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続けることが結果をもたらす。チャレンジャーとして戦い続けること。/2021年J1リーグ第31節 川崎F vs FC東京

どうも私です。
多摩川クラシコってやっぱり気分が上がりますよね。特にあのアンセムを聞くと鳥肌がわっと立って、これから試合が始まるんだなあってボルテージが上がる感じがします。
まあ、オフザピッチは通常運転の我が軍だった訳ですけれど。サッカー観に行って入口で泥ついたカブ渡される経験なんて今後ないかもしれない。笑

さて、連戦を締めくくるのはFC東京との多摩川クラシコ。中2日の試合が続き身体の重さは否めませんでしたが、守備陣の魂の守りを中心に必死に耐え抜き、ダミアンの1点を守り切って1-0と勝利を収めることができました。
本当に本当にキツかった。でも、勝った。連戦を全勝で終えることができたのは、ベンチ内外問わずチーム全員の力あってこそだと思います。

内容を三行でまとめると
・パスがズレても食らいつく
・ひとつのチャンスをモノにできるか
・獲られたら獲り返す、獲られなければ守り抜く

もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※現地観戦の際は試合後に書いています。

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前節と先生以外スタメン同じ……だと……
一瞬画像上げ間違えたのかと思って左上確認しちゃったわ……合ってた……

正直もう少し入れ替えると思ってたけどベンチメンバーも一緒だな?これは最後だから全部出し切れっていう意味も多分あるけど、入れ替えたところで体力的なことを考えると後半に守りを固める展開になるのを予想してたのかなあ。前半頑張れ!できれば点獲って!みたいな。笑
というかここまで来たら誰が出てもやるしかないですもんね。そもそもFC東京はカウンター狙いが多いので、最後の最後まで息切れせずに守り切るっていう方針はあったかな。

ジョアンもタツヤもやっぱりコンディションな気がしますなあ。練習にはいたんだけど、さすがにジョアンをこれだけ出さないっていうのも、タツヤをベンチにも入れずに安定感より瞬発力タイプの選手をふたりっていうのは、そもそもあんまりオニさんっぽくないなあと思っていて。
総力戦だよって言ってる中でオニさん基準を満たしている選手たちを出さないのは、やっぱりちゃんと理由があるんじゃないかなと思っているし、そうであってほしいですね。ていうか最近怪我でもあんまりリリース出さないしね。

FC東京側はレアンドロが出られないものの、田川とDオリヴェイラ、アダイウトンがスタメン、レアンドロのいないところを高萩が埋めるという、隙のない構成。コンディション的にも川崎Fよりは整っているし。うむ、怖い。

2.試合内容

試合開始前の始球式に若干置いてきぼりになりそうになりながらも、クラシコアンセムで再び気持ちを盛り上げる私。笑
FC東京に対して強いライバル心を持っている訳ではないのだけれど、特別な位置付けの試合って、こう、やっぱりわくわくしますよね。DAZNのサムネも入場してくる両チームの後ろ姿になっていて、DAZNわかってるなー!と観返しながらひとりテンション上がってしまいました。

試合序盤はボールを握りながら展開していきますが、FC東京相手にボール保持率はあまり関係ないんですよね。前述の通り、カウンター狙いで来るのがメインのチームなので。
特に右サイドは長友がまあ厄介で。あの方、なんであんなにスタミナあって早いの……ミキくんがかなり体力的に限界だったことを加味しても、自由に持たれてしまうシーンが何度かあって。序盤はここからの崩しに苦戦した印象ですね。よく耐えた。途中長友とアキさんと競っているのはなかなか見応えがあったなあ。体幹勝負でアキさんも全然負けないもの。強い。

体力的にキツいこともあると思いますが、いつもよりちょっとパスがズレている感じはありましたね。何とか食らいついて繋がって事なきを得たってところも多く、ずっと紙一重の勝負をしていました。もうギリギリだっていうことはわかっていたので、相手のチャンスを凌ぎつつ作れたチャンスを如何にモノにできるかが重要な展開でした。
先生がソンリョンに手で合図してブロックしたシーン、本当にめっちゃカッコ良かった。ここはジェジエウがボールを奪われたところからピンチを招いていますが、逆にジェジエウに助けられたシーンも何度もあったので、持ちつ持たれつ助け合い、ですな。

