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まだもう少し、記録を残しておきたい

まだ、しばらくはここに日々のことを書き残しておきたい。
子どもの学校が始まった。でも、教室並べられた机の上下左右をひとつずつ空けて座っている、という。半分に分けられた生徒、午前と午後で2回同じ授業をする先生。マスクを入れる袋を持たせて、校門では先生立っていて検温をしている。
駅ではたくさんの人とすれ違う。マスクをしていない人が本当に一人もいない。皆マスク、だいたい不織布。定食屋にはぬいぐるみが座っている。人と人が向かい合わないための工夫。

こんなのが、新しい日常であってたまるか。私たちは、まだ非常時を生きている。

おかしいと思う感覚は、大切にしたい。いつもと同じ毎日、それを失いたくないから、いつもと違うなにか、違和感を書き残しておきたい。雨の季節、じめじめとした空気、匂いだけはいつもと同じで、紫陽花が少しずつ膨らんでいる。

私たちは、毎日を楽しむことができるし、楽しく過ごそうと努めている。「慣れる」ことができるのは、強さでもある。一方で、慣れてしまうことで、気づけなくなってしまうものもあるような気がしている。

あると思っていたものがいつのまにか無くなってしまうことが怖い。だから、何度も確かめる。なにが、変わる世界からこぼれ落ちそうになっているのか。知らぬ間に消えてしまわないように。

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