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苦しくても苦しくても、それでも進むために走る。/2022年ルヴァンカップ プライムステージ準々決勝 第1戦 C大阪 vs 川崎F

どうも私です。
この真夏の暑い中で中3日って、結構きっついですね……私も職業柄なかなか在宅ができないもので、月曜から水曜出社してたんですけどね、もうきっつ。あっつ。ただ歩いて電車乗って通勤するだけでも汗だくなのに、この環境の中サッカーしてる選手たちは本当尊敬する。

さて、試練の時は続きます。いよいよルヴァンカッププライムステージ突入。初戦は今シーズンダブルを食らっているC大阪です。この状況で当たるの厳しいなあ、と思っていましたが、ヤスくんの素晴らしいターンからのシュートで先制、終盤に追い付かれるも1-1とドローで試合を終えることになりました。
かなりの苦戦も予想していましたが、このコンディションでドローで終えられたのはよかったと思います。欲を言えば勝ちたかったけどね。

内容を三行でまとめると
・隠し切れない疲労度と「ここしかない」を決め切る強さ
・守り切れなくても、守り続けた
・前に進むためには走り続けるしかない

もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

感想つらつらスタイル継続中。今回は家庭の事情等々で期間が空いてしまったので簡単に。

ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※TV観戦の際は試合前に書いています。

シン・ヤマダ、襲来。

う、うおおおおおおおおおおおおおおおおお新くんいきなりスタメンじゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!
すっげえ!!!楽しみ!!!!!!!!!

チャナと新くんが入っただけでほぼ変わらんけど……それでも選択肢がちょっと増えたのは本当に嬉しいしありがたい……
なるべく疲労を重ねないように、怪我ないように頑張ってほしい。新くんと天くんのアカデミーホットラインで得点量産頼むぜ。

疲労の気になる、というか、マリノス戦でキーになりそうな選手を温存って感じかなあ。アキさん、ダミアン、ジェジエウは外せないだろうし。とはいえ、交代はするんだろうけど……交代しなくてもいいならしないに越したことはないんだけどもね。

C大阪は今絶好調だからなあ。メンバー見るとやっぱしんどいなーとは思うけど、しかしやるしかないのだ。

2.試合感想

久々にチャントの聞こえるスタジアム。いいですなあ。
久しぶりに聞くチャントも初めて聞くチャントも、相手からのブーイングすら懐かしいですね。少しずつ日常が戻ってくるのかなあ。
等々力でもチャントが聞ける日々が待ち遠しいですね。

やっぱり疲労が隠し切れないなあ、という前半。フレッシュな新くんも、さすがにほぼぶっつけみたいなところもあるし、なかなかゴールに繋がらない状況が続きます。
ミスが目立つ感じもあって、この環境で連戦はさすがにキツいだろうなとは思いました。

そんな中でも、瀬古くんは疲労はあっただろうけれど、リーグ戦よりも洗練されたような印象を持ちましたね。逆境に強いタイプなのかなあ。
キーパスを結構出していたし、ゲームにちゃんと入れている感じもあって、経験を重ねて巧くなっていくタイプなんだなあと思いました。中盤でも出場機会を得始めていたタイミングでもあったし、これから徐々に機会が増えていくのではないかなあ。シーズン序盤はなかなか苦しんでいたところもあると思うけれど、ここに来てフィットしてきた感はあります。
川崎Fに来てくれると聞いた時はびっくりしたものだけれど、本人にとってもチームにとっても、得られるものが大きかったシーズンになりそうですし、してほしいですね。

ミスはあれど、新くんと天くんのコンビネーションで少しずつチャンスも生まれてきます。天くんが本来のポジションではなかったこともあってややぎこちなさは感じたものの、可能性のあるコンビではありましたよね。何回も見たいなあ。
新くんは緊張もあってか、思っていたより身体がついてこない様子はありましたね。前半結構ぜいぜいしてた。まあでも仕方ないよねえ……だってデビュー戦だもん……最初は大体そんなもんだし、初戦から過酷な状況で出場してもらってしまって逆にごめんねという気持ち……

チャンスもあったけれどピンチの方が多くありましたが、相手が外してくれてラッキーがあったり、ソンリョンが何度も防いでくれたり、最後のところで凌いでいたシーンが多くありました。いや……ソンリョンすごすぎ……どんだけ止めるんだ……
危険なシーンは少ないに越したことはないけれど、この状況ではピンチを招いてもゴールラインが割られなければ御の字ってところですかね。にしてもソンリョン3~4点分くらいは防いでたと思うので相手も入らないなーって感覚はあったと思うけれども。コンディション的にはあちらの方が分があるはずだしね。

正直C大阪のクオリティが高すぎたので全く勝ち筋見えなかったんですよね。チャンスはあったものの圧倒的にピンチも多かったし、攻められ続けたらいつかはシュートも決まるだろうなというのもあったし。
ただ、そんな中でもここしかない!ってポイントでチャンスを掴めるのがチームの柱だと思うのです。
天くんからパスを受けたヤスくんがくるっとお得意のターンをすると、まさに針に糸を通すようなシュートで先制!いやあ、天くんのパスもよかったけどさすがすぎる。胸が熱くなりましたね。何気にラストパス瀬古くんだしそこも熱すぎる。素晴らしい。