マルちゃんは左サイドで裏を狙えるようになったことと、ノボリが気の利くフォローをしてくれることで良さが伸びてきた感じはしましたね。ダミアンと被ってしまったチャンスは惜しかったけれど、使う側と使われる側、どちらにもなれるとプレーチャンスが増えてくるんじゃないかな。

あと中盤はさすがに疲労もあっただろうけれど、レオくんと健人くんの奪取とカバーがまあすごい迫力で。もう絶対に疲れているのは間違いないのだけれど、このふたりがいなかったら前半もっとしんどかったと思います。ヤスくんも空いたスペース駆け回ったり、イニエスタもびっくりのターン&ランもあったし。中央で指示を出しながらプレーしている様子を観ていたら、この1年で責任感とプレーの質と、自分に求められているのが何かを考えながらプレーするというスキルがものすごく向上しているなと思いました。また代表呼ばれても全然おかしくないでしょ。

ピンチを何度も凌ぎながら迎えた前半アディショナルタイム。中央寄りでボールを受けたアキさんのサイドチェンジからマルちゃんに渡り、ニアに入り込もうとしたノボリがマルちゃんの向かう方向を確認して外回りに。それを見たマルちゃんがフリックしノボリにパスすると、ペナ内に入り込んだノボリが浮かせるパス。そこに入り込んだダミアンが頭で合わせて先制点!ダミアンのニアへの入り込み方が鮮やか過ぎて、ライン上にFC東京選手しか見えなくて最初誰に当たったかわからなくてオウンかと思った。笑
めっちゃめちゃいい時間に先制点を獲れました。しかも獲るべき選手が獲ったというか、もうこういう時にこういう仕事ができるのがストライカーだなと。さすダミ。ダミアンに得点王を獲ってほしい……

後半、スタートからは交代なし。FC東京側は田川に代えて永井を投入。おお、俊足永井で更にカウンターを狙ってくるか……嫌だなあ。
FC東京は前半、決してチャンスがなかった訳でも流れが悪かった訳でもなかったので、戦術は一貫していました。昨シーズンのルヴァンでは同じような戦略で実際勝っていますしね。相変わらず右サイドは脅威で、アダイウトンのパワフルさも加わり苦戦させられながらも最後のところで割らせません。

63分にはヤスくん、マルちゃん、ダミアンに代えて彰悟さん、悠さま、知念を投入。メンバー的にはスタミナ的に守備力を下げたくない意識が強いかなと思いますね。点を更に獲りに行きたいのであればマルちゃんに代えて天くんとかは全然アリだったと思うので。
もちろん追加点を獲りたいからこそのメンバー交代でもあると思うけれど、相手がカウンター狙いで来るところを先行して潰すかカウンターを返すのが一番いいのだけれど、無理してカウンターを狙われたら元も子もないし。彰悟さんを入れることでアキさんを中央に置けたのはよかったですね。キープ力がさすがだぜ……

その後彰悟さんのパスミスから大ピンチを招くも、ジェジエウ決死のカバーで何とかセーフ。腕が痛々しいぜ……本当にありがとうジェジエウ……ていうか彰悟さんまだまだ本調子じゃないし、最終ラインの方が安定しますね……ボランチとかアンカーって難しいポジションなんだなあ本当。
81分には接触で怪我が不安だったノボリを下げてやまむーイン。左SBに先生、CBに彰悟さんにして、ボランチをやまむーに。これでだいぶ守備陣が安定しました。ていうか、こういう布陣に変更できる選手たちの器用さがパねえです。先生は左SBとしてのパフォーマンスも最高でしたね。代表復帰してもいいんじゃないですかねえ。観てる?森保さん観てる!?

