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お風呂?シャワー?(その2)〜肩を張らずにフランス84

ちょうど1年前バスルームとトイレのリフォームをした(キッチンと玄関を3年前にやったところ!)。トイレについてはこれといって話すネタもないのでバスルームの話だけすることにする。

今回は床を掘り下げることはせずすでにあるタイルに重ね貼りした。既存のシャワーと使ってなかったバスタブを取り外し(破壊し)、天井と壁を剥がすところからやった。「なんで天井?」バスルームの天井板というのは水避け処理された石膏版を使う。壁も同じ。ひび割れが激しく新しくやり直す必要があったということ。壁と床にはその上更にタイルを貼った。

さてシャワーとバスタブをどうやり直したか?

ほぼ落書き

ここは頭を悩ませたところ。どうせやり直すんだから一生後悔のないように「日本風」にしたい!設計事務所や専門家にはきかずに自分で図面を描いた。ちょうど115cmの日本風バスタブを見つけたのでそれに合う120cmのシャワートレイを並行しておき、間に足置きを一段置くことでタブに入りやすくした。実はこの30cmほどの一段が腰掛けになったりもする。この図面にたどり着くまで一体いくつの案を出したことだろう?正直完成するまで不安は拭えなかった。開けてびっくり玉手箱!仕上げを五稜じろ!

水道電気(この2つは同じ職人)、壁、タイル。それぞれの職人に依頼した。誰1人としてこんな風呂場は見たことがないと言っていた。天井、壁が終わり、バスタブを設置し、タブが寄りかかれるように壁をおこし横にシャワートレイを置く。ここまで出来上がってやっと「これは大丈夫」と思えた。思えばよくあんな図面だけで工事ができたものだと今更感心していたりする。

シャワーにはアングルにガラス引き戸をつけたので、一旦扉を閉じると閉鎖空間が出来上がり、日本のユニットバスのようになる仕組み。図面ではそうなるはず、、、




できた、できた!思っていた通り、いや思っていた以上の出来だった!ここまで来ると後は壁とバスタブ周りのタイル張り、それから洗面所が残るばかりだった。

1ヶ月ほどかかった工事が済み、初めてバスタブに湯をはり使った時の恍惚感!

「いやー、日本人でよかった!」

コマーシャルみたいなセリフが違和感なく出るわ、これは。

職人さんたちが口を揃えて「見たことない形だったけど、いいバスルームになった」と言ってくれたのが何とも嬉しかった。

今はまだ残暑真っ盛り。流石にバスタブに湯をはることはない。2-3日に1回のシャワー10分で十分事が足りる。タブを使うのは晩秋から。それまではシャワーで体を洗いながら、自分で設計したバスルームを眺めて満足している。

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