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【限定無料公開】 10ヶ月でオタク女子が親の夢を捨てるまでの主役の話 その12

Day12


今日は、図画工作の模擬授業をした。
前に立った途端やっぱりめっちゃ緊張した。
いや、始まる前から緊張して、「辞めときゃ良かった」って思ってしまった。


視線が集まってシーンとする時間が怖いし、話してるときに伝わらないのが1番怖い。
自分からやりたいって言い出したくせに。
"逃げたい"って思った。
でも、いざ前に立ったら、やるしかないって改めて実感して、"逃げたい"を"やってやる"に変換した。


確かに前に立つの嫌だし、視線を集めるのも嫌だ。
でも、将来先生になったとき、前に立たないことなんて絶対にない。
って思ってやってみたら、いつのまにか終わってた。


自分が思ってたより時間が過ぎるのも早かったし、子ども役の大学生もたくさんの反応をくれた。
終わったあと、先生がもっと"こうした方が分かりやすかったね"とたくさん案をくれた。


それを聞いて、めちゃくちゃ勉強になった。
今回は授業の中の、最初の15分だけを模擬授業でやったが、45分間やりたくなった。
そのくらい楽しかったし、学んだことが多かった。
小1の子が「めんどくさい」と思う前に、やらざるを得ない状況にしてたくさんの場を経験させてあげたい。
そのために、まずは先生である私が積極的になっていきたいと思う。

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