「秋」？　Avez-vous dit 「秋」？？〜肩を張らずにフランス97

庭を見ても空を見ても太陽を見ても、何を見ても「秋」のはずなのに、時折り気温だけはいきなり「冬」？と思わせることのあるここ数日の天気。

まだ暖房をつけていない今の時期は5月に暖房を止めた頃と同じで、暑い寒いは服で調節しなければいけません。つい1週間ほど前に半袖半パンツでいたのがいきなり長袖のトレーニングウェアと長ズボンと靴下ですよ？よく体が悲鳴を上げないものだと思います。

日中でもせいぜい22−23度くらいにしかなりません。いわんや夜間は16-17度。油断するとお腹を冷やすことになります。

猫もかなり混乱しているようで、陽のあるうちは外のいつもの場所にいますが、少し曇ると中に入ってきます。夜も外出？はあまりせずベッドに丸くなっています。

« mi-saison »は体調を崩しやすい時期。暑くはない。むしろ寒い。かといって暖房はない。外も肌寒い。

このまま冬に突入ということもないでしょう。それでも備えあれば憂いなし。家の中で凍えるよりもセントラルヒーティングに火を入れたほうが良さそうです。

今年は点検も兼ねて色々と部品を替えてもらいました。点火には付き添ってもらう話になっています。例年なら10月10日前後の火入れなんですが、残った工事が終わっておらずたまたま今週寄ってもらえるので、いっそのこと点火してしまおうかと考えています。

ちなみにフランスには « été indien »インディアンサマーというのがあります。9月末から10月の初頭に暑さが戻る現象をこう呼びます。本来は北アメリカに起こるものですが、フランスでも暑さのぶり返しが起こるため（真似て）こう呼ばれるのが通例です。

今年はどうでしょう？もう9月も末。頭を上げるとスッキリ晴れ渡った空。空気は冷たいくらい（今日はむしろ暑い！）。

暑かったら暑いで文句を言い寒かったら寒いでまた文句を言う。

暑さ寒さが頻繁に入れ替わる、挟まれた季節の「秋」。

申し訳ないけれどまだしばらく文句を言い続けそうです。