結果が全てであるし、過程が価値でもある。/AFCチャンピオンズリーグ2023 第2節 川崎F vs 蔚山現代(韓国)
どうも私です。
今節分、どうしようかなあと思ったのですが、せっかくの久々な等々力劇場だったのでざっとでも残しておこうかなと、PCに向き合っている次第です。
試合が多かったり詰まっているとね、どうしても時間が作りにくかったりするのですが。それでも残しておきたいものってあるよね。
という訳で、ACLグループステージ第2節。相手はここ数年苦しめられている蔚山現代です。毎年毎年絶対当たるのなんなん。笑
さすがに強い相手でしたが、耐えて耐えて最後の最後に健人くんの値千金ミドルが決まり、1-0と勝利を収めることに成功しました。この勝点はでかい!
このnoteのおしながき
1.スタメン&選手感想
2.過程と向き合える時
3.今後の展望
4.おまけ
もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。
先日より選手別に感想を書いています。対戦相手については1項目でまとめて記載しています。
ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。
1.スタメン&選手感想
我が軍のスタメンはこちら。
※現地観戦の際は試合後に書いています。
絶対アキさん怪我じゃん!ちょっとそうかなと思ってたけど!!せめて天皇杯間に合ってくれえ……
どういうシステムでやるのかなと思ってましたが、ACL仕様というか4-3-3力こそパワーシステムでしたね。せがちゃんいるからWBやるのかなと思ってたけど普通にアキさんと同じポジションでやっていた。
ベンチはいつもより上限が多いので、若手メンバーもたくさん!今回ピッチサイドだったので、思いがけず大関くんが近くで見られて大変嬉しゅうございました。早くピッチでプレーしている姿が見たいなあ。
大聖しばらくいなかったけど帰ってこられてよかった。もしかしたらコンディション不良かな。やっぱりいてくれると安心感ある。
1.ソンリョン
ナイスキーパーの後にぽろっと落とした時はドキリとしたけれど、その他は大きなストップシーンもなく、シュートは打たれても枠内に来てセーブするようなこともなかったかな。危なげなくプレーしていた印象です。
試合前に相手の選手から挨拶されまくるソンリョンを見て、あーやっぱり現地ではすごい選手という認識なんだろうなあと思ったり。ダミアンもそうだけど、出身地が同じ選手からの対応でその選手の偉大さを感じることってあるよね。
2.ノボリ
前半からかなり走っていたので、週末のことを考えると消耗しませんように、怪我しませんようにと祈るばかりでした。後半どでかい交代選手が入ってきてミスマッチを作られても粘り強く対応していましたね。相手の攻め方もそこまで巧くはなかったようには思いましたが、にしてもキツい中何とか対応続けてくれたことで無失点で終えられました。ナイス。週末も頼むぜ。
3.大南くん
危ないところを大体何とかしてくれたのが大南くん。リーグ戦でも活躍はしているのだけれど、カップ戦の方がより輝いているような気がする。飛んできたボールはシャットアウトできるし、足の速さで他の選手のカバーもできるし、持ち上がって攻撃参加もできるし、強くて器用な選手だなあ。彰悟さんやジェジエウの穴を埋めるのは難しいと思っていたけれど、近しい戦力としては他にいなかったろう。強化部の見る目すごすぎるぜ。
13.ミキくん
アキさんがいないこともあっていつもに比べて攻撃参加はあまりなかったような印象はあったけれど、ボール奪取や守備での貢献はよく見られていたし、ボールの持ち方もよくなっているような印象でした。今まではよくも悪くもフロンターレっぽくなかったのだけれど、ボールを持ってスイスイ相手を躱しているのを見たら巧いなあとシンプルに思ったな。色々なパターンを持っているのだなあ。
8.健人くん
