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諦めなかった者だけが勝者の権利を掴める。/2022年J1リーグ第11節 神戸 vs 川崎F

どうも私です。
久々に仕事が終わってから慌てて帰宅する形になってしまいバタバタしましたが、何とか間に合ってよかった。しかしDAZNで観られるようになってからは最悪スマホで観ながらも帰宅できるので本当ありがたいです。最悪何とかなるっていう気持ちがあるのとないのとじゃ心の余裕が違うもの。

さて、アウェイ連戦1戦目、対戦相手は神戸。前節ようやく初勝利と波に乗りかけている怖さがある相手ということで実際なかなか決め切れず押され続ける展開でしたが、ほぼラストワンプレーでキャプテンの劇的決勝ゴールにより0-1と勝利を飾りました。
いやー……この試合展開で勝てちゃうってすごいな。昨シーズンのアウェイ鹿島戦をちょっと思い出しましたね。

内容を三行でまとめると
・”のらりくらり”は得意技
・諦めなければチャンスは来るという成功体験
・サッカーは積み重ね

もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※DAZN観戦の際は試合前に書いていますが、今回は帰宅がギリギリだったので試合後に書いています。

ソンリョンJ1通算200試合出場!おめでとう!!!すげえ!!!

まさかの誰も変えない……だと……
さすがにこの連戦だったらちょっとはスタメン入れ替えるかなって思ってたんですけど、まさかの全く変えないパターン。なんと。
オニさんの決断力すごいな。ちょっと入れ替えた方がいいって意見が出て来るってひよってんのかな私?笑
さすがに次節は変えるとは思うのだけれど。

でもそれだけこのメンバーを信頼してるっていうことも、そしてそこを突き抜けられるほど飛び抜けた選手がまだ出てきてないってことでもあるわね。
すごく足りない訳ではないと思うのだけれどちょっと足りないんだろうな、多分。そのちょっとを埋めるのが大変だし難しいことでもあるのだけれど、それができる選手たちだと思って獲ってると思っているのでね。気長に待ちますよ。
アキさんだって言うて時間かかってる訳だし。

神戸側はやっぱり大迫兄さんはお休み。怪我はなあ……仕方ないよなあ……
そしてイニエスタスタメン^^ 神戸はイニエスタがいるのといないのとでは違うチームかな?ってくらい違うからな……それがいいか悪いか判断するのは私たちではないのだけれど、2チーム作るような感覚にはなるかもしれないね。イニエスタがいない方のチームを作る時は特に。逆に難しそう。

2.試合感想

神戸といえばハイブリット芝。毎度毎度この芝に苦しめられている感あるのですが、そういえばこの日はそこまで気にならなかったなあ。あれ?今もハイブリットだよね?水撒きの量のおかげなのか、選手たちが慣れたのか(にしては両チームの選手滑ってなかったけど)、はたまたゲームがゆっくり進んだからなのか理由が気になる。聞いてみてくれないかな、記者の方々。笑

解説の福田さんが「のらりくらり」と表現していましたが、その通りゆったりとゲームが進んだ印象でした。久々の感覚だったけれど、そういやロティーナってそういうサッカーというか、守備に重きを置くサッカーだったよね。ゆったり進むからこちらは気持ちが焦るし、体力も使わないから後半に入ってもペースは落ちない。自分たちのペースにどんどん引きずり込むような粘り強いサッカー。
実際なかなかペースを取り戻すことができませんでしたね。ああいう展開久々に観たかもしれない。

ダミアンが狙ったシュート、すんごい惜しかったなあ。あれが決まっていれば試合展開はもう少し早く変わっていたかもしれない。でもそうなっていたらイニエスタ大爆発でボコボコにされてたかもしれないので、サッカーってのは本当、少しのことが結果を分けたりするんだよな。

前半を通して感じたのは、とにかくイニエスタが異次元ってこと。いや、知ってたんだけど改めてすごい選手だな。まあとにかく巧い。
ただし、全ての選手が彼を見て彼に出すので、そこのインターセプトを狙っていくということは頭にあったと思うし、実際に結構成功はしていたようには見えた。メリットでもデメリットでもあるよね、全てのボールが経由するっていうのは。あとやっぱりこのチームは彼がいた時のバルサではないので、いいところで受けてくれる選手がいなくて出し所に困るというシーンが見られたから、そういう観点では結構助かったかなとは思う。

