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【限定無料公開】 10ヶ月でオタク女子が親の夢を捨てるまでの主役の話 その25

Day25


今日は図工でジェットコースター作り。
と言っても、ただビー玉転がすルートを班ごとに作るというもの。
個人ではなく班ごとにやると、たくさんのアイデアが出てくる。
自分では考えられなかったことを言われたりして、個性が出るなあと感じた。


その中で、昨日学んだ"理由を明確にして話す"ということを意識した。
ルートを工作してるとき、普段だったら「これ作った方がいんじゃない?」って言ってたのを、今日は「これ作るためにはこれが必要だから作った方がいいよね。手空いたらお願いしてもいい?」と言った。
そしたら、「確かにね、任せて」と言ってもらえて、理由を話すって大事だなって改めて学んだ。


もっと意識して普段からそうできる癖をつけなきゃ。
そして、いつも一緒にいる子達と忘年会…という名の遊び。
5ヵ月ぶりに集まって遊んだ。
なかなか3人のスケジュールが合わず、今回やっと遊べた。
人と関わるって辛いこともあるけどやっぱり楽しいし、話すのも好き。
たまに「は?なんだこいつ」って思うこともあるけど、そういうときは「なんでこう思ったのかな?」って考えるようにする。
相手の立場になって考える。


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忘年会が終わり、そのまま高校の同級生の家に泊まりに行った。
その子は高校入学時に出席番号が前後で、高校で初めて友達になった子だ。
ずっと関係性は続いてるし、結構なんでも言い合える友達の1人だ。
その子は短大生で、これからもう就職してあんまり遊べなくなるとのことで、泊まりに行った。


その子の話を聞くと、"最近諦めることを覚えてしまった"と言われた。
悪いことだって分かってるんだけど、もういいやって思ってしまうことが多々あるらしい。
どんなことで諦めるの?って聞いたら、自分にはもうできないって思ってやるのは疲れるから、投げ出してしまうって言ってた。


じゃあ、なんで自分にはできないって思ってしまうんだろうと考えた。
その子は結構自分事も他人事も淡白なほうだ。
だから、自分の限界を決めつけてるのかな?と思った。
諦めるって、別に悪いことじゃない。
悪いことじゃないけど、それについて振り返りもしなきゃいけないし、じゃあ次どうするかってことが大事。
って、私は思うなあ!!という、必殺技を使いつつ、これまでガルシアで教わったことを少しずつ、宗教と思われない程度に拾って話した。


友達も、少しずつ"自分が好きな自分"に変わっていけたらいいなあ。
私も、日記を書いて、もっと自分を理解していきたいと思う。


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振袖一式を持っていく作業を任された。
そのとき、メイクしないでマスクだけで良いかなあ…と面倒くさくて思った。
でも、なんかふと誰かに会ったらどうしようと考えて、ちゃんとメイクとかもしてコンタクトもして出かけた。
結果、して良かった。


大学の先生と、前のバイト先のお客さんに会った。
すごい。どこで誰に会うか本当にわからない。
面倒くさがりもなかなか直らないけど、こういうところはしっかりしなきゃいけないし、もっと勉強してオシャレになれるようにしようと思った。


そして、ガルシアでの日曜日営業。
最初6名と4名だけだったのに、日曜日って定休日だってイメージついてるけど、新規で2名と1名来てくれた。


しかも冷気が肌に刺さるような寒さの中…
そんな中きてくれるのは有難いなあと思った。
だから、尚更"お客様の居心地の良い場所作り"を徹底しなきゃ、いや、したい。
改めて思った。


「来てよかった」「また来たい」
そう思ってもらえるような接客をしていきたいし、将来「この人と出会えて良かった」と思ってもらえるような人間になれるよう、もっとガルシアで練習する。
明日も頑張っていこう。


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今日は図工の補講日で、1・2講と学校だった。
先週やったジェットコースター作りの続きをした。
これは、1人ではなく班ごとにやる共同制作だ。
私の班は、1人右腕が使えないし、もう1人はバイトで来れるかも分からない状態からスタートした。


