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どうぶつの森と仕事と労働と

いくつか前もって断りを入れておくと、どうぶつの森はとても面白いゲームだ。

タイトルに悪意はなく、「つい」やりたくなる仕掛けの多い、よく作られたゲームだ。娘も妻も好き好んでやっていて、毎日とても楽しそうに話をしている。ただ私は、2日ほどやってみて、もういいかなとやめている。

昨日、なんでパパはやらないの?と訊ねられたので、こう答えている。パパは普段からお仕事してるから、どうぶつの森でもお仕事するとお仕事しすぎちゃうでしょ。だから、やらない。

どうぶつの森は、ものを作ったり、いろんな資源を採ったり、人助けをして、稼いだお金で、自分の家を大きくしたり、庭をきれいにしたり、好きなインテリアを並べることができる。実社会における経済活動そのもので、娘もそれをきちんと妻に教え込まれている。だから、どうぶつの森での労働者性は十分理解できる。

ずっとお仕事しすぎると疲れる。お仕事は楽しいけれど、そればっかりしてると、家に「戻ってくる」のが遅くなって、ほかの楽しいことができなくなる。本を読んだり、おいしいもの作ったり、遊んだりする時間も大事で、そのちょうどいい加減を見極めないと、体を壊してしまう。

会社でのお仕事とどうぶつの森でのお仕事は、全然違うものだから、違う楽しさがあるけど、私はそんなに長く強くは働けない。1度働きすぎて体を壊しているから。しばらく(外では)働いていなかったし、いまもほかの人より短い時間でしか働いていない。

そうか、だからパパは毎日薬を飲んでいるんだね。

うん、でも、毎日早く帰ってごはんも作ってあげられるし一緒に遊べるし、そのほうがいいこともいっぱいある。勉強も仕事も頭を使うし、とても疲れるものだから、ついやりすぎちゃうことがないようにしないと。同じようにゲームのやりすぎもダメだし。

働きすぎないように、気をつける。ただそれだけのことが、意外と難しい。自戒もこめて、娘に伝えた。


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