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仕事を休むとどうなる?〜肩を張らずにフランス166

 週明けから調子が悪い。喉が痛くてしょうがない。

 熱はないが昨日の仕事帰りには寒気がした。

 疲れていた上にウイルスでももらってきたようだ。

 コロナでもインフルエンザでもないのは明らかだし、立てないわけでもない。休むほどじゃない。

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 病欠したことはこれまで2−3回しかない。休んだ経験がほとんどないので、手続きとか日数とかを考えたこともなかった。

« Les 10 jours d'arrêts de travail seront indemnisés à plein traitement. En effet, l'agent peut encore bénéficier de 50 jours à plein traitement (90 jours – (10 jours + 30 jours) = 50 jours à PT). L'employeur peut faire procéder à tout moment à une contre-visite du fonctionnaire par un médecin agréé. »とあるがあまりよくわからない。興味がある方はこちらのサイトをどうぞ。

https://cdg50.fr/wp-content/uploads/2019/11/2018_FicheCMOFonctionnaires.pdf

 いよいよチンプンカンプン。

 仮に3日間病欠しようとすると、まず医者の証明がいる。それは復帰後に渡してもいいが、問題は3日間の内、最初の1日分の給料は払ってもらえない。これが結構イタイ。上の文にはそれが明記されていない。病気で休むのに給料まで減らされるのがイヤだから、どうしてもという時には、その日は急用で行けないことにして後で埋め合わせをする。生徒との個別授業という特殊な仕事なのでそれでなんとかなってしまう。

 実は上のシステムを悪用する連中もいる。医者がグルになってなんでも理由を見つけて証明書を出せば3ヶ月休めてしまう。先生でこれをやる人はさすがにいない。ただ他の部署では結構普通にいる。「鬱」とか「過労」くらいの理由なら簡単に見つけられる。余計な詮索はしたくないが疑いたくはなる。何しろ3ヶ月休んでしばらく出てきてまた3ヶ月休むリズムを繰り返されたら「本当に病気?」と言いたくなる。それに出てきてる間はケロッとした様子なんだから。

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 というわけで(どういうわけ?)喉が痛くても仕事に行く。家に帰って寒気がしてすぐに床に着く。を繰り返しているうちに元に戻るでしょ?と軽く考えている。

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