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がむしゃらさは新たな武器になるか。新芽は大樹から芽吹く。/AFCチャンピオンズリーグ2021第6節 川崎F vs 北京FC(中国)

どうも私です。
は~~~~~~~~~~日曜21時キックオフって最高じゃないですか!?普通に起きている時間にサッカーが見られるって素晴らしい!
しかし現地17時って暑いんじゃないかと思っていたけれど、今節はそこまで気温が上がらなかったみたいで(それでも30℃超えてたけど)、過酷な環境でなかったのは救いでしたね。それが一番心配だったから本当よかった。

さて、グループリーグ突破を決め、余裕を持って迎えられた最終節。スタメンを10人入れ替えフレッシュなメンバーで挑みましたが、4-0と全勝でグループステージを終えることができました。色々と収穫のあった試合になりましたね。慣れない環境での練習や移動、隔離は過酷だったと思いますが、チーム全員で参加できたのは結果よかったなと思います。

内容を三行でまとめると
・序盤からガンガン攻める若者たち
・各々の長所を出し惜しみしない
・同じ新芽でも育ち方が違う

もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※DAZN観戦の際は試合前に書いています。

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…………っっっっっっ(言葉にならない)

これは激熱メンバーすぎるぜ……!
入れ替えて来るだろうとは思ってたけど超大胆に変えてきたじゃない。

スタメンはなんと10人入れ替え。先生のみ継続っていうのもまたオニさんの信頼が見えるところで嬉しいですけれど。
フィールドプレイヤーの中で圧倒的なやまむーのパパみ。いや実際この試合の結果左右するのCBと中盤の完成度よねっていう。っていうかタツヤなんでMFなん?IHやるん??(試合後追記:始まってみたら大弥くんがIHでした。笑)

ターンオーバーの消化試合とはいえ、昨シーズン全く出番のなかったゼインくんやカイトくんがスタメンって熱いよなあ。同期や同じポジションのライバルがすごすぎただけで、実際他のチームだったら出番もう少し早く来てたかもしれんと思うと、ここまでよく辛抱強く頑張って来たね……っておかんのような気持ちになってしまう。笑

この試合をただの消化試合にするのか、実りあるものにするのかは選手次第。頑張れよお……!!!

2.試合内容

ホームグラウンドにただいま!芝は相変わらずだけど前節に比べたら全然マシ……!ホームユニ着てるから本当ホームみたいよな。
あとやまむーがキャプマ激熱だったんだけど、やまむー先頭で入場してくる選手たち見てたらマジ引率の先生か子だくさん大家族みたいだった。笑 最後尾たんちゃんだったからやっぱ部活の引率かな。笑

割と前半から積極的にプレーしていく我が軍の若手たち。特に知念の砕けてもいいから当たって行こうぜスタイル、和季くんのHT交代した等々力スタメンデビュー戦と同じ人とは思えないチャンスメイクの数々、天くんのACL初出場とは思えない堂々たりプレーっぷりには大変驚かされました。笑
知念はね、もう少しこう、悠さまのようなシュートの巧さが備わるともっと決まってくると思うのだけれど。まあでも臆病になるよりは砕けてもいいから当たりに行った方がいいのかな。
和季くんは、もちろん相手の強度のこともあるけれど、この前からだいぶ守備が改善されていてよきですな。中盤から地上でも空中でも決定的なパスを出せるっていうのはなかなかに強い。特にピッチ状態のよくない時は。CKもFKも精度高かったし、ヤスくんとはまた違ったものを持っているね。

しかし、何と言っても今回は天くんが素晴らしかった。天皇杯で観ていたからある程度できるだろうとは思っていたけれど、堂々としてたなあ。ボックス内で相手選手を躱していく様子がとても頼もしかったですな。相手の実力を差し引いても求められているものは充分出せたのではないかしら。

開始早々、知念の惜しいシュートがあるも相手GKにセーブされゴールならず。これは入ってほしかったなあとは思いつつも、ちょっと混戦気味だったから仕方ないかな。
その後もガンガンボール入れまくる和季くん。チャンス作りまくる天くん。ここのゲーム記録すごいんですよ。

