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#子育て

パパママ銭湯について 2022

はじめに2019年8月、高円寺・小杉湯でスタートした企画『パパママ銭湯』。いま手元にある資料をみる限り、すでに500名を超える方にご参加いただいているようです。いつもご参加ありがとうございます。 どういう企画かというと、ご協力いただける東京都内の銭湯さんで、開店前もしくは定休日の時間を『パパママ銭湯』タイムとして貸切にしていただき、その時間は保育士や育児経験者、地域や子育てに関わりたいと思うスタッフがお子さんの入浴をサポートしますよ、というもの。入浴料以外は料金を取っておら

父親(またはパートナー)の育児参加のツイートから考えたこと

ツイートをしたら、ほんとうに色々な意見が寄せられてびっくりしている。 もともとは遠い知人(男)の「男は子が生まれたって、数年はなんにもできることがない。そもそも妊娠出産を経験する女と違って、実感なんか湧かないから、育児ができなくても仕方ないんだよ」的な投げやりな発言について悶々と考えているうちに、「むしろ10ヶ月もあるんだから、その間、勉強することくらいできるのでは…」と思ったことがきっかけだった。もちろん勉強なんか役に立たなかったりするだろうし、勉強すれば完璧!という試験

ケアと男性|第3回 子育てすると「戦線離脱」?

この連載が書籍になりました! 第3回目以降が気になった方、ぜひご購入ください。 「最前線」からの離脱 子育てをし始めて、気づいたことがある。それは、ぼく自身が「他者評価」に大きく依存し、それを当たり前の前提として受け止め、その評価軸に思った以上に雁字搦(がんじがら)めになっていた、ということだ。 家事育児を妻とできる限り共有しようとすると、出張が制約されるし、ましてや飲み会なんてもってのほか、ということになる。それは自分のこれまでの仕事のスタイルを変える、という大きな変更

ケアと男性|第2回「ちゃんとしなさい」の罪

この連載が書籍になりました! 第3回目まで無料公開していますので、続きが気になった方はぜひご購入ください。 無意識に出す「あの言葉」「ちゃんとしなさい!」 こどもが食事中に遊ぶ、散らかしたおもちゃを片付けずに放置する、急いで出かけたいときに限って裸で逃げ回る……。こういうときに、気づいたら「ちゃんとしなさい!」と叱っているぼくがいる。そして、口をついて出たその言葉を聞いて、自分自身がびっくりする。 「また、ちゃんとしなさい、って言ってる!」 そう意識した途端、焦るのだ

ケアと男性|第1回 ケアは面倒くさい?

この連載が書籍になりました! 第3回目まで無料公開していますので、続きが気になった方はぜひご購入ください。 「女もすなる」ケアについて、男性が体験談を書く。 それはどうしても、学生時代に暗唱させられた、あの土佐日記の逆バージョンになりやすい。 「女もすなるケアといふものを男もしてみむとてするなり(女がするというケアというものを、男である私もしてみようと思って、やってみました)」 「なんだか、それってずるい」。 男性の体験談には、このような反論が、ケアまっただ中の女性