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12月30日に思うこと

 日本にいないとテレビもつけない。

 テレビをつけないと流行りに乗れない。

 年末年始特別番組とか日本歌謡大賞、紅白歌合戦とかゆく年くる年、そのほかバラエティー特番なんかを四六時中つけていた20数年間ははるか昔の話。歌手も俳優も芸人もサッパリわからなくなってしまった。

 見たいと思った時期もあったが見なくなって何十年も経つとどうでもよくなる。見たところでそれを話題にできる取り巻きもいない。大体日本の流行なんて外国に永住する身にはそれほど意味はない。

 その時は面白いと思っても記憶に残す意味がないので時間の無駄。そんな時間があったらnoteの記事でも書いた方がいいし、ピアノで新しい曲を1ページでも覚えた方が満足度がある。

 12月も30日になると色々な特番が組まれていたと思う。特番であろうが普段の番組であろうと見なければ同じ。多分見ても同じ。

 画面の中でバカ笑いをしているテレビを見て笑い、長続きしそうもないレストランのメニューを見て涎を流し、ドラマ風にもっともらしく語られる三面記事を見て頷いていた時代もあった。

 テレビはつけっぱなしだったことを考えるとなんとなく洗脳されていたような印象を持ってしまう。同じものを見て同じ瞬間に笑い同じ話題と意見を共有する。

 あの中にサブリミナルメッセージなんかが挟まっていたら…なんて考えるとゾッとする。流行にベッタリな国民だとこんなやり方でいとも簡単に動かすことができるだろう。

 今日はもう31日。2023年最後の日。

 さっき気づいたが関東大震災からちょうど100年。1923年大正12年だったということ。

 たった100年前でも大正…
 時間が経つのは早いようで、実際は長くて濃い。

 この先30年ほどの歴史の証人になるわけで、どう転がるなんてわからない。


 流行もので笑えているのもいつまでか…
 なんて考えてしまうこ今日、年の瀬…

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