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エンディングノート
こんにちは!相続コンサルタントの髙山です。
「エンディングノートセミナー」を開催することになったので、スライドと資料を作成していました。
「相続セミナー」は開催していましたが、「エンディングノートセミナー」は初めての試みになります。
なぜ、「エンディングノートセミナー」を開催しようと思ったのかというと、単純に反応が良いからです。
セミナーの告知をセミナーポータルサイトで行っていますが、司法書士が開催する「遺言書セミナー」より相続パーソンが開催する「エンディングノートセミナー」の方が圧倒的に反応が良いんですよね。
「相続セミナー」は顧客獲得が目的ですが、「エンディングノートセミナー」は相続を考えるきっかけとなればと考えています。
エンディングノートとは?
エンディングノートとは、一般に高齢者の方が人生の終末期に自分自身に生 じる万一のことに備えて自分の希望を書き留めておくノートです。
たとえば、
・病気になった時の延命措置を望むか望まないか?
・自分に介護が必要になった際に希望すること
・財産の内容や分割方法
・葬儀に対する希望
・遺産分割に対する考え方
・プロフィール、自分史
・家族関係図
などを記入します。
エンディングノートの役割
・いざというときの備え
・人生を振り返る手がかり
エンディングノートは終活の第一歩になります。
エンディングノート2つの側面
・家族のため
後々困ること(財産、医療、希望)
家族が決断しなければならないこと(延命、葬儀)
・本人のため
人生を考える材料
やりたいこと、やらなければならないこと
書く時のポイント
・すべての項目を埋めようとしなくても大丈夫
・書き換えても大丈夫
・家族に共有しましょう
・定期的に見直しましょう
終活の設計図→思い通りにいかない
まずは書いてみましょう。
書く時の注意点
・必ず誰かが読むことを前提に→重要
・保管場所を伝える→信頼できる人に
・ID、パスワード、暗証番号を記載しない
(コインで削れるようなものもある)
いつまでに?
![](https://assets.st-note.com/img/1693524427265-1K8nDyIBZc.png?width=1200)
その他
・早めに書いた方がよいもの
「葬儀のこと」→菩提寺の情報、墓、葬儀社、会員情報
60%の人が葬儀のことで後悔
・書いておいて楽なもの
「家系図」→家族の繋がりをイメージ、相続人の把握
・意外と重要なこと
もしもの時連絡してほしい人、してほしくない人
・意外な効果
エンディングノートを書いて気持ちがスッキリ
エンディングノートの価値
あるエピソード
・父が亡くなった数年後、母が他界
・相続人は兄弟2人
・長男夫婦同居している自宅2300万円、預貯金200万円が相続財産
母が亡くなった後、遺品整理をしているとエンディングノートが見つかりました。
エンディングノートには、
・自宅の土地建物は先祖代々のもので、お墓の管理を含め長男に引き継いでほしい。
・次男には父が亡くなった時相続した預貯金200万円を
そして最後に
「二人へ小さい時から仲が良く、両親を大切にしてくれてありがとう。
本当に幸せでした。かわいい孫の顔も見せてくれてありがとう。兄弟いつまでも仲良く助け合って生きて行ってください。」
と書いてありました。
遺産分割では揉めてもおかしくはありませんでしたが、二人とも母親の思いを汲み取り書いてある通りにしました。
相続対策の第一歩として
エンディングノートには色々なものがありますが、まずは簡単なものから始めてみてください。
エンディングノートには法的拘束力はなく、気軽に書けるというメリットがあります。
書いていくと、相続について気になることが出てきたり、問題が顕在化することもあります。
エンディングノートは相続対策には非常に良いアイテムなんですね。
相続対策の第一歩としてエンディングノートを活用してみてはいかがでしょうか?
そして相談したいことが出てきたら気軽にお声がけください。
相続コンサルタントは相続について最初に相談に乗る人です。
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