パスミスは多少あったのだけれど、ミス以上に走り回る健人くんを見ていたら安心しました。この前のリーグ戦でもそうだったけれど、もう大丈夫そうだなと思っていたし、シュートも積極的に打てていていいなあと思っていたら、終盤にあんなにすんばらしいミドルかましてくれるとは思いもせず、カップ戦に強い選手だなあと改めて。天皇杯でも決勝弾決めたし、ACLでハットトリックもしているし。
ようやくキャプテンらしい振る舞いも見えてきたし、健人くんらしいキャプテン像を作り上げていってほしいなって思います。
14.ヤスくん
得点やアシストはないまでも、その存在感は圧倒でした。相手絶対イライラしただろうな。ボールを獲りに行っても躱されるし、そのパス通るの!?みたいなパスも通しちゃうし。現地でも帰ってから見返しても、どういう切り取り方をしても巧くてびっくりしてしまう。
ちょっとやりにくそうにしていた場面もあったのだけれど、結果的にはシュート数も多かったし。やっぱり簡単には外せない選手だな。
16.瀬古くん
最近ファール受け係になりつつある瀬古くん、今節もだいぶファール受けてましたね。大怪我になるようなファールがなくてよかった。
瀬古くんはフィジカル的な強さもあるけれど、メンタリティがさすがだなと思っていて。健人くんや他の選手の足りないところを技術以上にメンタルでカバーできる選手って貴重だよね。今まではノボリくらいしかいなかったし、ダミアンは盛り上げるのは上手なのだけど、しんどい時に声をかけられるのはとても大事。身体も張れるし、最近スタメンが増えているのは私たちにも見えてきたポジティブな面が評価されるようになっている証拠ですね。
30.せがちゃん
今節もめいっぱい走ってくれて大変ありがたかったなあ。最初から最後まで懸命に走ってくれて、攻守において献身してくれました。アキさんがいないと知った時はヤバいなあと思ったのだけれど、せがちゃんの良さがずっと出続けていたパフォーマンスでしたね。
せがちゃんって粘り強いだけでは表現し切れないやりにくさがあるよなー。相手もなかなかボールを獲り切れていなかったし。本当助かったな。
31.やまむー
相手が苦手なところをあまり突いてこなかったこともあるけれど、それにしても飄々と、何でもないようにプレーしていた。さすがやまむーである。
最終ラインからの的確なパスも何本もあって、コンディションの良さも伺えました。久々にスタメンで出されてもいいプレーをできる選手がいるっていうのはチームにとっても大きな財産だなって思いました。やまむーいてくれてありがとうって毎年思ってる。
9.ダミアン
もうかなり感覚を取り戻している感じもあるし、得点こそなかったけれど、相手が手を焼いているのがよくわかりました。ただロングボールのターゲットになるだけでなく走るしプレスかけるしシュートも打つ身体のでかい外国人助っ人FWなんて、厄介でしかない。相手の助っ人と違うところはそこだよね。
輝いているダミアンをまた見たいんじゃ。よろしく頼むぜ。
23.マルちゃん
調子がよさそうなだけに、決定機逸脱はもったいなかったなあ。あの足の速さに困惑している様子だったし、やり切ってもよかったと思うのだけれど。テセが飛び道具と表現していたけれど言い得て妙ってやつですね。マルちゃんという選択肢があるだけでチームはかなり助かっている。
あのコンディションならもう少し得点がついて来てもいいと思うので、現状に満足せず貪欲に狙って行ってほしいですね。
33.大聖
全然問題なさそうじゃん!よかったー。大聖いた方がいいよな……?って思うことも多かったし、公開されている練習風景の写真を見てもいたりいなかったりだったから、怪我じゃないところで体調不良だったりするのかなあと心配していたのだけれど。安心しました。
もう少し開いてもいいかなと思うところはあったけれど、パワフルな外国人CFWと組むなら大聖はどちらもできる器用さと巧さがあるしいいと思う。プレータイム伸びてくるといいのだけれど。
17.大弥くん
しばらく、大弥くんの途中出場っていいイメージがなかったのですが、今節は全体的にちゃんと走っていたし、プレスもかけていたし、ゴール近くでプレーしようという意思が感じられたので良くなっているなという印象でした。よかった。
