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リスタート。変わるもの、変わらないもの。【後編】/2020年Jリーグ第4節 川崎vs柏

どうも私です。
毎度この出だしですが特に意味はありません。

さて、後編は試合の感想と、今後について考えたことを書こうと思います。
前編はこちら→https://note.com/leafmoon_428/n/nf177419fca1b
もちろん専門家ではないので、的外れなこと書いてても目をつぶってください。あくまで個人的な感想です。
専門家の方のレビューは西原さんのものがわかりやすくておすすめです。

https://note.com/nishi19/n/n8e1b5ccd3e37
※有料ですが読む価値あると思います。

ではどうぞ。
※記事内では選手を苗字敬称略で呼んでいます。苦手な方はすみません。
もちろん対面時は●●選手と呼びますよ!まだ選手とちゃんと話せたことないけど!

1.選手起用について

まずスタメンはこちら。

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スタメン、変えてきましたね。
皆さん戦術的、体力的な面でのコメントが多かったので、敢えて心情的な話をしたいと思います。

車屋と守田、下田をスタメンにしたのはすごくよかったと思います。
鬼木監督は選手を平等に見る人であるし、チームが上手くいっている時にあまりスタメンを変えない人でもあります。そして、それと同じくらい、選手の心情を慮る人でもあると思います。
ここでスタメンとしてチョイスすることには、たくさんのメッセージが込められていたと思います。
「実力を示せば、スタメンやベンチメンバーに選ばれる可能性があること」「誰にでもチャンスがあること」「"君たちを評価している"ということ」
ベンチで燻っていた選手が奮起するには充分なタイミングだったように思いました。
実際、選ばれた選手たちが活躍したことは言うまでもありません。

鬼木監督が監督としてすごいところは、選手のマネジメント能力の高さだと思います。脇を固めるスタッフも優秀なのだと思いますが、これだけレベルの高い選手が集まってもチームの雰囲気が良く、またレベルを維持できているというのは驚異的だと思います。良い競争がある証拠です。
昨年も、最後の最後まで模索していました。選手を最後まで信じたかったのだと思いますが、最終的には結果を優先する起用に舵を切りました。でも、きっと本当は目指したい方向があったのだと思います。
今年こそ結果を残したい気持ちは、鬼木監督の中でも大きいでしょう。

2.試合内容について

3連戦の3試合目ということもあり、若干疲れも見えたかなと思います。
ですが、柏はクリスティアーノを欠いていることもあり、オルンガが思ったほど脅威にはなりませんでした。
正直呉屋の方が怖かったです。
前半はボール保持率もかなり優位で、終盤に立て続けに2点入れたこともあり、気持ち的に余裕を持って進められたように思います。
勝ち点3という結果は、プロスポーツである以上評価されるべきことです。

しかし、この3連戦での課題は「後半に穴が露呈する」ことだと思います。
4-3-3だとどうしても前がかりになるので、カウンターを食らうのはある程度目をつぶることも必要です。それを考慮してのDFチョイスだと思います。
ですが、それにしても後半に崩されてしまうことが多い。
鬼木監督も認識しているように、守備の改善は優勝するためには必須だと思います。

この3連戦での共通点は、後半に複数交代をしていることです。
特に、家長、長谷川、ダミアンの抜けた穴が狙い目なんだろうと思います。多少の穴は個人技やフィジカルで何とかできてしまうのがこの3人の強みですが、そこがなくなるとかなり厳しいです。
特に右サイドは旗手が出てもなかなか目立った結果を残せていません。
ベンチ外にもタレントがたくさんいる中で生き残るには、チャレンジあるのみです。

