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クリスマス=祭日=祝日=休日?〜肩を張らずにフランス150

 昨日はクリスマス当日。日本では祝日ではないようですがフランスでは国民の祝日。日曜だったイブに昼ごろまで空いていたスーパーもこの日は休みになります。

 ふと思ったのですが、大体スーパーが完全に閉まる日が年に何回あるんでしょうかね?

 (十)数年前までは祝日に店を開けることが禁止されていたように思います。不便ではあっても労働者保護の大義名分を掲げられほとんどの店が閉まっていました。妙なことに近所のスーパーは日曜でも昼まで開いていました。それまでもそういう習慣があったのでそのまま続けていたと聞きましたが、法の穴というのもあったようです。

 規制が緩んで(十)数年になります。年に決められた回数だけ、時給を倍払うという条件で店を開ける許可が下りるようになりました。地味なようですがこれがなかなか評判が良かったようです。休日でないとゆっくり買い物のできない労働者にはありがたいし、学生バイトも休日で倍払ってもらえるのはうれしい。店にしても休日の集客量は給料を倍払うだけのメリットがあったようです。

 12月25日クリスマス当日は、店も完全に閉まる数少ない祝日のひとつです。他に何があったかなぁ?1月1日元日、5月1日メーデー、5月8日第二次大戦停戦記念日(←定かでない)、7月14日革命記念日、11月11日第一次対戦停戦記念日くらいか?これらは共和国民の祝日として定められていてキリスト教の祭日とは扱いが違います。国民の祝日となるので基本働かないです。ちなみにフランスの祝祭日のリストが在日大使館から出ているのでリンクを貼っておきます。

https://jp.ambafrance.org/article1468

 今ここで話しているのは店が開くか開かないかなので、学校関係などが休みになるかではありません。どうかご注意を。

 キリスト教の祭日はさまざまな扱い方をされ、休みにするところもあればそうでないところもあります。あんまりバラバラなのでいちいち確認が必要なんですよ。官公庁や教育関係、民間と本当にまちまちです。

Assomption 聖母被昇天祭(終戦記念日ではありません)

 こう考えるとクリスマスが祭日であり祝日であるのは例外ということになりますね。クリスマスという日の宗教的な意味合いがどんどん薄くなってきた今の時代、国民の祝日としての認識が一般になったということなんでしょうか?店まで閉まるというのはある意味象徴的に見えます。

 さてイブの開けた今日はクリスマス当日なんですが、信者でない限りパーティー明けで胃と疲れを癒す日でしかありません。我が家の料理人もひと休み…できればいいんですが…

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