チャレンジャーは諦めが悪いのだ。/2022年J1リーグ第32節川崎F vs 清水

2022年10月12日 08:30

どうも私です。
久々に等々力での声出し応援、声出し自体は札幌で聞いてきましたが、やっぱりぐっと来るものがありましたね。サプライズの憲剛さんへのチャントは涙を我慢し切れなかったです。本当に長かったね。
こうやって少しずつ日常が戻ってくることをただただ祈るだけです。

さて、マリノスの結果によっては引き分け以下で優勝の可能性が消えてしまう重要な一戦、迎えるはこちらも降格争い真っただ中でひとつでも勝ちを積みたい清水です。試合中のバタつきは解決されず一時勝ち越しを許すも、またしてもわれらがエース悠さまの決勝ゴールにより勝利を掴むことができました。
いやはや、やっぱり小林悠ってすげーや。

内容を三行でまとめると
・各々に求めていたプレーがようやく見え始めた
・二度あることは三度、を否定する
・奇跡を起こすことができるのは
もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

感想つらつらスタイル継続中。なるべく文字数減らして読みやすくしたい（という気持ちだけはある）。
ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※現地観戦の際は試合後に書いています。

こっちも載せておかなきゃね。改めましてスタメンはこちら。

まあ、わかってはいたのですが、怪我人続出の中で健人くんもいないのはつらいっすなあ。ベンチが一気に若返った。
鷹虎くんリーグ戦はベンチ入り初だっけか？ここでメンバー入りはなかなか熱いな。そしてこういう状況になってくると和季くんが選択肢に入ってくるのは個人的に結構嬉しいぞ。

やっぱ本当はゲームをコントロールするような選手がほしいんだろうなあ。リョウタがいない分アキさんが下りてきてやってることが多いけど、本当は和季くんとか、あとは来シーズン入ってくる大関くんとかにやってほしいところではあるんだよな。
瀬古くんは性格的にはコンダクターっぽいけどプレーはもう少しファイター系な感じがする。系統的には長谷部系。

毎度言ってる気がするけど、たんちゃんは全然心配してない。何ならたんちゃんにアクシデントがあってアンちゃんとベンチに早坂くんとなっても全然どうしようとは思わないかなあ。
確かにソンリョンの存在感はすごいと思っているしPK戦となったらソンリョンいてほしいなとは思うのだけれども、ソンリョンが今もスタメンで出続けられるのはキーパーチームが素晴らしいからだと思ってるし、準備が足りないってことは絶対ないもんね。そういう絶対的な信頼感はあるし、揺らがないかな。

清水は北川が久々にスタメンなのな。清水ってネームバリューもだけど、シンプルにいい選手多いよね。今季前半戦のトラウマ乾はベンチから……ベンチに地力があったり勢いのある選手がかなり多いので、ちょっと怖いよね。
あと大分の試合結構観ている人なので鈴木も普通に怖いです。いやいい選手多いな本当。なんで降格争いしてるん……

2.試合感想

入場前の選手紹介もなかなかのざわつき具合でしたけど、個人的には選手たちのお子ちゃまが可愛くてもうほっこりしてしまいましたわ。かっわええ。
タピ子が可愛いのは前から知ってるんだけど、ミキくんとこの娘ちゃんたちも可愛かったし、ジョアンのとこもたんちゃんとこもお子ちゃま来てていい光景でしたなあ……こういうところもちょっと日常が戻ってきた感じするわね。よきかなよきかな。

序盤は結構やりたいようにやらせてもらえなかったというか、ボールを思うように持たせてもらえなかったところが多かったかなって感じでしたね。ジョアンがなかなか苦しそうだったしアキさんはかなり。さすがに清水も戦略立ててやってくるわよね。

我が軍の方に目を向けると、やっぱり両サイドが本調子じゃなかったかなっていうのは気になったかな。ノボリは多少仕方ないとは思うけれども（多少ね）、ミキくんは随分引きずってるなあ。海外遠征初めてじゃないと思うけど、こんなにコンディション戻らないものだろうか。むむ。

あまりいい流れではなかった中での大弥くんのゴールは大きかったです。あれくらいの距離ならコースあれば大弥くんは打つし入るよね。君に求めていたのはそういうプレーだよ……！全体的には守備がどうにもよくなかったので評価が難しいところではあるけれど、サッカーは1点の重さが違うからなあ。大弥くんのゴールから前に行きやすくなったのもまた事実。
それだけに押し込んでいる間にもう1点ほしかったなあ。ヤスくん、あの決定機が決まっていれば展開がだいぶ違っていたと思うので痛かった。

マルちゃんは徹底的にマークされていてなかなかボールを運べなかったり持てなかったりしたのだけれど、それでもプレッシャーを与え続けられるくらいの怖さがある選手になれたのは今季の大収穫だと思う。結局マークに付かざるを得ないもんな。マルちゃんもうちょっといてくれな……

