【アラフィフエッセイ】息子からのお土産
息子が修学旅行から帰ってきました~
昨年の宿泊研修は初日に体調を崩してしまい、
嫌な想い出となってしまったので、
無事に旅行を終えて良かったです。
① お土産のお披露目
息子は帰宅後すぐに、
「ママ、美味しいカステラ買ってきたよ~」
得意げにボストンバックから
大きなカステラを出しました。
私「ありがとう!こんなに大きいの選んでくれたんだ」
息子「ママ、まだあるよ」
そう言って、
じゃじゃ〜〜んと
もう1本大きなカステラが出てきました。
私「え――!いっぱい買ったね―!」
息子「びっくりするの、まだ早いよさ」
え? と止まった私の前に
ミニサイズのカステラが置かれました。
私「全部カステラー??」
息子「驚くのは早いよ。
さて、くじ引きで何が当たったでしょうか?」
も・・・もしや・・・???
息子「あのね、カステラが当たったんだよ。凄いでしょ?」
もうひとつミニサイズのカステラが並びました。
② お土産の理由
テーブルには、メ―カ―や味の異なるカステラがズラリ。
何とも贅沢な光景です。
私「自分へのお土産はどうしたの?」
息子「全部カステラにした。色々楽しめるでしょ」
小学生の息子が、そんな現実的なことを考えるとは・・・
息子によると、
〇 キ―ホルダ―などは、校則で使えないから買っても意味がない
〇 ご当地歯ブラシを買っている人がいたけれど、使用感がわからないから止めた
〇 カステラは、種類も豊富でみんなで楽しめる
しかも、数日間楽しめるのがいい
と考えたようです。
みんなで楽しめるから、と選んでくれたなんて、嬉しいじゃないか。
ま、お金を余らせてポケ〇ンカードを買おうと
企んでいましたけどね。
③ 家族みんな違うね
夫は出張に行くと、
「何しに行ったん?」とツッコミたくなるくらい、
たくさんのお土産を買ってきます。
万が一の時を想定してお金を渡すけれど、
もれなく特産品に化けてくる。
荷物の半分がお土産になるっていう、不思議。
ホント、わからん。
娘は、小学生の時に
自分の身長と変わらぬほどのぬいぐるみを抱えて帰ってきました。
しかも、ぬいぐるみは種類は違えど
自分用・息子用・私用の3つ。
今でも抱き枕として重宝(だいぶ、くたびれた)している
けれど、荷物がハンパなく多かったです。
帰りのことを考えていたのだろうか?
びっくりして笑ってしまった記憶が残っています。
私はと言うと、お菓子やおつまみを少し買う派です。
自分にも殆ど買いません。
修学旅行では、祖父母へのお土産にお箸を買ったものの、
使い勝手が悪かった想い出が残っています。
お箸は、握った感触とか、掴みやすさがあって難しいですよね。
品物だと使用感や好みが分かれるため、
意外とハードルが高いことに気づきました。
私も歳を重ねた分だけ経験から学んだワケであって、
お土産の選び方も家族それぞれ異なります。
なんか面白いですね。
娘が
「ちょっとー、小学生なのに現実的すぎてコワイ。
友だちとお揃いとか、キャラクターとかに惹かれんの?」
と、がやがや言うものの、息子はぜーんぜん気に留めませんでした。
「ねえ、一緒にカステラ食べようよ」
息子くん、優しいね~
たくさんのカステラが出てきた時は
少し不思議に思いましたが、
一緒に食べられることを思うと『ナイスセレクト!』です。
なんせ、思春期男子ですもの。
来年あたりは口もきいてくれないかもしれませんからね・・・
しばらくは、
お土産のカステラで楽しめそうです。
貴重な時間ですね。
息子くん、ありがとう。