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ブンデスリーガ#11 ライプツィヒvsドルトムント

スタメン

ライプツィヒー

昨シーズン、途中から就任してCL出場権獲得&DFBポカール優勝したデデスコ監督を解任し、昨シーズンまでドルトムントを指揮していたマルコ・ローゼ監督が就任。

基本陣形は1−4−2−3−1で、非保持は、1−4−3−1−2。相手CBが開いた所の中央にエズジャンが落ちた時には、フォシュベリがプレス。最前線での激しいプレスによりボールを奪い、得点に結びつけることができていた。

ボール保持

1−2−3−3−2のような形で、エンクンクは右サイド高い位置に張って、ゲレイロをピン留めする。
中央にオーバーロードを生み出し、CBのどちらかがくいついた所の空いたスペースに快速のヴェルナーを走らせることで前進。

攻撃が得意なゲレイロの所にエンクンクを置くことでミスマッチを生み出し、背後にできたスペースへヴェルナーを走らせる。

ドルトムント

いつも通りの1−4−2−3−1の布陣。非保持もそのままで、以前に比べて前線から無理やりプレスに行くのではなく、モデストがシュラガーのコースを消しながら外に追い込んでいく。

しかし、CBがある程度ボールを持ててしまうため、一気に背後スペースに走り込むヴェルナーへ出されるorエンクンク経由からヴェルナーという2パターンに苦しむ。

ボール保持

2トップでプレスをかけてくる相手に対して、2CBが開いた中央にボランチの1枚が降りて最中ラインを+1で考える。

しかし、ボール保持で中央にオーバーロードを生み出すライプツィヒにとってこの形でのビルドアップはプレスをかけやすく(下の図)、うまく前進できなかった。

どちらかのSBが高い位置にポジションをとり、もう一方のSBがハーフレーンに立つことで最終ラインを3枚にした方がうまく前進できたのではないか。できれば、ゲレイロが高い位置でムニエがハーフレーン。

まとめ

監督交代により、以前と形も異なるがやることがとても明確でシンプルだったライプツィヒ。

ゴールシーンはカウンターから奪ったセットプレー(CK)の得点と、ハイプレスからのショートカウンターでの2点。

結果は3−0と内容も含めライプツィヒに軍配。ローゼ監督はボルシアMGでもハイプレスを植え付けいいチームに仕上げた。
若くてスピードのある選手が多いライプツィヒでの戦い方が楽しみである。

一方90分を通して、ここまで何もできなかったドルトムントを観たのは初めて。ビルドアップのところで何か改善を生み出せるかどうか。

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