でも、右腕が使えない子は、利き腕ではない左腕で色んなことに協力してくれたし、バイトで来れないかもって言ってた子はしっかり来てくれた。
そして、なかなか終わらないし、時間内に終わらせるために「どうしたら作業が少なくなるか」「どうしたら効率よく作業が進むのか」を強制的に考えることになった。
みんなで考えた結果、1人は装飾、1人はレールの組み立て、という分担作業のあと、終わった人から他の人の作業を手伝うのがやっぱり良いよねってなった。


「4人もいるから自分はサボっていいや」とか、「めんどくさいから手抜こう」って人が1人もいなくて、とても良い学科だし、素敵な仲間たちに巡り会えたなって思った。
自分の班も、妥協は一切せず、1人1人が自分のできる限りのことをやって、個性溢れる作品が出来上がった。
仲間って大事。チームって素敵。
そう考えさせられる1日となった。
こういった縁をもっともっと大事にできる人になりたい。


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織真さんとの面談。
自分は、自分の意思がない。
というか、人の言葉に左右されやすく、人の中の正解を探す。
それによって、人生の主役ではなく、脇役に成り下がってるってことが、織真さんとの面談で分かった。
もちろん、意識してる訳では無い。


でも、相手によってコロコロ意見を変えたりり、相手の立場を気にしてしまったりすることで、「なんだこいつ、意思ブレブレじゃん」ってなる。
そうすると、信頼もなくなる。
自分の意思を持ってると思ってた。
でも、全然思い込みで、脇役で生きてた。
今すぐ直すのは19年間の積み重ねがあるからそうはいかない。


でも、少しずつでも無意識じゃなく意識的に変えていきたい。
そして、ガルシアでの初イヴ出勤。
マジで悔しい思いをした。


売上があと少しというところで12月の目標を達成できなかったし、お客様が途中で帰ってしまうという出来事もあった。
定性があまり良くない卓があったりもした。


終わったあとの反省会では、"準備不足中の準備不足"という結果に至った。
120%の力を出し切るための準備が出来ていなかった。時間が足りなかった。
「前日ここまで準備したから、大丈夫」と過信していた。
120%の力を出し切るためには、どのくらいの準備が必要か、逆算すること。
あと、チームの最大限の力を出し切るためにどんな事前準備が必要なのかを考える。
受け取る力、話す力を身につける。


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今日はガルシア出勤が今年最後の日。
凡ミスが多かった。

だから、たかくんに2度確認する癖を付けようって言われた。
慌ててるときとか落ち込んでるときこそ落ち着いて、確実にミスがないように。
普段から確認する癖をつける。
「大丈夫、いいや!」じゃなくて、「大丈夫?本当に?」という意識をする。
そして、来てたお客様と話すことを逃げた。
正確には、逃げたことに気付いた。


他のお客様のお見送りをして、戻ってきたときに3人卓のところでたかくんとその人達が大きな笑い声で話していた。
"うわ、私だったらあそこまで笑い声上がらんわ、たかくんすごいな、やっぱり男の子のがいいんかなぁ"って無意識に思ってしまった。
で、そこをたかくんに捕まえられて、"悔しかったんだ"って気付かされた。


ガルシアという練習する場で逃げてしまった。
ここで、"負けてられないなあ"って思わなきゃいけない。
監督が選手をコントロール出来てない。
もっとこういう心の感情を読み取る練習を普段からする。
お年玉、貰いました。
ありがとうございます。
自分磨きのことに、考えて大切に使わせて頂きます。


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今日は前撮りをしてきた。
美容師さん、着物屋さんの人、写真を撮ってくれる人、たくさんの人の凄さに気付いた。
美容室では、私のこの中途半端な長さの髪をアップにしてくれて。
髪質が硬い髪で申し訳なくて、"セットしづらいですよね、すみません"って言ったら、「全然大丈夫ですよ」とかではなく、「楽しいです」って笑顔で言ってくれたり。
着物屋さんでは、着物自体を直してお金結構かかったからタダで着付けしてくれた。


着物ってこんなに動きづらいんか。
こんな動きづらい中着付けしてくれてんのか。
って思ったら、着付けしてくれてることも有難いけど、テキパキ仕事するのかっこいいなあとも思った。
成人式当日の4日も、10時開店のところ9時半から着付けしてくれる。
写真館では、お姉さんの話し方が巧みだった。
流石写真撮ってくれる人だけあって、人を笑わせるのがうまい。


