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国籍を変えるということ

なんで今の仕事をしてるんだ?と考えることがたまにあって

なんで今フランスにいるんだ?と考えるのとかさなって

なんでこうなった?と考えることになる


何度も書いてきたこと

今更なんだ?

国籍まで変えた

仕事に必要だった

今の仕事に必要だった

嫌なら他の仕事したらよかったんじゃ?

そうだったかもしれない

国籍を変えてまで今の仕事に固執する必要があった?

他にやり方があったのでは?


今の仕事に固執するつもりはなかった

仕事の方からやってきた

わざわざ探さなくてよかった

自然にやれる仕事なんてそんなにないんじゃない?

こちらでの生活が膨らんできて、今更抜け出すのも嫌だったし

ただ面倒くさかった

国籍変えたら今の生活をのんびり続けられる

それだけの理由で変えた


たまに聞かれる

国籍を変えて寂しくないの?

そういう感情はないかも

今まで国籍が変わって困ったことはないし

ほぼ100%こちらで生活しているんだから

そのほうが何かと都合がいい


表書きが変わったからといって自分が変わったわけじゃない

「すごいことをした」と思われても自分はそう思っていない

日本のパスポートを更新しようとして奥に呼び出され

「できません」と申し訳なさそうに説明された時も

「ああそうですか。別にいいんですよ」と素直に言った

そこに特別な感情はなかった

「残念だね」と周囲に言われても

具体的になくて困ることもないし

こちらで暮らすのにはその方が歯車がしっくり噛み合う


だからと言って

自分のオリジンを否定するのでもない

日本国籍を「捨てた」とは思っていない

生活する上で「取り替えた」くらいに思っている


この世なんて自分という窓から見られる世界でしかない

そこから見える世界に満足していればそれでいいに決まっている

自分が現れる前がどうだったとか

自分がいなくなった後はどうなるとか

窓がないのだから知りようがない

国籍は関係ない


つまりそういうことなんだろうと思っている

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