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カウンセリングの種類

今回、法的な話は出てきませんが、一度カウンセリングの種類について整理してみたいと思い、記載してみました。

また、オンラインカウンセリングを受ける際の基本的な注意点を、相談者、カウンセラー、それぞれの視点から記載してみましたので、ご参考になりましたら幸いです。

1.オンラインと対面(オフライン)の違い

従来、カウンセリングは、カウンセラーが開設している相談所に電話をして予約をし、日程調整をしてから、相談所にいかないと、受けることができませんでした。そのため、相談を受けられるまでの間、その悩みを持ち続け、不安な気持ちでいなければなりませんでした。

しかし、現在はオンラインカウンセリングが広がってきており、場合によっては相談したいと思ってすぐに、実際にカウンセラーに対してカウンセリングを行うことができます。

また、一言でオンラインカウンセリングといっても、

・LINEやメール等を使ったカウンセリング(文字ベース)

・映像を伴わない電話やLINEの通話機能を使用したカウンセリング(音声ベース)

・zoom等を使用したカウンセリング(音声&映像ベース)

といったさまざま方法によるカウンセリング方法がありますので、従来のカウンセリングでは相談しづらかった問題についても、自分にあった相談方法を選択し、相談することができるといえるでしょう。

【オンラインカウンセリングのメリット・デメリット】

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2.【相談者向け】オンラインカウンセリングの注意点

オンラインカウンセリングでは、いつでもどこでも相談できるというメリットがある反面、以下のような点については注意をしておく必要があります。

① スマホやパソコン等の機器や通信環境が必要になる

オンラインカウンセリングである以上、インターネット機器や環境が必要になります。

今、この記事をご覧になられている以上は、スマホなどのネットワーク環境が整っている方が多いでしょうし、この手のインフラはほとんどの方が持っているかと思います。

ただし、音声や映像については、切れ目のないインターネット環境がないと、コミュニケーションがスムーズではなくなり、落ち着いてカウンセリングを受けられる状態にはならないでしょうから、Youtubeの視聴が途切れ途切れになっているような方は、通信環境を見直す必要があるかとは思います。

② 環境次第では他人に聞かれてしまう可能性がある

自宅でカウンセリングを受ける場合には、同居する家族に聞かれる可能性があります。そのため、事前に、イヤホンなどを準備することが必要ですし、家族に関する悩み等、家族に聞かれたくないをカウンセリングする環境としては適していないといえます。

他方、自宅にWi-Fi環境がない場合や上記の場合などに、外出先でカウンセリングを受ける場面も出てくるかと思います。当然、遮音空間で行うことが望ましいといえますが、そのような場所を確保できない場合には、関係者が聞いていることも考慮し、特定につながるような情報、人のフルネームや固有名詞を話さないようにすることが望ましいといえます。

3.【カウンセラー向け】オンラインカウンセリングの注意点

相談者と共通する部分も少なくないですが、ご参考いただければと思います。

① 高品質なカメラ、マイク、照明、通信等の環境を整えなければならない

相談者はお金を支払ってサービスを利用するユーザーになりますので、普段使っているスマホと、通信キャリアのネットワーク回線でカウンセリングを受けても、場合によっては十分なサービスを受けられないだけに留まるかと思います。

しかしながら、カウンセラーにとっては事情は違います。

高品質な環境が整っていないことによる、相談者側のストレスはカウンセラーが考えるよりもはるかに大きいと考えておいた方がよいでしょう。

画質が悪く、言葉がはっきりと聞き取れない映像コンテンツを誰も見ないように、悩みを相談する際に、映像画質が悪く、表情がはっきりとわからなかったり、アドバイスがはっきりと聞き取れないカウンセラーは相談者を不安にさせてしまいます。

対面の時には、表情、声色、息遣い、身振り手振り等、コミュニケーション情報が多いため、どれか一つがはっきりと認識できなくても、なんとなく安心感が得られるものですが、オンラインでは、対面と比べて、ただでさえコミュニケーション情報が少なくなりますので、限られた情報(音声、映像)の解像度が低いと、内容以前の問題となってしまい、再度カウンセリングをお願いされることは難しいと感じます。

② 遮音スペースを確保しなければならない

相談者が何らかの理由によりカフェでカウンセリングを受けることへの問題は少ないですが、以下の理由から、カウンセラーがカフェなどオープンなスペースにてカウンセリングを行ってはいけません。

・相談者がカウンセリングの内容に集中できない

・相談内容が聞きとれない

・守秘義務に違反する

特に、守秘義務違反については、オンラインカウンセリングのプラットフォームを利用できなくなる他、プラットフォームや相談者等から損害賠償請求を受ける可能性があります。
次からは、守秘義務の考え方について、記載していきます。

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・「Zoom」は、Zoom Video Communications, Inc.の商標または登録商標です。

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