健人くんへのアシスト、そのボールの渡し方が何というかとてもエモかったんですよ。ちょんって。あと打つだけだろって感じの。ふたりの関係性が透けて見えるようなパスでとてもよかった。何回でも見たい。
20.新くん
身体つっよ。毎回毎回強い強い言ってるけど、あれ勝てる選手どれだけいるんだろう。笑
最後まで身体を張って、隙あらば前へ持ち運んでゴールを狙う姿勢はストライカーそのものです。前を向いた選手にしかチャンスは訪れないことをよく知っている。短い時間でもチームのために汗をかける選手は、スタメンじゃなくてもベンチに置いておきたいよね。
18.バフェ
プレータイムが短くても、必要なプレーを選んで関われる選手だなと思いました。上から目線の表現になっちゃうけど、頭いいんだろうな。
ゴールシーンも直接的には関わっていないけれど、ボックス内で相手を引き付ける仕事をしてるのはバフェだよね。FWってゴールを決めるだけじゃない関わり方があるんだよね。さすがです。
蔚山現代
端的に強かったし、多少の粗さは「Kリーグでは当たり前、蔚山は技術で上回れている方のチーム」という解釈で納得しました。江坂めっちゃくちゃ巧かったなー。ありゃ違いの出せる選手だ。
練習開始前と試合後に挨拶してくれたことはびっくりしたけれど、珍しいことらしいですね。あんまり見たことないもんな。下がる時も半数以上の選手が最後まで拍手しながら応えてくれて、ノーサイド精神……!と感動しちゃいました。12月もよろしく頼むぜ。寒そうだけど。
2.過程と向き合える時
健人くんがギリギリでゴールを決めてくれたことで、結果的に勝利で終えられました。カップ戦、ことACLに関しては、勝利以上のものはありません。勝ち抜けしなければならないし、そのために引き分けていい試合なんてないのは昨年の経験からよくわかっています。
けれど、健人くんがここで、魂のこもったミドルを決めてくれたことは、結果と同じくらいに価値のある過程だなと思ったんです。
今季、キャプテンに指名されて、ただでさえ難しいチーム状況の中でチームをまとめるのは本当に大変だったと思います。健人くんにはできると思っていたし、やらなければいけないと思っていたし、彼にとってステップアップを考えるなら、いつかはぶつからなければならない壁だったかもしれないと思っていました。折れても仕方ない、当たり前だと。
それでも、歯を食いしばって踏み留まって、コンディションを持ち直して、パフォーマンスを安定させて、大一番で決定的な仕事をしてみせた。スタジアムに来ていた多くのサポーターには、そのゴールの背景が透けて見えるような思いだった方も多いのではないでしょうか。
結果が一番大事なのはそうなのですが、そこに至る過程を評価できるのは、チームメイトやずっと腐らず応援し続けていたサポーターの特権だと思うのですよね。スポーツにはドラマがある。順風満帆じゃないからドラマがあるんです。
そして、結果が出たからこそ、その過程を前向きに受け入れられる。だから結果が一番大事なんだなって思います。
キャプテンとして大きな仕事はしましたが、まだまだ大仕事は残っています。この過程と結果を受けて、更に大きな結果に期待せざるを得ません。
3.今後の展望
国際試合もあって間隔が空くので、次節は10月24日ですね。パトゥムとのアウェイでの試合とのことで、久々にチャナと再会できそうです。元気かなあ。
この前JTDには殴り合いの結果敗戦とはなっていましたが、言うてタイの中では最強チームですし、環境的にもキツそうですし、アウェイでもしっかり叩いておきたいところ。
間に天皇杯やリーグ戦もありますし、万全の状況で迎えたいですね。怪我人、増えてなきゃいいなあ。そして戻ってきてくれていればいいなあ。
ACLはとにかく勝つしかない。ひとつも落としていい試合なんてありません。やったろうぜ。
試合結果
--☆-☆-☆-☆-☆--
川崎F vs 蔚山現代
1-0
得点者
89' 橘田 健人
--☆-☆-☆-☆-☆--
現地で見た時もすげー!とはなったけど、映像で見た時は本当にすげー!!!だった。よく決めたな。
4.おまけ
仕事終わりに駆け付けたのでちょこっとだけ。
蔚山のサポーターのみなさまも楽しそうだったし、ホーム&アウェイっていいなあ。みんなまた来てね。