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この文章中に何度「小塚」出てくるの。笑
なかなか決め切れない中、決定的なチャンスを作ったのは車屋先生。大きくサイドチェンジしたボールを天くんが受け、中央へ入れたボールを知念がシュート。一旦凌がれるものの強引に押し込む形で先制!めっちゃめちゃ泥臭いなと思ったけど、それもまた1点なのである。

全体的に右サイドでチャンスが多かったけれど、左はちょっと前線が渋滞していたのですよね。解説の戸田さんもちょっと触れていたけれど、カイトくんとタツヤの距離感があまりよくなかったというか、カニバってたというかね。多分これはタツヤというよりカイトくんの問題で、それを踏まえたうえでタツヤが選択肢を持っていたら更によかったは思いますが、コンビネーションって一朝一夕でできるものではないから難しいですね。どう解決しないといけないのかはカイトくんが自分なりの答えを見つけていくしかないんだろうなと観ていて思いました。
ノボリにはノボリの、先生には先生のプレースタイルがあってアンサーがあるから、ただ真似るだけでは解決にはならないからね。試合に出て体感できたのはいい経験になったはず。

という訳で2点目もまた右から。天くんがね、いちいち巧いんですよね。トラップもぴたっと止まるし。このシーンは切り返して相手を外して出したパスを和季くんがダイレクトでボレー。ゴラッソでした。いやー素晴らしい!なんというか、小塚和季って感じのゴール。あの巧さよなあ。そしてまたしても天くん。1点目はアシストつかなかったけど、こちらはしっかりついてましたね。ナイス。

2-0で前半折り返し、後半からは先生に代わって秀斗くん投入。期待していたもののプロデビューがこんなに早く来るとは思っていなかった!おめでとう!秀斗くんが入ったことでカイトくんはCBに。いよいよ引率みたいになってきたやまむー……最終ラインの平均年齢低いなあ……笑
そもそもボール保持率的にもそこまでピンチの多い試合じゃなかったので秀斗くんの能力はそこまでわからなかったのだけれど、ピッチに立った時の存在感がすごくあるなと。身長が高いのもあるのだけれど、佇まいがいいなと思いましたね。激戦区だからプレータイムを伸ばすのは簡単ではないと思うけれど、チャンスがもっともらえたらいいなあ。もう少し観たい。

後半も引き続ぎガンガンいこうぜのチーム。隙さえあればゴールを狙いに行きます。ちょっとカウンターをくらったりはしているのだけど、大体中盤で奪い返せるのでそこまでピンチ招かなかったですね。たんちゃん全然見えなかったもんな。笑
3点目は左のチャンスメイクからでした。大弥くんがかなり厳しい角度から打ったシュートがポストに直撃しゴールラインを割れなかったものの、もう一度打ったシュート性のクロスを天くんが決め切り見事ゴール!天くん得点関与3点目。すっげ。大弥くんのクロスはほぼシュートでしたけれど笑、しっかり決め切る天くん。落ち着いてるなあ。

3点獲っても手を緩めない選手たちはチャンスメイクし続けます。というかね、CKの数がすごく多かったのよね。FKもだけど。ちなみにCKは12本、FKは8本らしいです。そのほとんどを和季くんが蹴っていたので、今節いい仕事してたなと改めて思います。まだまだこんなもんじゃないと思ってますけれどね。
そして追加点はまさに和季くんのFKから生まれたのでした。秀斗くんの巧い躱しからの前線へのスルーパスに走り込んだタツヤを止めるために、相手選手がたまらずファール。少し角度が難しいところではありましたが、クリアをしようとした相手選手に少し当たっていたようでオウンゴール扱いに。実況席では和季くんのゴールに変更になったかもと話してましたが、川崎Fの公式ゲーム記録ではオウンゴール扱いですね。まあでもあんなんほぼ和季くんのゴールでいいでしょう!いいコースに飛びました。

その後も攻め続けるもなかなか決まらず。特にサイドのゼインくんは積極的に攻め上がっていたところもあって、少しずつ自分の良さを出すようになってきたなあと思います。あとは直接的に点に絡む機会が増えてくればいいな。フィジカル面でのアドバンテージは絶対あるはずだし、違いを出せていけるのではないかなあ。
この辺から天くんを左に置いてたかな?右でも充分やっていたけれど左の方がやりやすそう。
82分から足をつっていた知念に代えて、ダミアンを投入。この時間にダミアン投入するって、仕方ないとはいえ北京FC涙目すぎるな……笑

