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司法試験予備試験論文式試験 論点、答案構成一覧 刑法(随時更新)
【注意事項】(2023年10月15日記)
本noteは一般的・抽象的な情報発信を目的としたものですので、個別的・具体的な事案については専門家にご相談くださいますようお願い申し上げます。また、正確な情報発信には努めますが、必ずしも内容の正確性を保証するものではなく、本noteの情報を信頼することによって損害が生じた場合でも、一切の責任を負いかねますのでご了承くださいませ。
令和5年
後程更新する。
令和4年
1 出題された論点
◎設問1
間接正犯と共同正犯と狭義の共犯(幇助、教唆)の違い
間接正犯の実行の着手
間接正犯の成立要件(是非弁別能力のない者の利用、意思を抑 圧された者の利用、故意ある幇助的道具の利用)
共謀共同正犯の成立要件
◎設問2
事後強盗罪の成立要件(「窃盗の機会」の意義、未遂既遂時 期、「強盗」の意義)
2 簡単な答案構成
第1 設問1
1 甲が長女YにスーパーマーケットC店でブドウを万引きさ せたところ、Yが何も取らずに同店を出たことにつき窃盗未遂罪の成否
(1)Yの行為について(「他人の財物」、窃盗未遂罪の実行の着手あり)
(2)甲の間接正犯の成立
2 甲が長男Xに同店でステーキ用牛肉2パックを万引きさせたところ、Xが同牛肉5パックと写真集1冊を清算せずに同店から持ち出した行為につき窃盗罪の成否
(1)Xの行為について(窃盗罪の成立)
(2)甲の間接正犯の不成立、共謀共同正犯の成立
3 罪数 併合罪
第2 設問2
1 窃盗未遂罪が「窃盗」に含まれないこと
2 甲の暴行が窃盗の機会に行われていないこと
3 甲のFに対する暴行が「暴行」に含まれないこと
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