そして、子どもの写真を撮っているのを見てたら、一瞬一瞬を見逃さない。
子どもが一瞬笑ったところを撮る。
当たり前かもしれない。
でも、その当たり前が本当にすごい。
こうやって、色んな職業の人と関わると、今までの自分だったら「すごいなあ」くらいにしか思わなかった。


でも、ガルシアで働いて、"仕事ってこういうことだよ"って教えられてきてるから、"この人たちは今どういう思いでこの話をしているんだろう"とか、"こんな気遣いができるのってすごいな、この技術すごいな、私も頑張らなきゃ"って思うことが出来る。
仕事ってすごいな。
私も子どもを幸せにできるような先生になるために、今のうちにたくさん自己理解して、コントロールできるようになりたい。
コツコツ、自分の感情を知っていく。


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今日はお父さんに会う。
4時間ずっと座りっぱなしっていうのも疲れる。
でも、お父さんも2時間かけて会いに来てくれるわけだし、疲れたなんて言ってらんない。
夜ご飯に炉端焼きのお店に連れてってくれた。


そこは、すごい家庭的なお店で、おかずとかもすごい美味しかった。
ただ、混みすぎてて周りのお客さんに対応しきれていなかった。
常連さんらしき人が、「これ来てないんだけど!?」って叫んでて怖かった。


物が来なかっただけで叫ぶ必要ある?うるさいなとも思ったけど、顔に出したら負けだと思ってしらーっとしてた。
同時に、12月24日にお客様が途中で帰っちゃったことを思い出したし、もうそういうことが怒らないようにしなきゃと思った。


お客様が頼んだものをホール担当が把握しなきゃいけないし、何が来てないとかは早めに把握してキッチンに伝えなきゃいけない。
ガルシアにいなくてもガルシアでのこと思い浮かべちゃうし、もっと頑張ろうって思える。
もっと色んなお店に行って、いい所は吸収して、悪いところを見つけたら気をつけるっていう意識をする。


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行き当たりばったりの旅って感じだった。
でも、結果それは無駄な時間を過ごしてしまった。
いつも通り事前に予定を立てていれば、あまり美味しくない焼肉屋さんに行くことなく、ちゃんと沢山の評価を見て、もっと美味しいご飯屋さんに行けたかもしれない。
カラオケも、40分待ちじゃなくてすぐ入れるよう予約してたかもしれない。

いつもガルシアでも言われてるけど、やっぱり事前準備って大切。
お父さんがいつも予定立ててくれててそれに甘えてた。
でも、行き当たりばったりやってみようって言われたときに「今日は私が予定立ててみる!」って一言言っていれば、事前準備できたし、予定立てる練習にもなっていた。


次はこの練習の機会を逃さない。
練習として、2月に旅行も行くから、その時の予定も自分なりに全部大まかに立ててみる。
120%で行けるような事前準備を、そして事前準備に時間をかけすぎるんじゃなくて、どれくらいがベストな時間なのか逆算もする癖をつける。


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流石に疲れた。
ハードな3日間のスケジュールは疲れた。
でも、この移動時間で結構旅行の予定とか、今までの友達のこととか考えられた。


自分は1人でいたくないし、自分独りだけじゃ寂しくて生きていけないし、基本的に誰かと関わって生きていたい。
でも、常日頃から誰かと一緒にいるんじゃなくて、1人でいる時間も大切にしなきゃいけないんだなって思った。
考える時間を大切にしなきゃいけない。


やっと実家について、お風呂に行ってたらお母さんと話す機会があった。
成人式のこととか同窓会のこととか、どうしようねって話をしてたら、人がちょこちょこ出入りしてて、お母さんは、その1人1人と挨拶して会話してた。


お風呂でこの前会った人、よく話す人、隣町のおもち屋さんの人…。
いや、知り合い多すぎる。
てか、コミュ力が高すぎる。
人と会話するのが上手い。


私もこうなりたいし、ならなきゃいけないんだって思いながら隣でずっと聞いてた。
明日は大晦日。
血の繋がってない親戚の家に行くのちょっと苦手だけど、気張って行くぞ。
色んな人と関わってその人その人との関わり方を研究する。

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