前半は1-0で折り返したものの、後半は入りから全然よくない。なんでやねん。せっかく引き戻していた流れがまた清水に主導権。うーん。
失点もそもそも中盤で奪われているのがきっかけではあるのだけれど、ヤスくん始めみんなセルフジャッジでちょっと足止まってたのはよくなかったわ。セルフジャッジが一番あかん。サイドを使われて最後は白崎に押し込まれ同点。これはたんちゃんもノーチャン。

そして失点から更に流れのよくない中で失点を重ねてしまうという悪循環。あーあーなんでそうなった。つらい。また先制したのに勝点3逃すのか……二度あることは三度どころか何度でもあるのか……などとだいぶネガティブモードだったのですが、当たり前だけど選手たちは全然諦めてないよね。
オニさんは大弥くんを下げて知念を入れ、2トップのような形に。知念は身体張れるもんなー。強し。
選手交代から少しずつ落ち着いてきたピッチの中で、徐々にチャンスも生まれ始めます。うむ。緩急大事。

交代でピカチュウや乾が出てきてキツイなーと思っていましたが、結果的には耐え切ったんだよなあ。結構厳しい流れだなーと思ってたのだけれど、サッカーって何あるかわからん。まあ、ラッキーってところもなくなかったけれども、しかしよう頑張ったな……

とはいえ同点弾がなかなか来ない中で思い切って3人交代するぞ、とスタンバイしている中で得たコーナーキックチャンス。鷹虎くんデビューか！？と負けているにも関わらず内心わくわくしながら見守っていたのですが、ヤスくんの美しいキックの落下点で競り勝ったのはやまむー。美しい弧を描いてゴールに吸い込まれるヘディングは本当、目の前で観ていて芸術品でした。いやー変な声出た。美しすぎた。なんであれ入るの？意味わからん。笑
追い付いた結果、交代はキャンセルに。観てみたかった気持ちもあるけれどね。鷹虎くんと、天くんと、和季くんじゃないかな？多分。
守備も割と捨てる感じの交代するつもりだったんじゃないかと思うんだけども、それはそれでロマンがあったかもしれない。

そして結果的には交代キャンセルしたことが正解で、2分後には持ち上がってきていたやまむーがいつものキックで浮かせてボックス内にボールを入れると、相手より先に足を出したマルちゃんが折り返し、ゴール前にいた悠さまのくるぶし辺り？に当たってゴールイン！いや、なんでそれ入るの？笑
すんごいな。ちょっと悠さま持ってるもの違うわ。さすがのエースですわ。

清水は前線がフレッシュなメンバーになったこともあってめっちゃめちゃプレスをかけてアグレッシブに来ていたと思うのだけれど、思っていたより危機はなかったかなあ……川崎Fも大概だけど、清水もなかなか終盤弱いよね。
ピカチュウが頭で合わせたところは終わったかと思ったけど超絶ラッキーオフサイドで笑った。あれ普通に決まってておかしくなかったよな。奇跡。

終盤交代で天くんがぶっちぎったり、和季くんが入ってきてなぜか2トップやってたり終盤でもなかなか見どころありましたな。報知の岡島さんも寸評に書いてたけどロマンあったよね。笑
知念の怪我は心配だな……脱臼かなー。まあ無理は禁物である。

とにもかくにも最後の最後まで何とか逃げ切り、ようやく勝利を勝ち取ることができたのでした。やっと悠さまにヒーローインタビューさせてあげられた……！嬉しい！本当によかった……
そしてたんちゃん何気に出場試合負けなしである。たんちゃん安定感あるわ……さすがや……

3.奇跡を起こすことができるのは

悠さまが決めてくれて勝つことができたのを見て、等々力の神様はやっぱエースにちょっと優しいよなって。声出し応援再開の日にエースが逆転ゴール決めるって出来過ぎよ。
マリノスが負けたことで可能性がちょぴっとだけど上がり、望みを繋ぐことができたのは嬉しい。まだまだ、Jリーグ最後まで盛り上げますよ。

オニさんが試合後に「奇跡は信じた人にしか起きない」と言っていたインタビューを見て、それを経験したことのある人にしか言えない、重くて希望のある、夢のある言葉だなと思いました。たとえ起こらなかったとしても、信じないとその先はないんだよね。

悠さまがゴールを決めて喜んだ時に背番号11が見えて、やっぱり奇跡を起こすとしたらこの人なんだろうなあ、と思ったのです。もしかしたら決めるのはアキさんなのかもしれないし、マルちゃんなのかもしれないのだけれど、結局奇跡は起こらないのかもしれないのだけれど、一番奇跡を信じているのはこのチームのエースなんだろうな、と。

奇跡は信じた人にしか起きないなら、私たちも最後まで信じるだけです。追われるよりも追いかける方がずっとやりやすい。
確かにこのチームは2年連続チャンピオンになりましたが、今季はまだ無冠です。そして、チャレンジャーであり続けるチームだとも思っています。最後の最後まで足掻いて、勝点を掴み続けたいですね。