていく。でも痛い。
特に思い当たる病気もない。「病気のデパート」ではあるが、こんなことは今までなかった。僕があなたから離れていく、と続けばオフコースの名曲になる。令和世代は知らないかもしれない。

もうひとつ気になる症状がある。「しゃっくり」である。
「しゃっくり」なのか、「ひゃっくり」なのかについては、「きのこたけのこ」レベルの議論になりそうなので深くは言うまい。この記事ではとりあえず「しゃっくり」で統一する。
そのしゃっくりが、丸三日続いたのだ。
寝ている間については記憶しているはずもないのでノーカウントだ。だが、朝起きるととりあえずしゃっくりが出て、それが一日中続く。はるか昔には100回すると死ぬとまで言われたが、三日通算で400はしたと思う。僕は不死身なのか。
コンビニやスーパーの買い出し、大事な用事で人に会うとき、ありとあらゆる場面でひっくひっくとしゃっくりが出る。どうしていいかわからない
なんならこれ書いている間にまたしゃっくり出てきた。止まらないのはロマンティックだけでいい。C-C-Bって若い子たちは知っているんだろうか。


最近、こういうことが増えた。
しゃっくりとか、筋肉をつるとか、病気でもないんだけどものすごく不快な症状が出る。しかも、長く続く。
30過ぎたあたりからである。書きながらひらめいてしまった。これはもしや、「老い」なのではないか。
本当に気になるなら病院に行け、という話ではあるが、もうこれ以上病院など行きたくない。通院と薬だけでいくらかかるか…。それがものすごく悩みの種なのだから。
そこで、僕は思いついた。
「老い」で済ましてしまえばいいじゃないか
実際、30過ぎた途端、傷の治りは悪くなった。節々が痛いし、肩こりも年々ひどくなる。推し以外のアイドルはあまり覚えられないし、人の名前が思い出せない。
やっぱり僕は年老いたのだ。
…まだ32なのに。いや、もう32なのか…?
心はまだ思春期のままなのに。未だに雑誌グラビアでテンションが上がるくらいなのに。節々も痛いし、よくわからない怪我とかあるし。そもそもグラビアでテンションが上がっても、そのタレントの名前は覚えられない。

…うん、老いだ。老いに決まっている

というわけで、しゃっくりも筋肉をつるのも、老いで済ますことにして解決した。万が一、一週間しゃっくりが続いたら病院に行くことにはする。

実際、物覚えは異常に悪くなってきた。
先日、スーパーにて何を買うつもりだったか思い出せなくなった。散々悩んだ挙句、もう買い物かごに入れていたものだった
これも、しゃっくりと一緒だ。老いだ。そうに違いない。僕は32にしてもうジジイなのだ。
若返りを図ろう。今からでも遅くはない。生まれ変われるはずだ。

まずは、新しいことにチャレンジしよう……。
いや、noteはじめてからずっとやってる。新しいこと
エッセイ、詩、小説、果ては作詞(これは現在挑戦中)。新しいことばっかりやっているじゃないか。恋愛小説など書くことになるとは思わなかった。皆様が企画などできっかけをくれたおかげだ。ここでお礼をする。ありがとうございます。また気まぐれに企画参加します。

だが、そうなると違う方面から老いにアプローチせねばならない。
運動というのはどうだろう。コリや痛みにも効きそうだ。というか、効いてくれなければ意味がない。
ただ、今の僕には体力がない。壊滅的にない。となると、軽いストレッチから開始する以外にはない。だが、それは既にやっているのだ。やった上でこの体力。どうしようか、もう。

ならば、恋か。
だが、これもしている。推しに恋している。と、真顔で言える自分が怖い。だがもう、現実の恋などできる体力と精神状態ではないのだ。それを改善しなければ恋は無理。順序が逆なのだ。


老いに対する解決策が見つからないままに、だらだらとしてきたので記事を終えようと思う。しょうもない記事を書いている間、ちょっとだけ少年期に戻っている気がする。やっぱりnoteで若返りを図るのがいいみたいだ。
というわけで、明日からも随所でしょうもない記事を書く。今は中編小説すら書く気力がない。と言いつつ構想中。充電期間の間、しょうもないエッセイにお付き合いください。



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