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そうだ、ティーカップで【抹茶ラテ】を飲もう!

茶道の世界からしたら邪道で、お客さまに対しての配慮が足りないとされる「たっぷりのふわふわな泡」ですが、【抹茶ラテ】のためにはどうしても作りたい!と日々泡点てています。

私が「お抹茶を点てられるようになりたい」と思うようになったのは、大人になってから。
中国茶を習っていた時期に夫の香港赴任が決まり、渡りに船とばかりについていきお茶屋さんに入り浸るようになってからです。

香港でもお茶の授業を受けていて、お茶の歴史の回の授業がありました。

今の中国茶の飲み方が確立されたのは『清』の時代になってから。それまではお茶の葉をそのまま食べたり、お茶の葉と他のものを一緒に煮たり、お茶の葉を細かく砕いて茶筅で撹拌して飲む、という経緯をたどってきました。

この「お茶の葉を細かく砕いて茶筅で撹拌して飲む」のは『宋』の時代。
この時のお茶文化が日本に伝わり、日本で茶道として発展していきます。

日本の茶道には【抹茶】を点てるものが有名ですが、もう一つ【煎茶】を淹れる「煎茶道」もあります。
ですが、日本の茶道というと【抹茶】と認識されているため、クラスメイト達から「ぐうたらママはお茶を点てられるの?」と聞かれ「点てられない」と答えた時、抹茶を点てられるようになりたい!と思いました。


立礼式の茶道の教室に少しだけ通ったのは、帰国後。
しかもそれから5年以上もの時を経てから。
お作法は本当に全く身につかなかったのですが、先生がお点前を披露される際に点てられる【抹茶】の泡が細かくてふわふわで、それをいただけるととても幸せでした。

これが私が自分でお茶を点てる時にふわふわの泡を作りたいと思った原点です。


現在、多分私は適量の泡を作れるようになったのだと思います。

ですが、邪道にも【抹茶ラテ】でいただくことが多いため、カプチーノみたいな泡たっぷりのものが目標になってしまいました。

科学の知識がなく行き当たりばったりで作っているので毎回安定したものは作れていませんが、それはそれで楽しんでいます。

最近、今までしまいこんでいたティーカップを一客お茶棚に置くようにしました。

そうすると毎日目に入るようになり、使いたい欲がふつふつ!

今朝、抹茶碗を取ろうとお茶棚を開けたらティーカップと目が合い

そうだ、ティーカップで【抹茶ラテ】を飲もう!

と某CM曲が脳内で流れ始めました。

ということでティーカップを温め、抹茶碗で点てた【抹茶】をティーカップにうつし牛乳を注ぎ込んでできたものがこちら。

何このおしゃれなビジュアル!

接近して撮ってみたり

角度を変えて撮ってみたり、と1人で大興奮!

あまりにも興奮し過ぎて勉強をしていたこども達の所へ乱入し「見に来て!」と誘い出す暴挙に出ました。

最初は適当にあしらっていたこども達ですが、面倒くさいと思ったのか「はいはい」と義務感満載で見に来てくれました。
が、「はい、見た」と塩対応。

これは【抹茶】に興味なしってこと?
それともティーカップに興味ないってこと?
もしや、母に興味なし???😭

でも、邪道、最高!
楽しみがまた増えました。

こうやって興味がどんどんとっ散らかっていってしまうのよねー。。。

サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