ブンデスリーガ#2 フライブルクVSドルトムント
ブンデスリーガ第2節 フライブルクVSドルトムント
ホームでドルトムントを迎え撃つフライブルク。現在、ブンデスリーガの中で監督として最も長く指揮をとっている。どんなサッカーが観られるか楽しみ。
スーパーカップでバイエルンに1ー3で敗戦したドルトムント。新監督、マルコローゼはどのように立て直すか注目。
それでは、スタメンから
フライブルク
1-4-4-2の形。フライブルクのサッカーを観るのは初めて。情報としては、GKのフレッケンがオランダ代表監督のルイ・ファンハールに「いいGKがいる」と言っていた記事を読んだことがあるくらい。
➤ボール保持
ビルドアップは最終ラインから丁寧につないでいくという展開はなかった。格上相手のためポジションを変えながら前に運ぶというより、前線のターゲットとなるヘーラーに長いボールを入れるという印象。
中盤で拾ったボールや、カウンターのときに味方が前を向いて運んでいるときには必ず後ろの選手は追い越すということは決まりとしてあるぐらい再現性は高く、そこから得点シーンが生まれていた。
➤非ボール保持
4-4-2のブロックを用いて、中は閉めて2トップ&両サイドハーフがプレッシングのトリガーとして機能していた。
中盤から前の選手の運動量が多く、ドルトムントはこのブロックに苦しんでいるように思える。
ドルトムント
ドルトムントと言えば、香川真司、クロップ、ゲーゲンプレス!(古いくてごめんなさい)という印象をもっているチーム。自分が知っている時代から、監督やメンバーも変わりどんなサッカーを見せてくれるか。
➤ボール保持
左で優位性を生み出したい印象。両SBは高い位置をとり、レイナはCBの横に顔を出す。相手ボランチがついてきたら、中央のライン間でロイスがボールを受けて中央突破。このパターンは前半から見られた。
ただ、中央をしっかり閉めてくるフライブルク。我慢できずにレイナが下がっていたポジションにロイスが下がってボールを触るシーンがあったので、このゲームはうまくいっていない印象。
➤非ボール保持
4-4-2のダイヤモンドを形成しながらプレッシング。アンカーはボールサイドに寄る。前線からプレッシングが機能していたので、相手の最終ラインからビルドアップを許して崩されるというシーンはなかった。
試合内容
前半からフライブルクのブロックとプレッシングに苦しむドルトムント。いくつか中央突破するシーンは見られたが、得点に至らない。
フライブルク6分:カウンターからゴール前でFKのチャンスを得る。これをグリフォが直接決めて1-0。
その後もうまくボールを前に運べないドルトムントは、前半38分にシュルツを下げて、ゲレイロを入れる。
後半は、非対称SBのようにしてパスラックを高い位置に。ゲレイロを低い位置の置く。そこから右サイドを中心にチャンスを作り出すが…
フライブルク53分:自陣でボールを奪い、カウンター。サライが相手を引き付け、追い越してきたチョンウヨンへ。中へ柔らかいボールを送り込み、ヘラーが頭で落とし、サライがシュート。2-0とする。
ドルトムント59分:右サイドでボールを受けたパスラック。内側でレイナが浮き球を受けて、べリンガムとワンツー。右サイドでレイナがキープしてパスラックに落とす。ダイレクトで速いボールを中に上げる。そのボールが相手DFに当たりオウンゴール。2-1。
その後もドルトムントが押し込む展開が続くがタイムアップ。
終わりに
まさかドルトムントが負けるとはと思ったのが正直。フライブルクのブロック、プレッシング、カウンターは非常に完成度の高いものを感じた。監督が長い間変わっていないだけに、ゲームモデルが選手に浸透している印象。
これからフライブルクの試合も注目して観ていきたい。
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