技術だけではない。〇〇が前提にあってこその技術だ。
山形の小井戸先生の1時間セミナーに参加。
朝から、学級経営の基礎や技術について濃密に学べた。
その中で印象的な一言が先生の口から飛び出した。
「こうやって学ばれている先生方でもそれを使ってはいるがクラスが変わらない場合があります。」
なんだろう?
とふと思い考えたが出てこなかった。
「技術を知って、それを使う。でも、うまくいかない。その原因はマインドが問題なんです。」
聞いた瞬間、今年の前期の自分を思い出した。
学び始めてから2年半。
なぜか学級が荒れた。
プライドはズタボロだった。
ここまで学んできて、なぜこうなる。
子どもがなぜ変わらない。
検定も受け続け、級も上がっているのに…!
そんな自分に腹が立っていた。
しかし、それはただ自分に酔っていただけだった。
技術を知って、使っているだけでは子どもは変わらなかったのだ。
後になって気づいた。
黄金の3日間はとっくに過ぎ去っている。
ここで今のクラスの状態を立て直すのにはどうすればいい。
暗中模索の日々だった。
そんな中、伴先生のYouTubeを偶然にも見続けていた。
そして、見つけた。
小井戸先生の学級通信。
『Thread of light』
すぐに注文した。
藁にもすがる思いだった。
非常にわかりやすい内容で自分にもできると思った。
しかし、やり方は分かったが小井戸先生がどのような気持ちでこの実践をされているかをもっと知りたかった。
決めたならば、本気で変えたかったから。
自分を、そしてクラスを。
そして、また偶然にもちょうど良いタイミングで小井戸先生のセミナーを見つけた。
そこから私の学級の荒れが落ち着いてきた。
3ヶ月間本気で立ち向かった。
まずは自分と。
初めて習ったことをそのまま追試した。
緊張した。
言葉が吃る。
知っているのに出てこない。
喋っていて上っ面感を強く感じた。
本意でそう思っていないのに気づいた。
ここからは自分のマインドを変える日々だった。
セミナーで学んでは、まずマインドから出力した。
朝から目標を書き出した。
一筆箋を200枚以上書くと決めた。
ほぼ毎日15枚は書いた。
子どもの行動に本心から感謝し、褒められるようになった。
マインドを変え、行動する。
あとはそれを続けるだけ。
だから、変化できた。
これが学び続けることなのだとわかった。
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