職業的自由と学びなおし

僕の他の記事で、自分の人生をどのように生きたいか、ということに対して、「FIREが理想だけど、職業的自由を手にいれる方が先」ということを言いました。
その記事では、職業的自由をどのように手にいれるか?ということについて論じましたが、
今回は、なぜ職業的自由が欲しいのか?について考察していきたいと思います。

組織で働きたくない

職業的自由が欲しい理由について、最初っから本音を言うと、「組織で働きたくない」というのが本音です。
まずは、ここから掘り下げいきたいと思います。

性格的な理由

結論から言うと、僕はメキシコという陽キャ大国に住んでいるにも拘わらず、通訳という喋ることが多い仕事をしているにも関わらず、メキシコで弁護士というコミュニケーションが重要な仕事に就くことを望んでいるにも拘わらず、コミュ障だからです。
もちろん仕事の話になるとしっかり必要なコミュニケーションは取れます。
ただ、世間一般に言う営業の方のように雑談とか初対面の人と仲良くなるのが非常に苦手です。
出来れば、自分のやるべきことだけを誰ともお喋りせずに黙々とやる方が合っています。
だから通訳より翻訳の方が好きなのかもしれません。
いわゆる「内向型」人間というやつです。
ただ、やっぱり内向型の人間だと人付き合いで気疲れしてしまう部分があるので、可能であれば出来るだけ一人で進められる仕事の方がありがたいわけです。

仕事の負荷

仕事の負荷というのも大きな要因です。
やはり組織で働いていると、仕事が自分で進められない人、あまり仕事のやる気のない人というのが少なからずいます。
当たり前ですが、会社という組織はチームで仕事を進めて利益を出さなければなりません。
なので、組織では他の人の出来ていない仕事をサポートしなければなりません。ネガティブな言い方をすると尻ぬぐいです。
ただ、組織だと大体の給与体系というのが決まっているので誰かをサポートするというのは評価されるべきですが、誰かの仕事をサポートした(仕事をした)分給料が上がるわけではないというジレンマがあります。
因みに、僕の場合、前職で周囲にやる気のない人が多く、尻ぬぐいばかりやってたら帰るのがめちゃくちゃ遅くなってしまいました。
組織で働かないフリーランスだと全部自己責任ですが、やった分だけはお金としてアウトプットされます。
また、収入と相談してフリーランスには仕事の負荷を調節しやすいというメリットもあります。

仕事がなくなる可能性

終身雇用時代は終焉に近づいているとはいえ、まだ日本では終身雇用の考えが根強く残っていますが、仕事がなくなる可能性というのは考えておかなければなりません。
特に僕の場合、外国の日系企業で働いているので会社がその国から撤退ということも十分にあり得る話です。
仕事がなくなるという広い意味での可能性は以下のものが考えられます。

  • 経済危機(直近ではコロナ禍)によるリストラ

  • 体調を崩して仕事を変えざるを得なくなった

  • 人間関係等のトラブルで会社にいたくなくなって辞めた

選択肢が無いというのは大きなリスク

想像してみてください、上記の仕事がなくなるリスクでは実際に何が起こるでしょうか?

  • リストラされて前職より安い給料で不安定な職に就くハメになった

  • 体調を半分崩しているけど今の職場で騙し騙し働き続けなければならない

  • 人間関係がキツイ職場だけど、他に転職できる先がないから嫌々精神をすり減らしながら働いている

これでは、何かがあったときに自分の人生、ひいては家族の人生が悪い方向へ行ってしまうというリスクがあるし、何より会社に依存した生き方、今自分が働いている会社が自分に対し生殺与奪を握っているといっても過言ではありません。
僕が避けたいリスクとはこれです。
もっと言うと、冒頭の「組織で働きたくない」というのはこれらのリスクから来ていると考えています。
では、このリスクを回避するためにはどうすれば良いでしょうか?
そこで、今回の記事のタイトルで出てくる「学びなおし」と「職業的自由」の関係性について考察したいと思います。

職業的自由を手に入れるには学びなおししかない

ちょっと大げさかもしれませんが、前述したリスクから逃れるための方法としては学びなおしが一番手っ取り早いと考えられます。

会社に依存しないで働くことのできるスキル

上記の会社で働くリスク、組織で働きたくない、というのを実現するのは、答えが単純で会社で働かなければ良いのです。
ただ、会社で身につくスキルというのは、社内でしか役に立たないスキルが結構あります。
そのような前提で、会社で働きながら会社に依存しないで働くスキルを身につけるのは中々に難しいです。
フリーランスなら、企業を相手に自分の仕事で価値を提供できる程のスキル。
転職なら、どこの会社でも働くことのできるスキルが必要です。
そして、社内でそのようなスキルが身につかないのであれば、これは自主的に学びなおしするしかありません。

学生の時の勉強より社会人になってからの勉強の方が大切かもしれない

僕は、大体2年前から将来的にフリーランスになることを目指して学びなおしを始めました。
学びなおしといっても、小中高大の学校の勉強をやり直しているというわけではありません。
学生の頃には全く関係も興味もなかった法律の勉強をしています。
はっきり言って、大学までの勉強は、生きていくために役にたっても勉強したことが収入に直結するとは言い切れません。
これは文系に顕著で、ほとんどが大学の勉強とは関係ない仕事に就きます。
残念なことに、企業は何を勉強したかより大学卒業資格の方を重視するからです。
もっと言うと、就活したことがある人なら分かると思いますが、「志望業界を決めろ」と言われて違和感を覚えた人は沢山いると思います。
たった20代前半でどの業界を決めろなんて無茶振りもいいとこです。
逆に言うと、一度社会人として働いてみると、就活の時より現実が見えてくるので、働きながら「これ面白そう」、「この仕事は自分に合ってる」、逆に「この仕事はずっと続けてられないだろうな」ということが分かってきます。
そうすることで、転職して何をやりたいだとか、このぐらいの収入を得るにはこの職業に就くのが良い、これを勉強すれば収入が上がると考えるようになり、
社会人で時間も普段ないため、自分の実益に直結するような勉強をする場合が多いため、
収入を上げる、スキルを身に着けて職業的自由を手に入れるという点においては学生の時の勉強よりは、社会人になってからの学びなおしの方が大切だと考えられます。

職業的自由と学びなおしのまとめ

今回は、職業的自由と学びなおしの重要性と関係性について考察をしました。
今の時代、働き方も多様になってきて、終身雇用の時代も終わりを迎えつつあるし、雇用も不安定な時代になってきました。
だからこそ、個人が職業的自由について考えて、それを実現するために社会人になってから学びなおすことがその近道であると僕は考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?