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それはもう、奇跡じゃない。/2022年J1リーグ第25節 川崎F vs 京都

どうも私です。
平日仕事終わりからの等々力ダッシュはなかなかハードでしたがキックオフ間に合ってよかったー。雨もぱらついていたのでどうかなと思いましたが、結果的には本降りにならなかったのも助かりましたね。よかった。

さて、今シーズンミッドウィーク、そして夜に開催される最後の試合。台風で延期になった第25節、京都戦です。
アウェイでの敗戦が頭をよぎりましたが、そんな不安もなんのその、前半早い時間でセットプレーから先制することができ、結果的には3-1と勝利を収めることに成功しました。裏で開催されていた試合でマリノスが敗戦したため、この勝利によって勝点差は2。望みを繋げることができました。

内容を三行でまとめると
・対照的な両者の攻め筋
・セットプレー&セットプレー
・奇跡はいつか必然へと変わる

もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

感想つらつらスタイル継続中。
ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※現地観戦の際は試合後に書いています。

チャナが帰ってきた……だと

いやーまさかチャナがスタメンで帰ってくるとは思ってなかったなあ。びっくりした。結構ちゃんとした怪我っぽかったから。怪我人が多い中嬉しいサプライズ。
ジョアンと健人くんがタッチ交代になってしまったけれど、どちらもいないのが一番しんどいのでまあ、最悪の事態にならなくてよかったね……

ベンチに先生も復活。助かりますなー。最終ラインがここに来て不安になってきたから本職がいてくれるとありがたい。
瀬古くんがここで外れてしまうのはちょっと寂しい気もするけれど、彼に関してはもう少し待ってもいいかなと思ってます。もう1年経ってるからプロとしてはどうなんって声もあるかもしれないけれど、彼の場合は横浜FCで確立してきたものを一旦バラバラにして組み立て直すところから始まっていると思うので、結構難しいところも多かったと思う。でも、その分土台の基礎の基礎部分は更に強固なものになっているはずなので、その状態でキャンプに入ってどれだけ伸びるかなという楽しみもありますし、もうちょっとお楽しみはとっとこうかな。彼の持っているキャプテンシーは誰にも真似できないものだしね。

あと和季くんがまたベンチにいたり鷹虎くんが継続してメンバーに入れているのは嬉しいですね。
ていうか鷹虎くんはもう割とそういう域まで来てるんだなあ。オニさん結構しっかり厳しいから、正直高卒でメンバーに入れるだけでもだいぶすごいなって思ってるよ。カップ戦じゃなくてリーグ戦だからね。
そもそもレンタルやら移籍やらでチームを離れた選手たちがそこここでスタメン入りしているのを見ると、やっぱこのチームのレベル高いわって思う。その選手の強みや弱みもあるけれど、それ以上にね。

京都は最近ウタさんいないんだよね、寂しいなあ。
個人的には天馬くんが観られるのを楽しみにしてました。確か湘南時代に点決められたことあると思うのだけど、覚えたのは違う試合な気がするんだよな……忘れちゃったけど……
え?京都に行った時に観てるんじゃないかって?試合を観た記憶がありませんねえ( ^ω^)

2.試合感想

試合前いつもよりバタバタしてしまったので、着いてからあっという間に試合が始まったって感じでした。平日は仕方ないね。
しかし始まった時はどうなることかと思ったけども、結果的にペンラ文化が根付いてきてよかったですな。すごい綺麗だったよ。確かスタジアムの電気がLEDだからつけたり消したりできるんよね?技術の進化を感じますなあ……

前半から思ってたよりずっとよかったんですよね。もっと身体重いのかと思ってたけど、勝利によるアドレナリンパワーなのかなあ。みんなめっちゃめちゃ積極的に行ってた。相性もあるとは思うのですが、にしても諦めない姿勢が全面に出ていて大変よき。
雨が降っていたのでピッチがつるつるしていたのが気になったけど、大きな怪我なくてよかったね……たんちゃんも最初のキック以外ゴールキックうまくいかんかったし、みんなペナルティエリア付近でロングボール蹴る時につるつるしてたからドキドキしちゃったぜ。