3.今後の展望

選手個別の感想書こうと思っていたのですが、背番号順に書いて長谷川辺りで長くなりすぎるわこれ…ってなったので止めました。笑

なので、今後の展望についてちょっと考えてみようと思います。

この3連戦の結果を踏まえ、来週以降他のチームも対策を練ってくると思います。先ほども触れましたが、穴がない訳ではないです。
難しいのはここからです。

あと、対戦相手と当たるタイミングがすごく良かったっていうのも3連勝の要因だと思ってます。
鹿島はたまたま調子が悪かったのもありますけど、FC東京と柏は正面からぶつかってくれるタイプの相手だったので、ダミアンがうまくハマりました。セレッソや神戸と当たっていたら苦戦していたかもしれないです。
ダミアンより小林悠の方がハマるチームも多くあると思います。それぞれの得意なフィールドで二人とも活躍できるシーズンになればいいなと、個人的には思っています。
どちらかが不要ではなく、どちらも必要な選手だと私は思います。

戦力についてはかなり充実していますが、新加入選手と若手の起用方法が悩ましいポイントだと思います。昨年度は田中碧がトラブルによる急な起用から大ブレイクしましたが、毎度起こることでもありません。
トレマで好調だったはずの旗手は良くも悪くもなく、宮代はまだいいところを見せられていません。三笘に関しては再開後ベンチ入りもできていない状況です。
チャンスはまた巡ってくるとは思いますが、東京五輪代表候補の選手にはなるべく早くいいところを見せてほしいなと思います。
彼らが実力者であると知っているので尚更ですよね。

あと既存メンバーについて。
斎藤学に関しては、ダミアンとはちょっと相性が良くないタイプのようなので、小林悠との組み合わせで見たいところです。準備はしっかりできているみたいですし。
昨年度活躍した山村がまだベンチ入りしていないことも若干気になっていますが、3連戦のメンバーはベンチとは入れ替えても全体では変えるつもりがなかったのかな、とは思います。次回のメンバーを見るまでは一概に言い切れないなーと。
なぜかGKだけ交互にしてましたけれど。笑
そこまでやるなら藤嶋入れてくれとも思いましたけれど。笑
出場時間までかなり細かくマネジメントしていたみたいなので、疲労度等考慮して次回はまた違ったベンチメンバーを組むかもしれないですね。

川崎らしいパスワークは維持したまま、選手のいいところをより伸ばすサッカー。鬼木監督らしくてとても好きです。
リヴァプールが「強いから」真似している、ではなく、選手たちが一番輝ける戦術を考えた結果なのかなと思います。

この3連戦は、私たちにわかりやすく方向性を示してくれたなと思いました。いいリスタートが切れて大変満足です。
あとは、怪我離脱中の二人が戻ってくるのを待つばかり。
そして1日でも早く、スタジアムにたくさんのサポーターが戻ってくるのを願っています。

4.おまけ

あと、最後に個人的な余談なのですが。
ユニフォーム背番号41を昨年から選び続けている私が、彼に触れない訳にはいきません。

今回、家長昭博という選手のすごさを改めて感じた試合でした。
昨年度は右SBが定まらなかったこともあり、かなり苦戦を強いられました。不要論が飛び交っていて、正直移籍の可能性すらあるなと思っていました。
けれど、残ることを選んでくれた。
そして、欠点のように言われていた「タメ」を作ることが、正に今シーズンは勝利のキーポイントになっているという事実。
これだけでご飯何杯もいけます。うめえ。

昨年度0得点の選手が、4節終了時点で既に2ゴール2アシスト。
ピッチ上での存在感も正直、レベルが違います。
この選手の背番号を背負いたい!と思った、その選手が活躍している姿を、自分の目で見られる喜びたるや。
大好きな選手が現役の間に、自分がスタジアムに行ける状態であることを、本当に幸運に思います。
私は2018年にようやくスタジアムに行き始めた勢ですが、彼のプレーを目の当たりにしていなければ、もしかしたらここまで通い詰めることはなかったかもしれません。人生を変えた選手と言っても過言ではありません。

まだまだシーズンは始まったばかり。
今シーズンが彼にとって充実したシーズンになることを、そしてあわよくば、これからもずっと青黒の戦士でいてくれることを願ってやみません。

あんたが大賞受賞おめでとうございます。
お菓子たくさんもらえてよかったね。笑

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