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映画と文化

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映画と文化についての記事
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#映画観賞

「本を読め」と言われた子どもは本を読まない

同僚が「子どもが本を読まない」と嘆いていた。 小学校低学年の息子向けに児童文学書を買って…

Lawrence
2年前
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ジェームズ・ボンドの性転換と寛容のパラドックス

先日、007シリーズの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)を観た。007シリーズ…

Lawrence
2年前
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セックスの義務化とnoteの習慣化

キャメロン・ディアス主演の『SEXテープ』(2015年)は、結婚10年目のセックスレス夫婦を主人…

Lawrence
2年前
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なぜ90年代ヒット曲は「英語のサビ」が多いのか?

先日、会社で90年代カルチャーをテーマにフリーディスカッションを行った。 参加メンバーは、…

Lawrence
2年前
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『処刑軍団ザップ』タイトルの意味

B級ホラー映画『処刑軍団ザップ』(1970年)のWikipediaページには、気になる一文がある。 原…

Lawrence
2年前
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近頃の若者は優秀だ

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(2015年)では、父と息子の姿を通して、今という…

Lawrence
2年前
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なぜ人はホラー映画に恐怖を感じるのか?

ホラー映画の名作『エクソシスト』(1973年)は怖くない。 『エクソシスト』公開当時、あまりの恐怖に失神者が続出したという話があるが、それは、恐怖というより気持ち悪さによるものではないかと想像する。 悪魔に憑りつかれる少女リーガンの顔が回ったり、緑色のゲロを吐いたりといったシーンは、確かに公開当時、刺激的表現だったと思う。しかし、それらが観客にもたらしたのは、本当に「恐怖」だったのだろうか。「恐怖」でなく「気持ち悪さ」ではなかったか、と感じるのである。 恐怖のメカニズム

アメリカにはフェラチオを禁止している法律がある

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014年)では、コンピューターの基…

Lawrence
2年前
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やりたくないことは、やりたいこと。

クリント・イーストウッド監督作『パーフェクト・ワールド』(1993年)は、脱獄囚の男と人質に…

Lawrence
2年前
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「待たない社会」の先に何があるのか?

タナダユキ監督作『百万円と苦虫女』(2008年)で、蒼井優演じる主人公・鈴子は、携帯電話を持…

Lawrence
2年前
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ロマンティック・ラブ・イデオロギーの終焉

学生時代、男女が出会い、恋に落ちる。その恋は、大人たちによって引き裂かれる。お互い成長し…

Lawrence
2年前
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