我が軍は恐らく敢えてのロングボールが多めの攻め。逆に京都は川崎F対策あるあるの細かく繋いでリズムを作っていく作戦。結構対照的な戦い方だなあと思いながら観てました。身長的なこととか、多分空間把握的な観点なのかな、京都のウィークはセットプレーっていうのはずっと聞いてはいたのだけれど、前半早々にまさにそのセットプレーから先制できたのは振り返ってもいいポイントだったなと思います。
一旦外してもセカンドを拾いに行ってまたチャンスを作れるっていうところがね、やっぱりナイスでしたわよ。しかもそのクロスが復帰したばっかりのチャナで、決めるのがキャプテンっていうのがようできてる話ですわ。彰悟さんヘディングうっま。

復帰したてのチャナ、結構吹っ切れたというか、気持ちよくプレーできてたかな?まだ90分は持たないだろうなって感じはあるけど、自分の持ち味をようやく共有でき始めたのかな。特に攻撃的に出られている時は良さがよく出る。耐久力に難ありだけど、そんなことは来る前からわかってたことだし、そこを無理やり何とかしようとするとできることもできなくなるからねえ。使いどころはもうしばらく悩みながらになるんだろうけれども、諦めるにはまだまだ早いよねとアシストを見て思ったな。

あとね、キャプテンのパフォーマンスの安定感がすごくよかったと思いました。先読みすごくなかった?終盤まで結構相手のところ、足元で奪ってたよね。なんていうか、ブレない人だよなあ。すごいよなあ。
ゴールを獲ったことをフォーカスされやすいとは思うけれど、ピンチを作らないっていうのもディフェンダーとして大きな仕事なのでね。これは本当に代表呼ばれてほしい。必要でしょ、この安定感。

守備は危なっかしいところもないとは言えないんだけど、とにかく気持ちで止めに行っているというか、絶対勝つんだっていう気持ちがうまく空回りせずにポジティブに発揮できていたようには思いました。元々逆境には強い方のチームだという認識ではあるのだけれど、優勝してからそういうメンタリティみたいなところは随分安定したようには思うかなあ。
今シーズンは随分「oh……」って試合は多かったけども、メンタルというよりは色々なものがついて来てないなって感じというかね。いや修正できるでしょ!みたいなところは結構あったように記憶していて。明らかにメンタルズタボロだったのは2020シーズンのホーム札幌戦くらいじゃないか?笑

で、追加点もまたセットプレーから。いやしかし、ヤスくんのキックの精度と安定感すごいわね。シュートやフリーキックはそこまで決めてないものの、セットプレーでミスキックって記憶している中ではほとんどないような気がする。ひたすらニアに蹴ってて上手くいかなかった試合もあったけど、あれは狙ってやってたもんね。
ヤスくんの蹴ったボールを捉えたのは彰悟さんかと思いきややまむーでした。ポストに直撃は惜しかったけども、跳ね返りをまさに気持ちで押し込んだ健人くんのナイスプレーで2点目。シュートの意識高まってますなあ。いいですなあ。泥臭くても何でも1点は1点だからね。
京都もセットプレーから2失点は結構ダメージあったと思うし、川崎Fサイドとしてもこの追加点は試合を優位に進められたのでよかったよね。得点に勝るものないわ、本当。

ここ最近上手く進められなかった試合と比べると、中盤での優位性はまあ健人くんの働きも大いにあったけれども、獲られても獲り返すっていう意識のところが戻ってきていたようには見えた。そうだよね、行くなら獲りきらなきゃよね。ミキくんはまだ本調子ではなさそうだったけども両SBの頑張りに結構助けられたようにも思ったな。ノボリはかなり身体張ってたよね。危ない落下もあったし、怪我なくてよかった。結構観れなかった時期長かったからかもしれないけど、ノボリってこんなに巧かったんだなあって思うプレーはここ最近よく目にしている気がする。

ピンチもありつつ何とか切り抜けて、2点リードのまま後半へ。相手はフォーメーションを変えて割り切ったサッカーをしてきました。前半の戦術で勝てるのが一番だったのだろうけれど、リーグも終盤となると何より勝点が必要な試合も出てきます。とにかく1点返すんだという積極的なプレーに、徐々に押されていく我が軍。
2点リードしてうっかりすっかり忘れてたけど、そういや中3日なんでした。そりゃ後半キツくもなるわいな。