更には終了間近にタツヤに代えてアキさん、健人くんに代えて彰悟さん投入という最後の最後まで全く手を抜かない采配。えっぐ……さすがオニさん……
もしかしたらアキさんと彰悟さんが入った状態の中で天くんは和季くんとの相性を観たかったのかなとは思いつつ、なんにせよえげつない交代。
危なげなくクローズし、4-0で試合終了。試合後のヒロインでは天くんのキュートな姿までおまけで見せてもらえてラッキーでした。ふふふ。プレーはあんなに落ち着いているのにインタビューとなると年頃の青年になるのは可愛いですなあ。戸田さんも思わず可愛いとこぼしてしまう可愛さ。笑

苦労したところもありましたが、無事全勝で帰ることができました。チーム全員の力ですね。

3.同じ新芽でも育ち方が違う

今節かなりのメンバーを入れ替えて戦いましたが、やまむーや先生の落ち着きのあるプレーやたんちゃんの声出しに、このチームを支えている根本のところが見えた気がします。
今節は若いチームだったけれど、要所要所で締めてくれる選手がいるからこそ、若い選手たちもがむしゃらに自分たちのプレーに専念できるのかなあと。このACL集中開催は碧くんを欠き悠さまも早い段階で負傷し、不安なところも大きかったけれど、リョウタややまむーが間に合ってくれたことも、タツヤがフィニッシャー以外の仕事もこなしてくれたことも、チームの底上げに一役買ってくれました。

川崎Fのここ数年の強さは、ベテランと若手のバランスの良さがかなり大きいと思っています。ただ技術のあるベテランや若手を獲るのではなく、チームコンセプトに合ったスタイル、人間性、将来性を見て、じっくり育てたりレンタルに出したり、その選手に合った時間と方法を選んで育成をしている。それができるのは、もちろんクラブの努力もあると思うのですが、お手本になる選手たちがいることが一番なんだろうなと改めて思います。

憲剛さん、悠さま、ノボリ、アンちゃん、彰悟さん、先生、リョウタ、そしてアキさんやソンリョン、ダミアンのような他のチームでの経験豊富な選手や、そういう先輩たちを見て育ってきた中堅の選手たち。その選手たちを見て、また若い選手たちが育っていく。

川崎Fの育て方は、種からだったり苗木を植樹して育てるというよりは、既に大きく育った大樹から新芽を芽吹かせて、大樹から栄養を受けながら育てていく方がイメージに合う気がします。
大きくなったら新たに植え替えてもいいし、そのまま大きく育ててもいい。自分たちを伸ばすためのヒントが、チームそのものにあるんだなと感じています。

まだまだ新芽は芽吹いたばかり。この先どんな木になっていくのか、見守っていきたいと思います。

4.今後の展望

無事全勝でグループリーグを締めくくり、やっと帰国。まだ隔離期間があるのでおうちにも麻生にも帰れないようですが、日本に帰って来られるというだけでも、かなり安心感はありますね。
五輪代表に選出された三笘くんとレオくんはU24代表チームへそのまま合流、それ以外の選手たちは隔離されながら練習を続け、リーグ戦のアウェイ清水戦を迎えます。地味に大変だなこれ……

三笘くんとレオくんは不在ですが、今節主力をかなり休ませることができましたし、少し期間は空くので、三笘くんのところはそのままタツヤが入るかな。IHも左SBもとりあえずは大丈夫そうだし、ふたりがいない間もとりこぼしのないように戦いたいですね。

清水は昨シーズンアウェイでかなり苦しめられたので、今回は勝利したいところ。確か追い付いてドローだったんだよな……
GKは権田だし最近調子が少しずつ上がってきているし、苦手な堅守ロティーなサッカー相手にどれだけ力を出せるか。
帰国早々踏ん張りどころですが、勝利して気持ちよく天皇杯に繋げたいところですね。

試合結果
--☆-☆-☆-☆-☆--
川崎F vs 北京FC
4-0
得点者

'21 知念 慶
'36 小塚 和季
'55 宮城 天
'68 オウンゴール
--☆-☆-☆-☆-☆--

和季くん・天くん、川崎F初ゴールおめでとう!
リーグ戦でも期待してますよ。


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