ゴール前でのピンチも先生とソンリョンで必死に防ぎ、アディショナルタイムは4分。この4分がここ最近で一番長く感じたアディショナルタイムでした……生きた心地せんかった……
席が南側だったのでキープしているところは見えませんでしたが、アキさんと知念がふたりで2分くらい稼いでいたようで。頼もしすぎか。ていうか何とか1点返したいって時にこのふたりにボールキープされたら絶望感すごいな。強すぎるでしょ。笑

最後ゴール付近でFKを獲られ絶体絶命でしたが、なんやかんやとあったものの無事防いだところでホイッスル。さすが隔離期間中の連戦だけあって疲労困憊、耐え切るのがやっとのコンディションではありましたが、それでも勝ち切る。対戦相手にしてみれば結構手ごたえがあるはずなのに、なんで勝てないんだろうって気持ちになっててもおかしくないし、こちらサイドもなんで負けないんだろうと思うくらいギリギリのところで戦っていますが。オニさんがインタビューで言っていた通り、最後は気持ちだったんだろうなと思います。そして、オニさんやコーチ陣がその気持ちのところを上手にコントロールしてくれた結果の出た連戦だったのではないかなあ。
心身共にしんどいところを最後まで頑張ってくれた選手たちも、それを支えてくれた関係者の皆さまのことも、心の底から称えたいです。

ちょっとだけ追記(10/4 10:50)。
試合後、出番のなかった和季くんがひとりピッチ上でランをしていました。DAZNにも映っていたので気付いた方も多いはず。
2試合連続でベンチに入るものの、出場なし。とにかく守備におけるハードワークとトランジションを求められる展開が続いたので、そこがウィークポイントである彼を起用するのは難しかっただろうなと思います。
一番悔しいのは彼だろうし、どうして出られないのかも自分でよくわかっていると思います。多分、ヤスくんの役割のサブとして置かれていたんだろうし、リョウタが帰ってくるとベンチに入るのもかなり厳しいだろうなということも、わかっていると思います。

それでも、腐らず諦めず走り続けてほしい。プレータイムは短いけれど出場できていることも、ベンチに入れていることも、少しずつだけど前へ進めていることは間違いない。このチームで経験できることは絶対無駄にならない。
そのランが、いつか糧になる時が必ず来る。試合中に見られなかったリミユニの背中を見て、もっともっとプレーを観せてほしいな、絶対に諦めないでほしいなと思いました。まだまだこれからだよ。

3.獲られたら獲り返す、獲られなければ守り抜く

私はリアルタイムで追いかけていた訳ではないのですが、昔の川崎Fは殴られただけ殴り返すようなサッカーをしていたと聞きました。歴代のスコアを見てみると、確かにオニさん就任前までは得点も失点も多いようなシーズンが多かったです。笑
3点獲られたら4点獲る。もちろんわかりやすい勝ち方ではありますが、3点獲られた後に4点返すのって、相当しんどいと思うんです。カップ戦ならまだしも、リーグ戦では毎度そんな試合をしていたらどこかで力尽きます。

けれど、オニさんが就任してからは失点がぐっと減っています。3失点以上の試合もそもそも少ないし、4失点以上となると3試合しかない。明らかに守備が安定しています。今シーズンもまだ21失点しかしていないという驚異の数字を叩き出していますしね。

もちろん、1点獲られたら2点獲れば勝てるのがサッカーです。でも、当たり前ですが1点も獲られなければ1点獲れば勝てるし、3点獲られて4点返すよりも1点獲られて2点返す方がずっと楽です。
攻撃力に定評のあったチームが優勝できるチームになるには、その攻撃力を1シーズンずっと継続させるためにはどうすればいいか。そこで守備力の向上を狙ったオニさんはさすがの観察眼と対応力だなと思います。すごい合理的。コーチとしてチームを見続けていたからこそ、足りないところを補えれば勝てるチームになれる未来が見えたのではないかな。

攻撃力を維持したまま守備力を上げるのは、多分想像しているよりずっと難しいです。守備タスクを守備の選手たちがやるだけでは、結局分断されてしまって攻撃と噛み合わなくなる。前線の選手たちから守備をしてくれることで、ボールが押し込まれること自体が少なくなるし、奪ったところから始められるメリットもできる。言葉にするのは簡単でも、身につけさせるのは簡単な作業ではなかったと思います。もしかしたらコーチ時代からそういう考えもあって実践していたのかもしれないですね。

今節、久々に1点を守り切る展開になりました。
この4年半近くの間で、守備が間に合わなかったりキープせず攻めたことでボールを失い失点するといった、少しの緩みに激しく後悔するような試合もありましたが、そういった経験のひとつひとつが、1点を守り切る重要さを教えてくれたと思います。実際に自分たちが経験したこと以上の説得力はないですからね。