しのぎながらも追加点を虎視眈々と狙う選手たち。悠さまのギラギラ見た?あれが小林悠よな。今節は得点につながらなかったものの、ああいうプレーがチームを引っ張るんだよなあ。ダミアンもなんだけど、川崎フロンターレのセンターフォワードに何が求められているのかを(本能的になのか理論的になのかはわからないけども笑)理解してプレーしているんだろうなって思っている。

そして、右でボールを回しながら隙を伺っていたところから、逆サイドを狙ったヤスくんのボールに反応したマルちゃんの押し込みで3点目!得点こそ正義である。
ここ、右で持ち続けていたことで結構意識も寄ってきていたし、クロス上げた時に悠さまもラインの駆け引きしていたことで手前の選手は一瞬気を取られてるっぽいよね。30秒前くらいから見ると、意味ありげなようななさげなような歩き方をぷらぷらとしてるのよ。相手も悠さまがあまりに普通に歩いてるから、何かするでもないけどちょっと気にしてるくらいで。でも、ヤスくんにボールが入るぞって時に「ここだ!」みたいな動き方してるんだよね。
マルちゃんの抜け方も巧かったけど、私は手前の悠さまの動きもとても好きです。あそこで動いて点を獲れる選手だと思われているから警戒されるわけだし。選手がそこにいる意味って絶対あるし、意味を持たせるのがプロのお仕事だよね。プロだわ。好きだわ。

その後でチャナに代えて大弥くんを投入。これは既定路線かな。ただ、相手が体力とパワーのある選手たちが入って慣れないところもあったのか、ピンチを立て続けに招くとついに失点。むう。
たんちゃんもうちょっとで止められそうだっただけに悔しかったろうなあ。あれは打たせちゃならんよなあ。いやー、3点獲っててよかったですね……2点だったら勢いでやられていたところもあったかもしれん……

体力にも後手を踏んで苦しいなというところで、ノボリ、マルちゃん、ヤスくんに代えて先生、天くん、和季くんを投入。これ結構効いたよね。インパクトという点ではそこまで残せなかったかもしれないけれど、相手に主導権を握らせないためにやるべきことは結構やれたと思う。あ、天くんはもうちょっとやってほしかったけど笑、そこは今後の課題ということで……
特にさ、和季くんすごなかった?あの華麗なパスの数々よ……あれが私が追い求めていた天才小塚和季のプレーの片鱗よ……もっと見せてくれ……
何というか、ヤスくんとは違った質の怖さがあるようには思う。不気味さとも言えるかもしれないけども。何か起こしてくれそうな夢があるんだよね、彼のプレーって。もうちょっと長く見たいです。

これは流れを獲り返せたなあというポイントとしては、やっぱりたんちゃんの身体を張ったセーブかな。あれDAZNで観返した時、すごすぎて少し泣いたもんね。
プロでもさ、ボールって絶対怖いと思うんだよ。当たったらすっごい痛いもん。それに立ち向かっていく勇気って、仕事だとしても慣れていたとしても、そんなに簡単に持てるものじゃないと思ってるのですよ。それを、自分のどこに当ててでも止めてやるみたいなさ、あんなセーブできる?この前のソンリョンもだけど、キーパーって本当尊敬する。どのポジションの選手もすごいと思ってるし尊敬しているけど、キーパーだけはやってと言われても無理だと思う。感動してしまった。

たんちゃんがあんなセーブしてくれたら、これ以上点を入れさせる訳にはいかないですよ。と選手たちが思ったかどうかは知らないけれど、最後まで耐えて、耐えて、何とか耐え切って3-1で終了。
よく最後まで頑張ったね……こちらもひたすら祈るような時間でしたが、とにかく勝ててよかった。よかったよ、、、

同時刻開催されていた横浜FMvs磐田は、終盤に静学出身古川くんが決めたゴールが決勝打となり0-1スコア決着。マリノスがここで2連敗だと……降格争い組おそるべし。そしてここに来て勝点差が2まで迫りました。Jリーグ盛り上がってまいりましたぞ。

