メキシコで就職する方法 ②転職エージェント

A.              リクルート会社

1.                通訳者は売手市場か?

本書の発行時点(2023年)で、通訳者は売手市場であると言えます。というのも、新型コロナウイルスの影響で日本人の通訳者の方々がかなりの数帰国をしたという背景があります。また、僕自身もコロナ禍の真っ只中で転職したこともあり色んな会社で通訳の採用状況を耳にしましたが、要するに職を探している通訳者の数はある程度いる者の、企業側の「採用基準を満たした」通訳者を探し出して契約するのはかなり難しい競争が激化しているということです。

そういう意味では通訳者は、前述のように通訳職と総合職の兼業化という傾向があるものの良い条件で採用してもらえる可能性は高いと言える点で売手市場と考えられます。

2.                代表的な2つのルート

さて、ここからはより具体的にメキシコで就職する方法を紹介したいと思います。

まず、メキシコで就職するルート、仕事を探す方法は大きく分けて2つあります。ひとつは、先に紹介したメキシコ日本商工会議所の求人ページを通してです。この方法は、面接等のセッティングや企業とのやり取りを全て自分で企業を相手にすることがデメリットです。

一方で、メキシコにも日本のように転職エージェントというものが存在します。日本で言う「リクナビ」のようなものですね。転職エージェントの良いところは、無料で自分の希望にマッチしそうな企業の候補を探してくれて、必要であれば面接や履歴書等の応募書類の添削まで担当の人がついて対応してくれるところです。無料で様々なサポートを受けられるという点から、既にメキシコ日本商工会議所の求人ページを使う意義はそこまでないことから、メキシコで仕事を探す場合は転職エージェント一択で良いと思います。

 

3.                 QUICK GLOBAL MEXICO

ここからはメキシコの日系の転職エージェントについて紹介したいと思います。まずは、Quick Global Mexicoです。

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