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フォーカスするのは「商品」それとも「クライアント」?

こんにちは!相続コンサルタントの髙山です。

先日お付き合いがある行政書士から、「相続した家のことで」と相談をされました。

その内容はというと(あまり詳しいことは聞いていない)

・行政書士の知人Aさんが父親が亡くなったことにより自宅を相続した
・相続人はAさんと妹の二人(二分の一ずつ相続)
・共有にしたのは父親の希望(遺言書があったかは不明)
・住宅ローンはAさんが返済している
・妹は結婚して自宅を出ていく予定

というものでした。

この状況で共有を解消したいというのがAさんから行政書士への依頼です。

行政書士は提案を出したとのことでしたが、他にも良い方法がないかと私へ相談をしてきのです。

後日、一緒にAさんに会おうということになりました。

行政書士の提案

提案は

・売買契約書を作成(妹の持分を買い取る)
・税金のことは税務署で相談

というものでした。

その提案に私は少し違和感を覚えました。

Aさんは本当に持分を買い取りたいのかと思ったからです。

自宅のローン返済と持分の買い取り、その他の経済的負担を考えるとその提案は現実的ではないと考えます。

その後

Aさんが忙しいので日程が決まったら連絡をするということで、連絡を待っていました。

でも、なかなか連絡が来ません。

私のスケジュールの関係があるので、行政書士へ連絡をしたところAさんは「とりあえずこのまま(共有状態)で良い」とのことでした。

なぜこうなったか

ありがちなことですが、自分の商品(サービス)にフォーカスをしてクライアントの本当の悩みに気づいていないことがあります。

行政書士は専門分野である「書類の作成」にフォーカスをして、Aさんの本当の悩みに気づいていなかったのでしょう。

相手の悩みの解決にフォーカスをしないと、ついつい自分の商品(サービス)を売り込んでしまいます。

最後に

相続コンサルタントは、あなたの思いや考えをお聞きし気づいていない問題を明確にして、問題解決までの道のりを作成します。

問題を解決するために各種専門家と連携し、あなたやご家族が将来にわたって幸せを繋ぐサポートをします。

あなたのためのサポートチームを結成します、

どんなささいなことでもお気軽にご相談ください。

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