3.奇跡はいつか必然へと変わる

「信じて勝ち続ければ何かが起こる」とはみんな言い続けていましたが、本当にここまで迫れるとは思っていなかったので正直かなり驚いています。基本的になるべくフラットに観るようには心がけていまして、ここまで観てきた中でも横浜FMとは攻撃力と安定感の差が結構あるなと感じていたんですね。一方、川崎Fは獲るべき勝点を取りこぼし、黒星を重ね、湘南やC大阪にダブルを食らい、自分たちで自分たちを追い詰めるような落とし方が結構多かったのですよね。チャンピオンチームってなかなかこういうところがしたたかなので、辛抱の年になるかもな、とすら思っていたシーズンです。

それが、残り2試合のところで勝点2差になるとは。圧倒的不利なことには変わりないですが、それでも札幌で味わった絶望感がここに来てここまで拭われるとは予想だにしていなかったです。サッカーって何が起こるかわからないよね。2017の優勝をリアタイしていた方々は充分知っているところだと思いますが。

前回テーマとして書いていたのでふと「奇跡」って言葉を検索してみたら「常識では起こるとは考えられないような、不思議な出来事。特に、神などが示す思いがけない力の働き。また、それが起こった場所。」って書いてあったんです。
確かに横浜FMがここで取りこぼすとは思っていなかったし他力ではあるので、ある意味奇跡なのかもしれない。でも、川崎Fがここまで来られたのはもう奇跡とかそういうことじゃなくて、ただ選手やチームが諦めずに戦い続けたからでしかないと思うんです。誰がこの状況を起こしたのかと言ったら、それはやっぱりそれぞれの力だと言いたい。起こるべくして起きた、そこまで来たら、それは選手たちが起こした「必然」なのだと思います。

あと2試合。「奇跡」ではなく「必然」を起こすために、勝つのみです。

4.今後の展望

さて、2週間空き次節はホーム最終節、神戸戦です。
神戸なーーーーーーーーここで当たるかって感じですが、まあ調子がいいのですよね。5連勝中。どうなってるんだ。なんでみんなうちと当たる前に調子上がるんだ。
大迫も復調しているしイニエスタが復帰するのではという噂まで聞いてハラハラドキドキです。つけいる隙はあるとは思うのだけどもね……

こちらサイドは調子がよければリョウタ辺りはワンチャン間に合うかもな。公式インスタで写真載せてたけどスパイク履いてるっぽいよね?多分モレリアだと思うのだけれど。リョウタいるとありがたいなー。
あとはダミアンが戻れるかどうかだけど、無理して悪化しても嫌だしな。ジェジエウは本当無理しなくていいよ。いてほしいけど負傷部位を守り切れるとは言い切れないから仕方ないかなあ。

まあ。やるべきことは決まっているので、誰が出てもやるだけです。どのポジションにも厳しい相手はいるけれど、いっちょ勝って、Jリーグ最終節まで盛り上げたいところですね。

陸前高田ランド楽しみだな~~~~~~~!!!陸上イベントはね、行きたい気持ちは山々なのですが、身体がひとつしかないもんでね……食べ物に全振りさせてくださいね……
あまりの豪華さに何度も名前確認してしまいましたが、これはサッカークラブが主催とは思えない規模ですわ。また他のイベントが被らない時にやってください。たのんます。。。

試合結果
--☆-☆-☆-☆-☆--
川崎F vs 京都
3-1
得点者

09' 谷口 彰悟
22' 橘田 健人
61' マルシーニョ

70' パウリーニョ
--☆-☆-☆-☆-☆--

セットプレーとセットプレーと崩し。セットプレー強いのでかいなー。

5.おまけ

前回にも増して写真撮れなかったですがちょこっとだけ。

ルーティンをするミキくんとヤスくん。
こういうのを近くで観られるのがピッチサイドのいいところ。
牛たん弁当を食べたのでした。美味しかった。
マスコッツのファンサ。
勝った!お疲れさまでした。
イケメンが何か見てるところ。
最近先生はやまむーのことすごい好きよな。
遠いところからお疲れさまでした。

来シーズンも京都行きたいので残留してください(直球)。
あちらで勝ってこそのリベンジだしね。時間的余裕を持ってスタジアム内見て回りたいなー。という訳でよろしくお願いします。
等々力にもまた来てね。




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