フランスの田舎から季節だより(サプライズ)〜肩を張らずにフランス95
まだ残る夏の光にも秋の色がほんのりと感じられる今の時期。すっかり諦めていたところからサプライズがありました。
イチジクが熟してきました。
夏前の果実と比べると二回りほど小さいです。熟れた印にちゃんと色も付いています。
虫に喰われたかけた2個を食べてみました。全く問題なく熟していました。完全に諦めていただけに嬉しかったです。結果的にさほど厳しくなかった今年の夏。小さなイチジクの木ですが2回実をつけてくれました。来年にも期待したいです。
こちらもまだまだ実をつけています。
« chasselas »という種のブドウ。主にワインに使われるようです。
前の住人が残していったのが今だにしぶとく生えています。実はたくさんつけませんが、横を通るたびに2-3粒摘んで食べています。酸っぱ味のないほんのり甘いだけの味。実をつけてくれているだけでも感謝しています。
ワインといえば今週あたりから秋の « foire aux vins »がスーパーでも始まりました。ワインのボトルがズラッと入り口付近に並びます。ボトルだけでなく6本入りの段ボール箱も山積みになり、プロモーション価格になるものもあります。普段飲むくらいなら5ユーロから10ユーロまでで十分選べます。日本円にすると現行換算レートでも一本750円から1500円。こちらの感覚だと500円、1000円なんですがね。
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イチジクは1週間ほど見なかっただけで驚くほど成長していました。
つい数日前まで猛暑だったのがこの2-3日は雨。当然のことですが気温と雨と雲の様子にばかり気をつけていました。どうやら頭上だけを見て足元を見ていなかったようです。どこか健気に思えたりもします。
柿と梨は相変わらず。
「あわてない、あわてない 一休み、一休み」と言う声がどこからか聞こえてきそうです。
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