健人くんも奮闘してはいたけれど、なかなか苦労していた様子。食いついてはいたのだけれど、簡単に躱すよねーイニエスタって。碧くん本当すごかったなって思い出してしまった。
あとリョウタがいたら中盤はどういうやり合いになるんだろうっていうのをすごく観たくなった。カムバックはよ。

徐々に押しこまれピンチが続くも、ソンリョンのビッグセーブや守備陣の奮闘で何とか弾き返します。セットプレー続いた時めっちゃ怖かった。よく守り切ったよ。
ヤスくんは目立つプレーはなかったけれど、中盤でかなり踏ん張ってくれたからピンチを減らせたんじゃないかなって思いました。ワンタッチで相手を外していくのもそうなのだけれど、危険なシーンで選択肢を減らさせたり、空いたスペースを埋めに行くっていう地道な作業は大体ヤスくんがやっていたように思う。昨シーズンよりはスポットライトが当たりにくいけれど、メンバーから外しにくい選手にはなってきた気がするな。

彰悟さんは前節から何だか本調子じゃなさそうだなあ、という感じだったけれど、あんまりコンディションよくないのかな。それをカバーするかのように躍動する車屋先生、今節もすごくよかった。持ち運んでスルーパスは気持ちよかったなあ。ああいうプレーをCBにされると相手は嫌だよね。なんで代表復帰できないんです?

押されムードの中後半へ入るも、状況はあまり変わらず。川崎Fって鬼プレスしてくるチームが苦手って印象はあったけど、こういうチームも確かに苦手かもなあ。大分とか正に。
勝ち負け関係なく、やりやすいというかぶつかり合いになりやすいのは鹿島とか清水とかよね、今なら。自分たちのサッカーがやりやすいというか、5分5分でぶつかりやすいというかね。

アキさんが出張したり、ヤスくんがカバーしたりと奮闘してきたものの、健人くんひとりでイニエスタを抑え込みつつチャンスを作るのは状況的にも厳しいかな、という雰囲気になってきたところで大弥くんに代えてジョアン、ダミアンに代えて知念を投入。これは疲労の面もあるし、戦術的な面も結構大きいかなと思いました。ダミアンに関してはマーク厳しかったけど悪くはなさそうだったしね。

中盤をWボランチにして4-2-3-1に。後手に回っていた中盤を安定させる意味合いはあったと思うけれど、劇的にはよくならなかったかな……。ジョアンは要所要所でインターセプト決めてたし、知念も奮闘してはいたけれど、うーん、もう一押しかなって感じ。
なんてったってゴール前が固いのよ。とにかく固い。ボールを入れられる隙間がない。アキさんがやっていたみたいに無理矢理狭いところにつけて相手を動かすっていうのもアイディアのひとつだけれど、なかなか動いてくれないし、うっかりロストすると前線にいる武藤に出されてしまう。思うように決定機を作れません。

風向きが変わってきたのは、イニエスタが下がってから。あ、この流れで先制してないのに下げちゃうのか……とは思ったけれど、連戦だしコンディション考慮してなのかな。イニエスタがピッチ上にいる間に先制できなかったのは神戸にとっては痛かった。
この交代の後すぐ、川崎Fもマルちゃん、ヤスくんに代えて天くんと悠さまを投入。多分しばらく2トップのような形だったと思うのだけれど、最後の交代後には4-3-3になってましたね。イニエスタがいないならその方が点数の入る可能性はあると思うから結果いい判断だったかも。

チャンスは少しずつ増えてきたものの、中央が固いのでなかなかチャンスを決め切れないまま時間が過ぎます。あれだけ固められるともう、セットプレーしかチャンスはないかなあとは思っていました。またキッカーがいなかったからどうするんだろうなと思っていたら、85分に健人くんに代えて和季くんを投入。
いやあ、この交代本当ナイス判断だったと思う。セットプレーくらいしかチャンスなさそうなのにキッカーいないのは割と致命的だった。

交代後カウンター食らって大ピンチも、和季くんが戻ってクリアしてくれて何とかCKに逃げられました。あれギリファールじゃなかったようなタックルだったけど、打たれてたらほぼやられてたので躊躇わず止めてくれたのはぐっじょぶすぎた。

