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あるメールの内容



【やめたくてもやめられないこと】
7月〜10月の3ヶ月間の学級はひどいものでした。
何より私自身がひどかったです。
・子どもを否定する
・怒鳴る
・イライラする
・感情的に起こり散らす

やめたかったです。

そんな自分が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

しかし今思うと、やめたくなかったのだと思います。

なぜなら、やめたら学級が壊れてしまうから。

怒鳴れば言うことを聞く。
圧をかければ静かになる。
注意をすればおとなしくなる。

心の奥深くではきっとそんなことばかり反芻していたのだと考えます。

そんな私が実践してきたことの1つに一筆箋があります。

10月の半ばから始めました。

岐阜県のあるセミナーに参加し始めてからの追試でした。

小さなポストイットに一言「学級で増やしたい行動」をお家の人に向けて書くだけです。

今までは長々と書いていたので、どうしても億劫になっていました。

しかし、これなら続けられると思い実践を開始しました。

初めは子どもたちのよいことすら思い浮かびませんでした。

あの子は何をしたっけ?
あぁ、あの時いいなと思ったけれどどんなことをしてたっけ?

のように(⌒-⌒; )

目線の弱さ、アンテナの低さが露呈しました。

さて、今では1日に10〜20枚書ける様になりました。

昨日は19枚書きました。(昨日で140枚達成です)

お家の方からも多くのお手紙をいただけるようになりました。

「家族全員で喜んでいます」

その一言で目が潤んだ時もあります。

私のクラスにいる最も学習ができない、読めない、書けない離席をする男の子がいます。以前までは廊下に出て学校の1番上の階まで逃げていました。

そんな彼は今最も大きな変容をしています。

彼に一筆箋を渡し始めてから40枚に達した頃です。

席に座る様になりました。

たった一回ではありません。4時間、5時間と座れる様になってきたのです。

その子は一筆箋を家に持ち帰りません。お泊まりの道具箱に大事にしまっています。

時々、チラッと見ています笑

この実践に出会って本当に良かったです。

そして、私自身も変わってきました。

ある先生は、

「人間らしい生活ができる様になりましたね。」

とおっしゃっていました。

ある時には先輩の先生にキャンプへ誘っていただき自然を満喫できる機会をもらえました。

外に出るようになったのが1番変わったところだなと感じています。

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