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『花びら雪が溶ける間に』 ~46文字のアナグラム詩~ #創作大賞2022応募

かくも 
澄み
渡せり
白小夜(しろさよ)



染めぬる
花びら雪

頬や
手に
触れむ

あまね
土の上へ
溶けん

かくも
すみ
わたせり
しろさよ

こい

そめぬる
はなひらゆき

ほおや
てに
ふれむ

あまね
つちのうえへ
とけん

* あまたある雪をあらわす美しい日本語のひとつ『花びら雪』をテーマにしたアナグラム詩を詠みました *

*「あ」から「ん」までの46音を1回ずつだけ使っています *

* 小夜は「さよ」と読んで夜のこと。「さ」は接頭辞。「夜」を好ましいときと見立てていう言葉。白小夜(しろさよ)は雪の降る白い夜に見立てた造語です *

✨ 『創作大賞2022』に応募のため、2021年2月6日に投稿したアナグラム詩の再投稿です ✨

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