アディショナルタイムは2分という短い時間の中で再びゴール前に迫るも、ミキくんのシュートは防がれ万事休すか、とドローも覚悟をしていたほぼラストワンプレー。CKのキッカーは和季くんでした。
このプレッシャーのかかる中ニアに走り込んだ彰悟さん狙ってドンピシャでボール入れるキック精度。いや天才かよ。
受けた彰悟さん、一瞬届かないかなと思いましたがボールを思いっきり頭で打ち込み、劇的勝ち越し弾!いや、あれ入るの!?って角度だったんですよね。リプレイ見て更にびっくりしたけどストライカーみたいなヘディングだったじゃん。すっご。

その後本当に少しだけプレー時間はあったものの、結局決定機は訪れないままホイッスル。まさかの等々力劇場出張版を見せつけられ、貴重な勝点3を得ることに成功したのでした。
しかし、最後の最後にこういうことが起こるとは、諦めないって大事だなあって思いますね。昨シーズンは逆に最後の最後に流帆くんに同点弾を決められてしまった訳だけれど、あの時のままのチームだったらもしかして引き分けで終わっていたかもしれない。
昨シーズン後半や今シーズンのように、勝つことを諦めない粘り強さがチームに備わってきたことが、こうやって勝点に繋がるプレーを生んでいるのかなって思います。

3.サッカーは積み重ね

前項と内容は少し被りますが、チームとしての底力というか、本当の意味で負けないチームになったんだなというのを、この1年くらいですごく感じます。
王者のプライド、なんていうとカッコつけすぎかなとは思いますが、勝つことへの執着心がいい意味でついてきて、負けたら勿論悔しいけれど引き分けても悔しい、勝っても自分のプレーに満足できていないから悔しい、と選手たちからコメントが出ることに違和感がなくなってきました。
多分、4年前くらいだったら「意識高いなあ笑」くらいにしか思ってなかったと思う。

今節の出場で、ソンリョンがJ1通算200試合出場を達成しました。ソンリョンが入団したのは2016年。ソンリョンがゴールマウスを守ってくれていることは、失点数が減ったことにも大きく影響していると思います。
そして、2019シーズン途中からスタメンを明け渡しつつも、常に向上心を持ってプレーし続けた結果、2020シーズンからの更なる躍動に繋がっている訳で。選手のお手本みたいな選手だよなあ。

ACLはまた敗退だし、チームは既に2敗だし、めっちゃめちゃ順調だとはまだ言えない状況。それでもこういう結果にたどり着けているのは、運もあるかもしれないけれど、今までの全てが無駄じゃなかったってことを証明できているんじゃないかなと思います。
そもそも運を掴めるのは掴むことを諦めなかった人だけだし、チャンスを決め切れるのは決められるだけの練習を積んできた人だけなんだよね。結果は選手たちに自信を与えてくれるし、選手たちのこれまでを肯定してくれる。そう思うとこちらの喜びもひとしおです。

ここで勝てなければ優勝は厳しいかもしれないと思っていただけに、この勝点3は本当に大きいし嬉しいです。
思いがけずの1位ですが、この順位を保っていけるように志高く戦っていってほしいなと思います。

4.今後の展望

中2日で遠方アウェイってなかなかしんどそうだなあ……というか、水曜等々力戻ってきたと思ったらまた遠方アウェイだもんな。結構なハードスケジュール。
この5連戦+天皇杯を乗り切れれば、代表組以外はとりあえず一息つけるので頑張れ……頑張れしか言えないけど頑張れ……
そう考えるとキャプテンとミキくん抜かれるの結構しんどいな。仕方ないんだけども。

選手の入れ替えはさすがにすると思いますが、ダミアンはプレータイム短かったしまだ起用するかも?かな。知念でもいいとは思うんだけれど。
鳥栖ってどうにも苦手なんだよな。等々力ではまあまあ勝ってる方だとは思うけどドローが多いんじゃないかな……駅スタは2年連続未勝利ですし。うーむ。
昨シーズンからほとんどの選手が入れ替わってしまった鳥栖だけれど、チームとしての根っこは変わっていないようには思うので、引き続き警戒したいですね。今シーズンこそ勝点3を持ち帰ってきていただきたい……!

連戦も次節で折り返し。集中力を切らさずに勝利を掴み続けてほしいです。

試合結果
--☆-☆-☆-☆-☆--
神戸 vs 川崎F
0-1
得点者

90'+2 谷口 彰悟
--☆-☆-☆-☆-☆--

持ってるキャプテン。ヒーローインタビューの時100%イケメンで参ったぜ。



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