先制点の勢いそのままに圧の強まる川崎F陣。やっぱりゴールが一番の栄養じゃて……。追加点とはなかなかならず、何とか踏ん張って1点リードのまま折り返し。

後半一番びっくりしたのは、新くんが前半より後半の方がよかったっていう点ですね。前半かなりしんどそうだったので、何なら前半で代えるんじゃないかなと思っていたくらいだったのですが、結果的にシステムを変える形で継続起用。天くんとの2トップの形を取っていました。
天くんは2トップの相方というイメージはあまりなかったのだけれど、新くんのやりやすさにやや重きを置いたかなという印象もありましたね。実際、後半の方がゴールに迫ったシーンは作れていたし。追加点を奪い切るところまでは届かなかったけれど、掴めるところまでは来ているように感じました。ジンヒョンがすごかったってだけですわ……反応できてなかったのに足で防ぐのはさすがすぎる……

マルちゃんのコンディションが整い切っていないところが前回から気になっていたのだけれど、今回も万全とはいかなかったかなあ、という印象でしたね。ボールが足元に収まらなさすぎる。もうちょっと巧いイメージだったので、練習不足と疲れがきてるのかな。
うまく回復できるといいのだけれど。

相手が交代カードを切ってきたところで「あ、うち、これは温存できないな」と思ったのですが、結局ジェジエウ、アキさん、ダミアンのカードを後半切ることになりました。いや仕方ないねこれはね……パワー半端ねえもん……
何とか逃げ切りたい我が軍と、何とか追い付きたいC大阪陣。体力的には相手が圧倒的に有利でした。アキさんがボールキープしたり、ダミアンがポストプレーで粘ったり、ジェジエウが身体を張ったりとあの手この手で何とか堪えていましたが、結局89分に失点。
オフサイド論めっちゃめちゃ上がってたし、正直私も映像で見た時はオフサイドじゃないかなあとは思ったのですが覆らず。うむむむ……
しかし追加点を獲れなかったことが全てですね。チャンスはあった訳だし。

最後は逆転してやろうと押せ押せのC大阪から何とか逃げ切る形で終了。いやしかし、このコンディションでアウェイゴールを獲ってのドローなら充分すぎるくらいでしょう。2失点くらいの負けなら仕方ないとすら思っていたくらいなので。
チャナは使いどころがなかったのもあるけれど、結果的には温存できたのもポジティブかなと思います。

3.前に進むためには走り続けるしかない

あまり勝負事で「仕方ない」は言いたくないのですが、コンディションに関してだけはもう「仕方ない」としか言えないと思います。
感染に関してはコントロールできるものでもないし、ここで連戦となることは以前からわかっていたことでもあります。そこに集団感染が起こってしまったことは、ただただ不運でしかない。
昨シーズンのACLもそうでしたが、勝負事で勝利がこぼれていってしまう時って、結構不運だなってことも多いんですよね。あるある。

それでも、運を掴み切れたシーズンもたくさんあります。2017シーズンの優勝もそうだし、2019シーズンのルヴァン杯もそう。運を天に任せて、獲れた成功体験も少なからずあるチームなんですよね。
そういう時にどうして掴み切れたかと言えば、1にも2にも「諦めなかった」ことしかありません。最後まで逆転を信じて戦い続けたから逆転優勝を起こしたのだし、諦めなかったから追い付いてPK戦に持ち込めた。
選手や、チームや、クラブが諦めなかったから掴めたことを、いつも忘れてはいけないなと、気持ちが落ち込むたびに思います。

だから、どれだけしんどいと思っても、走り続けるしかない。走らなければ前に進めないし、その先の風景も見られない。
新くんが走り続けてくれたことも、瀬古くんのプレーが伸びてきたことも、ヤスくんが一番苦しい時にゴールを決めてくれたことも、少し前が拓ける成果だったなと感じます。まだまだ伸びしろは充分です。
希望を失うには、まだまだ早いです。

4.今後の展望

勝っても負けても引き分けても試合は待ってくれません。次節は中3日でホーム等々力にて、首位横浜FMを迎えます。まあ、今日なんですけれど。笑
いやあ、ここで首位かあ。しんどいなあ。
チーム状況がどれだけ整っているかにもよりますが、優勝の目を残しておくには勝つしかありません。2試合消化の少ない中で迎える対戦ですし、6ポイントゲームと言ってもよいでしょう。
自分たちでチャンスを掴むために、まずは勝って、横浜FMにプレッシャーをかけたいところです。

横浜FMとしても、ルヴァン初戦を敗戦してしまったところで、ここで勝利して勢いを取り戻したいところでしょう。選手もほぼ入れ替えて準備は万端で乗り込んできます。

まさに大一番。勝って勢いを取り戻すのはどちらなのか。
ハラハラもしますが、ワクワクもしますね。サッカーの醍醐味だなあ。

試合結果
--☆-☆-☆-☆-☆--
C大阪 vs 川崎F
1-1
得点者

89' アダム タガート

33' 脇坂 泰斗
--☆-☆-☆-☆-☆--

ヤスくんのターンだけでお金払えるレベル。白飯が旨い。



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