環境やスケジュール等、うまくいかない言い訳にできることはたくさんあるけれど、それを言い訳にしない潔さがこのチームにはあります。王者としてなんて大それたものではなく、自分たちが築いてきたものが、歩んできた道が正しかったのだという証明をするために、戦い続けている。
正しいのだと証明する手段の中で、勝負の世界に於いて最もわかりやすいのが勝つことですから、そのための努力をし続けているだけなのでしょう。勝つことはあくまで手段のひとつに過ぎないのではないでしょうか。

勝利という結果ではなく、いつでもチャレンジャーでいようとするその意識が、今のこの強いチームを川崎フロンターレたらしめているひとつの大きな要因なのではないか。今節の選手たちの熱い戦いを観て、そんな風に思いました。

4.今後の展望

やっと、やっとオフですね……!選手たちにとっては長い長い期間だったと思いますが、ようやくゆっくりと休める時間が取れますね。最高の結果でブレイクを迎えられて本当によかった。
今回に関しては代表に誰も呼ばれなかったのはラッキーでした。長距離移動して試合して戻ってきてまた試合してまた隔離でしょ?多分身体かメンタルどっちかやられると思う。ACL組からはそもそも呼ばれていないし、考慮されていたのかなあ。もしミキくんにオファー来てたとしても普通にチームとしては断ってたんじゃないかな。浦和の酒井が帰されたこともあるし、身体削って戦っている選手たちにとってはしっかり休養取ることも大事。……そもそも呼ばれても出してくれるかわかんないし(ポツリ

代表ウィークの間にファン感挟んでいただいて、サポーターとしては大変ありがたい限りですけれど、みんな本当にゆっくり休んでね……

さて、ACLの調整の都合で32節は先に消化しているので、次節は結構飛んで10月24日、ホームで清水との対戦です。うーん、先過ぎて全然読めない。前週に行われる試合の出来次第なのかな。降格争いにまだまだ巻き込まれている状態なので、勝点は1点でもほしいだろうし、普通に3点獲るためのスタメンは組んできそう。1週間空くし、我が軍としては長く開いてしまったことでふわっとしないように注意したいところです。
離脱中の選手たちがひとりでも戻ってきてくれると嬉しいんだけどな。

当日は毎年恒例ハロウィンイベントなので、こちらも楽しみです。そして市長選当日でもあるので朝選挙行ってから向かおうかな。17時キックオフなら全然大丈夫だ。

しばらく試合がなくて寂しい限りですが、代表戦での元フロンターレ戦士たちの雄姿が観られることを期待して楽しみたいと思います。みんな頑張れ……!


試合結果
--☆-☆-☆-☆-☆--
川崎F vs FC東京
1-0
得点者

45'+1 レアンドロ ダミアン
--☆-☆-☆-☆-☆--

目指せ得点王。

5.おまけ

ホーム連戦だったのでおまけも連続。

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最近おなじみになってきた子たち。

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天気がめっちゃよかった。※ちなみに帰りはゲリラ豪雨。

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中ではカブの浅漬け入り牛たん弁当と……

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シャーベットソーダ飲みました。

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JAセレサ川崎さんエキサイトマッチといえば。

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めっちゃ普通にドロンパ歩いてるの草

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いつもの。

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山本さんだ!と当たり前のようにシャッター押す人。

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知念と先生のセレモニー。お子たち可愛いよ~~~~奥さま美人だよ~~~~~

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柿プリンを食べました。果物の甘さと相まって甘党向け。美味しかったけど。

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試合後座り込むレオくん。お疲れさま。

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アキさんとレオくんの関係性ってなんか好き。

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ミキくんも疲れたね……お疲れさま……

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5連戦全勝!素晴らしい。本当にすごいよ君たちは……

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帰ってきてから写真撮ってみたけど改めてすごいもの手渡されたな。笑 ※本当にこういう感じで手渡された

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手強かった。内容的には負けていてもおかしくなかった。
やっぱりクラシコって毎度ドラマがあるよなあ。
もう今シーズン対戦する機会はないけど、来シーズンもまた、いい試合をしましょう。

茶番に付き合ってくれてありがとう、ドロンパ。笑
またここで会いましょう!



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